カテゴリー「XF 18mmF2 R」の6件の記事

2013年5月15日 (水)

私にとってのベスト・マッチング

13051006

このモニター用のレンズやって来たのが、約1ヶ月前。
それから2000回近いシャッターを切り、そのうちの95%ぐらいはこのレンズを使っての撮影でした。

旅行中は別として、こんな短期間にこんなにたくさんの写真を撮る事は今まで無かったように思います。
まあ,モニターという事で、あとでサンプルや感想も送らなきゃならないという緊張感もあっての結果かもしれませんが、それ以上にX-Pro1というボディとこのレンズとの組み合わせが、私の「カメラ心」(なんじゃそりゃ?笑)をくすぐったようです。

13050321

昔から50ミリ単焦点レンズばかり使っていましたが、その時は「大き過ぎて画面に納まらない」とあきらめる事がよくありました。

ところがこのレンズは、大きい物でも小さい物でも良し
おまけに、明るくても暗くても良し
さらには、カラーでも白黒でも良し

レンズ交換式カメラですから、その全てがレンズだけによる所のものではないかもしれませんが、好感度はかなり高かった組み合わせです。

13042809

細かい事で言えばAFなんかは、正直、DP1Xよりも迷う事が多いシーンもあったりと、けっして良い所ばかりじゃないけれど、それもMFとライブビューによるファインダシステムで補えば、近眼の私でも問題なく使える、というかMFが不自由無く使える事で,むしろ写真を撮る面白さが増したような気さえします。

13050618

私の様なにわかカメラ好きが使用感やクセについて語っても的外れかもしれないし、レンズ交換式のカメラで、そのレンズだけを取り出して語る事はもっと難しいです。

ただ一つ言える事は、このボディとレンズの組み合わせは、これまでの私のカメラ人生の中で「ベストの組み合わせ」だと言えるぐらい心地良かったです。

13042305



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


| | コメント (0)

2013年5月14日 (火)

焦点が合う。

13042122

「あれっ、ちゃんと写ってる」と言う、ある意味妙な感覚にとらわれた、最初の写真。
普段はこんな写真だと,撮影後、家に帰って来てPC上でモニターしてみると『何撮りたかったんだっけ?」と迷ってしまうんです。でもこの写真は開いた瞬間「ああ、この枝の小さな鳥が撮りたかったのね。」というのがわかりました。

13042615

ワイドレンズである上に対象物が小さいので、普通に考えると狙いがはっきりしない写真になりそうな気がするのですが、不思議と「ちゃんと焦点があっているなあ」と言う安心感があります。

13042810

13042913

それは「物理的にちゃんとピントが合っている」と言う感覚とは違い、「自分が狙ったものがしっかり見えてるなぁ」と言う意味で「焦点が合ってくれている」と感じるのです。



あくまでも個人的な感想ですが。

13042914



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


| | コメント (0)

2013年5月13日 (月)

「レンズのおかげ」なのかはともかく...

13042620

普段、夕日の撮影は自宅の窓か二階の屋根が定位置で、あんまり外に行く事はないんですが、この日は雲の様子が良さげに見えたので、カメラを持って外に出ました。

13042621

正直に言えば「Foveonセンサーの空色」がツボにはまってからは、どのカメラを使っても満足することができず(それもまたDP1Xを「空カメラ」と呼んだ理由。ただし直射日光は苦手。)、故にほとんど写す事がありませんでした。

13042622

そのせいなのか「奇麗な夕焼け色が観れそうだ。」とか思って飛び出したわりには、早々とカメラを白黒モード(Yeフィルター)に切り替えて、撮影を続けています。
ただこの時、目の前に広がっていた、ちょっと嘘っぽいくらい豪華にも見える夕暮れの風景の雰囲気が、色の無い写真であるにも関わらず、ちゃんと画像の中に織り込まれているように見えて、ちょっと驚きました。

13041625

その事自体、レンズ性能によるものなのか、それともボディの中のソフトウェアが優秀なのかはわかりませんが、少なくとも久し振りにDP1X以外で、空の様子を満足の行く形でカメラに収める事ができました。

13042626



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


| | コメント (0)

2013年5月11日 (土)

雪を撮る。

13042114

4月21日。
このレンズが届いた数日前には、さすがに雪景色の撮影は無理だろう、と諦めていましたが、この日、幸運にも?雪が降りました。

13042121

13042115

正直、みんなが「まだか、まだか?」と一日も早い桜の開花を待ち望んでいた時に、思い切り足下をすくう寒気と雪。

ひょっとしたら、この状況を喜んでいたのは私だけかもしれません。

13042116

13042117

この日の撮影を通じて、全般的に思った事が「雪の粒がきれいに写るなぁ」と言う点。
早朝でちょっと薄暗いと言う条件下だったので、雪の粒が白い線になって流れることがないようにできるだけ絞りを開けての撮影でしたが、いつも使っているY/CマウントのPlanarみたいに像がにじむ事も無く、思った以上に雪の粒もきれいに(あくまでも主観)に撮れてました。

13042118

13042119

この結論に到る科学的根拠は皆無で、見当さえつくはずもないのですが、少なくとも「こんなに雪の粒がきれいに(私好みに)写るレンズは初めてだなぁ」というのが、正直な感想で、それだけでも私にとってはじゅうぶんポイントの高いレンズでした。

13042120



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


| | コメント (0)

2013年5月10日 (金)

画角は似ているけれども

13042011

このレンズで言えば、画角的には今まで使っているDP1Xとほぼ同じような印象。

ただDP1Xの場合は、どうしても近くにあるものを切り取ろうとすると、その画角の広さ故、周囲の余計なモノが写り込み過ぎる感があり、肝心の対象物が小さく見えて今ひとつ思ったような写し方ができません。したがってそういったものを撮るよりも、大きな風景なんかを切り取る方が使い勝手が良いように感じて「空カメラ」なんて勝手に呼び名を付けて、上ばかりとっていました。

それ故、この18ミリのレンズも、使う前はそんな先入観を持っていましたが、いざ写してみると、前回も書いたように思い切り寄れるレンズという事で、色々なものに近づいたり下がったりしながら撮ると、予想に反して、とても楽しめるんです。

13042001

で、色々と使っているうちに思った事が、これはレンズ性能以外にプレビュー用のモニター(あるいはファインダー)の性能にも関係があるような気がしてきました。
DP1Xは背面モニターを観ながら構図を決めたり、ピントを確認したり(あんまりできないけど)、色合いを確かめたりするんですが、その精度の低さと小ささの故、写す瞬間や撮影後のプレビュー時に写した対象物が、余計に小さくボンヤリと見えて、撮影をしている間は特に欲求不満が貯まり、逆に比較的大まかな構図だけで様子が把握し易い空の風景なんかの方が、写していて楽しく感じていたのかもしれません。
一方、XF18mmを使うこのカメラシステムでは、ファインダーでしっかりと構図や色などの細部まで確認してシャッターを切れる事が、それ自体が写す事への充実感となり、結果、同じ様な画角のレンズでも、使った印象が変わり、向ける対象物が変化するのかもしれません。

これ自体レンズ性能云々という所とはちょっと違う話ですが、逆に言えばあわせるカメラシステムとの組み合わせ、あるいは相性 によって、レンズそのものの印象が大きく変わるんだなぁ(特にデジカメに関しては)、ということを思い知らせれました。

13042018



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


| | コメント (0)

2013年5月 8日 (水)

ファースト・インプレッション

13041805

ネットでカメラのレンズのモニターに応募したら、あっさり当選。
先月の半ばくらいから、そのレンズをメインで写真を撮っておりました。

まず最初に驚いたのは「スゴく近くまで寄れるレンズだなぁ」と言う事。
最近は大概のカメラに「マクロ機能が」があって、近づけること自体は、それほどの驚きでもないし、このボディの方にももちろんボタン一つでマクロに切り替わります。

ところがこのレンズ、その「マクロ」に切り替えなくても10cmぐらいまで軽く寄れるんです。
(と言うかマクロに切り替える必要がまったくない)

とりあえずこんな焦点距離の短いレンズを使うの初めてだったので、色々と楽しませてもらいました。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


| | コメント (0)