カテゴリー「博物館」の15件の記事

2013年9月 6日 (金)

北海道は「化石王国」?!その3

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北海道の中心地である「札幌駅」から歩いて数分という好立地にありながら、広大な敷地を有し、あまつさえそのキャンパス内に川まで流れているというアンバランスさが何とも言えない北海道大学。道内に住んでいて大学をめざした者なら、かならず一度は憧れるものの、そんな若者たちの多くが、それが到底叶わぬ夢と気付き、青春の挫折の一歩を味わった場所ではないだろうか。
(私の場合は最初からお話しにならなかったので、眼中にもなかったけど)

そんな自分がちょっと風邪気味で熱っぽい体をひきずりながら、家族とともにそのキャンバスでビーフカレーを喰らっているのは、いったい何の因果か?


...とまあ、くだらない前置きはこれくらいにしてさっそく本題へ入りましょう。


ここには古い校舎を利用した博物館があり(この建物だけでも一見の価値有り)、特に道立の大きな自然史系の博物館が見当たらない札幌に置いては、ある意味とても重要なポイントとなっている場所であります。
で、毎年夏休みに合わせて企画展を開催するのだけれど、今年は「巨大ワニと恐竜の世界 ―巨大爬虫類2億3千万年の攻防―」と言うことで、うちの家族たちは、薬と微熱でフラフラになった私など眼中にもない様子で、取る物もとりあえず会場に馳せ参じた訳であります。

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体長12メートルと言うから、サイズ的にも恐竜たちと何ら遜色無い巨大爬虫類ですが、分類上はあくまでも恐竜類とは一線を画す存在のワニたち。
一方は中生代の終わりにほぼ絶滅してしまったのに対し、こちらのワニたちはその後も生き、進化を続け、現在も同じような姿で生き続けています。ただ、中には見た目の顔つきや体つきだけなら恐竜と見分けの付かないような姿のワニの祖先(二足歩行だったヤツもいるくらい)もいたりして、なかなかに興味深い展示であります。

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もともとこちらの展覧会を企画した北大の先生が古代?ワニを専門に研究をされているらしいのでこんな企画になった訳で、今回の企画展のために準備された図録も主にそのワニ類の進化の過程を中心に解説されたものでしたが、それ自体、読んでいてスゴくわかりやすく、また恐竜と共通する部分や相対する部分なんかも想像しながら読むとなお楽しい一冊でありました。

また、ここではボランティアの学生さんが色々と説明もしてくれるし、質問にも丁寧に答えてくれるので、とっても勉強にもなるし、キャプションに書ききれないお話なんかも聞く事ができます。

そんな企画展ですが、すでに来場者が2万人を達成しており、さらにはこの旅行から帰って来た頃には3万人を突破したということですから、「静かなる恐竜ブーム」(と勝手に私が呼んでいる)はまだまだ継続しているようです。

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「恐竜化石」と言う点ではあまり目立たない北海道ではありますが、哺乳類や貝、海生爬虫類の化石などの産出量や埋蔵量なら、決して他に引けを取らない(単純に面積も広いですから)...と思うので、これからもっと盛り上がって行きそうな彼の地にて観た、大粒とは言えないけれど、とっても充実した内容の企画展でした。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

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2013年8月31日 (土)

北海道は「化石王国」?!その2

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1枚目からコメントに迷うような写真からスタートします本日のブログも、昨日に引き続いて北海道のとある博物館の紹介です。

北海道を流れる石狩川沿いには4つ(あるいは5つ)の「川」の字の付く町が並んでいるのですが、そのうちの一つ、滝川市にあります「美術自然史館」。
その名の示す通り1階が自然史に関する展示で、2階には郷土の芸術家の作品が並んでいたりする建物です。

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2013年8月30日 (金)

北海道は「化石王国」?!その1

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正直、大きな稼ぎがある訳でもないのに、こうも毎年北海道までわざわざ家族で帰省している理由の一つが、彼の地が「知られざる化石王国」であり、そのせいでそれにまつわる展示を行う博物館が多いからであります。

「日本で化石発掘」と言えば福井県を筆頭に、熊本県や兵庫県、はたまた福島や岩手が有名だったりしますが、実を言えば北海道も、昔から海生爬虫類やアンモナイト、哺乳類などの化石を非常にたくさん産出している場所であります。
 

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今日紹介するのは北海道の観光地としては超メジャーなかの富良野から車で1時間ちょっとの所にある(旧)穂別町(現在は合併して鵡川町)にあります「むかわ町立穂別博物館」です。

ここも過去に「化石で町おこし」を考えていたような痕跡が町の至る所にある場所で、その痕跡の一つの様にも見える少々古めかしい博物館に一歩脚を踏み込むと、こんなクビナガリュウの化石が私たちを迎えてくれます。
 

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2013年7月 5日 (金)

「人と恐竜」が交錯する実話

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こんな話があります。

国立科学博物館にあった、とある肉食恐竜の全身復元骨格で、実質日本に始めてやって来た恐竜の化石。
それは「日本の子どもたちに恐竜化石を見せてあげたい!」という日系人実業家の強い想いによって、その発掘と研究、復元のための資金を、自分が築いた財を投げ打ってまで捻出したことで実現しました。
ちなみにその実業家がそもそも恐竜化石に興味を持ったのが、第二次世界大戦中「日本人」と言う事で強制的に収容されていた場所の近くが化石の産地だったからと言う話。

何気なく眺めてしまえば、どうという事の無い恐竜の化石なんだけれど、「人」と言う生き物が関わっているものだから、そこには否が応でも何らかの「物語」が存在します。

6500万年近く前に絶滅してしまい、放っておけば交錯する事の無かった人と恐竜。
本書では、「化石」と言うモノを通して、この2種類の生き物が時代を超えて関わりを持った事で生じたビミョウな物語の一端を知ることができます。


「ニッポンの恐竜」 笹沢 教一 著/集英社新書 刊




 



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2013年6月 7日 (金)

発掘体験キット

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正直、中身とは余りにもかけ離れたかわいい柄の袋に納められて販売されていた化石発掘体験キット。
化石展示のある博物館や特別展なんかのミュージアムショップなどでもよく見かけるもので、通常はもう少しそれっぽい箱に、発掘用の小道具と共に収まっていたりしますが、こちらはこの石みたいなモノのみが袋に納まっていかにもシンプル。

昨年の夏に出かけた北海道は足寄町の動物化石博物館で購入したものですが、何が魅力かって、それはこの大きさ
通常市販されているキットの石の大きさ「ご飯茶碗」なら、こちらはまさに「どんぶり」サイズ。ひょっとしたらその博物館の職員さんやボランティアさんが作ったのかもしれません。

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基本、最近の図工なんかの教材でも見られる「石彫用模造石」みたいな掘りやすい素材に、本物の化石を入れて固めた石みたいなモノなので、こんな本格的なタガネやハンマーなど使わなくても十分割れるんですが、いつもより大きいのと、「最初の一発目ぐらいはちょっと雰囲気を味わおうか!」と言う事で試しに使ってみます。

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案の定、一、二度叩いた所で、最初の化石が姿を現しました!(全部で3個入り)

こちらはサメの歯の化石

すでに持っているものよりも格段に大きなサイズで、保存状態も良かったのか、刃物としても使えるんじゃないかと思えるくらいカドがとても鋭く、触感が包丁の刃を触っているみたいです。

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次に出てきたのがアンモナイト

こちらも比較的きれいに発掘された化石の様で、渦の中心部まで模様がハッキリ浮き出ています。

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こちらが最後に出てきた三葉虫

サイズだけで言ったら、地方の博物館なら棚に陳列してあってもおかしくない大きさ(長さ8cm程度)で、「眼」みたいな突起まで見えます。ただこちらの方は部分的に柔らかい所もあって、掘り出す時にけっこう難儀しました。


実際に発掘しようと思うと、場所を探して行くだけでもなかなか大変だし、行ったからといって必ずしも見つかる訳ではないので、「こんなお手軽でも良いのか?」と首を傾げる部分もありますが、まあ、ちょっとした体験をするという点では、けっこう掘り応えのあった楽しいキットでした。



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2013年6月 4日 (火)

続・大哺乳類展を観に行く。(書き下ろしイラスト入り)

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テレビの刑事モノのドラマなんかで時々「被害者を割り出すために頭蓋骨を肉付けして、顔を復元する」なんてのを見る事がありますが、要するにそれって頭骨から生前の姿が想像できると言う事が前提にあって、初めて成立する話であります。

実際自分の体を触ってみても、ほとんどの部分で皮膚のすぐ下に骨がある事を確認できる訳で、そんな事実からも漠然と「骨格に肉付けすれば、容易に生前の姿を復元できるだろう」と思い込んでいます。

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この骨格標本を会場で目の当たりした時も、その大きさと長く伸びたキバから、比較的容易にこれが「ゾウの骨格だ!」という事実に行つきます。

ところがここでゾウの身体的特徴にをよく思い出してみて下さい。
 1.耳が大きい。
 2.鼻が長い。

そうやって改めて見てみると、この骨格標本には「長い鼻」も「大きな耳」もありません。
要するに私たちは「想像力」によって、無意識のうちにこの骨格に無い部位までも付け足して見ている訳です。

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逆の理屈で考えれば、こんなウサギの頭骨を見せられても、ウサギの耳が長いという事実も、実際にどれくらいの長さがあったかという事も判りません。
それどころか「ウサギの骨」と言われなければ、なんの骨なのか見当さえつきません。
(それはこの絵の中途半端さとは関係ありません。笑)

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これって、何の頭骨かわかりますか?

先ほどの「皮膚のすぐ下に骨の感触がある」と言う理屈で言うと、ずいぶんんと顔の尖った生き物のような印象ですが...

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正解は「ザトウクジラ」!

なんでもこの頭骨の外側に「音響発生装置(ピンクの部分)」なるものがあるそうです。
(ただそれがどんな事に利用されているかは、まだ諸説わかれるそうですが。)

ただ少なくともこの鋭角な骨格標本からは、この四角い頭を想像するのは、やっぱりちょっと難しいですね。

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2013年6月 3日 (月)

大哺乳類展を観に行く。その1?

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先日、家族で青森まで出かけたのは、この展覧会を観るために青森県立「美術館」に行くのが目的でした。

この展覧会、そのタイトルからも想像できる通り、哺乳類の剥製と骨格標本が所狭しと並んでおりまして、正直、博物館ではなく「美術館」で開催されているという事実に、少し違和感が無い訳ではありません。
(逆の、博物館で「絵画展」なんてのはほとんど聞きませんから)
ただ、郷土資料などの常設展を主とする地方の博物館と、どちらかと言えば「企画展在りき」という考え方の強い美術館とどっちが開催しやすいか?とか、普段あんまり寄り付かない小さな子どもたちなんかにも美術館に来てもらおうなどという思惑とか、そんな諸々の事を考え合わせると、まあ、これはこれで意義のある企画展だと思います。

実際、こうやって哺乳類、しかも標本に絞って展示する事で、今まで動物園などでも漠然としか眺めて来なかった動物たちについて、新たな見方を示唆してくれたと言う点ではとても興味深い展示でした。
そんな展覧会で私なりに気が付いた事を徒然と書いてみます。

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上の2つの写真はいずれも「サル」と言われる動物の骨格で、上の大きいのが「ゴリラ」、下の方の全体に小さくて、目の凹み大きいのが「リスザル」。
どちらの頭骨も違いこそあれ、これと人間の頭蓋骨を並べてみせられて、「人間はサルから進化しました。」と言われれば、なんとなく納得できるような気がします。

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そして上2つの標本の間に置かれていたのが、この骨格。
実を言うとこれも「シロクロエリマキキツネザル」という、やっぱり「サル」なんですが、この引き伸されたような鼻先を見てしまうとウサギかネズミの類いとしか思えません。

同じ「サル」(正確には霊長目)といえども、こんなにも違うんだな、と思わず見入ってしまいました。



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2013年6月 2日 (日)

あの歌が聞こえる、懐かしの航路

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今週末ギリギリまでかかるだろうと踏んでいた絵どうろう制作が案外早く終わったので、急きょ予定を前倒しして青森まで出かける事に。
予想通り、遠い道のりではあったけれど、学生時代を弘前で過ごした事もあり、全然知らない町という訳でもないので、同じ遠くても福島などに行くよりは、気持ち的には幾らか楽ではありますが。

一番の目的は美術館だったのですが「せっかく来たのだから」ということで、青森港に展示してあります青函連絡船を観に行きます。

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私、そして妻も、今から20数年前の大学生の頃、実家に帰省する際にお世話になった青函航路(ただしこの船に乗船した事があるかどうかは不明)。
もっとも途中からバイクを利用しやすい民間のフェリーに鞍替えしたりもしましたが、トンネルが開通するまでの間は、一番手頃な帰省のための脚でした。

で、そんな当時を懐かしもうと、上の写真のような展示を期待して行ったのですが、その意に反して客室部分のほとんどは、この船が活躍していた昭和の時代の青森の町の様子を、ベタなマネキンなんかを利用して再現するスペースと化していて、すでに「古びた」と言うよりも「古ぼけてきた」展示に、妻と二人、かなりガッカリ。

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良くない事は続くもので?操舵室や展望デッキに上がってみると、橋脚が邪魔してせっかくの八甲田山も台無しの風景。
こうなったら諦めムードも頂点に達してしまい、あとは残りをさっさと見て、とっとと帰ろう!な空気になってきます

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ところが一般船室の下階にある「しゃりょう甲板」に降りて、この光景を目にした瞬間、一気にヒート・アップ!「メカものオタク」の血が騒ぎ始めます。

今でこそフェリーなんかは自動車を載せる「車両甲板」ですが、むかしはこんな風に貨物列車なんかをそのまま載せられる「車輛甲板」だった訳です。
もともとそれよりもさらに遡る事十数年前、教育TVで見た映像でその事自体は知っていたのですが、実際に列車が乗り降りするシーンを目撃した事も無ければ、関係者以外立ち入る事のできなかったであろうこの空間を目の当たりにする事ももちろん無かったので、これはやはり驚きの光景でありました。

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さらにその下のエンジンルームや機関室なんかも見学できます。
やっぱり「萌え」ます。

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就航当時を忍ぶ「メモリアル・シップ」としての役目を果たしているこの船も海に浮いている訳ですから、当然老朽化も進んでいるので、いつまでその役目を全うすることができるのかはわかりません。
とりあえず「閉館」と言う話は今のところ聞こえては来ませんが、万が一そうなる前に、一度は目にしておいても決して損のない「展示物」だと思いました。



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2013年4月14日 (日)

空白の埋め方

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震災後、東東北の各地の博物館などで開催されてきた「震災復興応援化博コラボ」も、どうやらこの4月で一区切りのようで、その最後とも言えるイベント「恐竜博士の大発見」と言う講演会に参加してきました。

今回は「恐竜博士」真鍋真先生の「恐竜化石の調べ方」という講演に加え、「特攻の拓」でも有名な漫画家の所十三先生による「恐竜漫画の描き方」という二部構成。
真鍋先生の方はご自身の先生でもある長谷川善和さんによる絵本を読みながら恐竜化石の発掘に関わるさまざまなエピソードなどをお話され、一方の所先生は、恐竜化石の図面からいかにして生きた恐竜の姿を想像し描いて行くかという、苦労話を交えたエピソードなどをお話されました。


で、ここからはそんな話を聞きながら、私が勝手に想像した話。
お二方とも発掘された太古の恐竜の化石を眺め、さらに化石以外にもさまざまな論文や研究成果に目を通しつつ、実際の形体、行動、習性、環境を想像し、今では見ることのできない「空白を埋めて行く」、と言う点では似ているかもしれません。

ただ、想像(推論)しつつも、その証拠となる事実を徹底的に探し、それが見つかって初めて、その「空白」を埋めることができる研究者。
一方、研究成果などをおさえつつも、想像力の翼をどんどん広げて行く事で、その空白を埋めて行く作家。

一見同じような作業をしているようにも見えるそんなお二方も、その立ち位置によってアプローチの仕方が全然異なるんだなぁ、なんて事を考えながら話を聞いてみると、益々興味深い内容でした。

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2013年3月30日 (土)

岩手県立水産科学館で、こっそり萌える。

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またまた恐竜の化石と言う事で、今度は岩手県立水産科学館へ行きます。

今回もまた国立科学博物館による復興応援コラボ企画による展示なので、結果としては展示内容はほとんどどこかで見ている物ですが、まあこればっかりは行ってみるまでよく判らない...ということで、とりあえず出かけてきました。

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「水産化学館」ということで、行くまでは「海に関する展示」なのかな?と思っていましたが、現地についていざ、常設展を観てみると「海」と言うよりは「漁業(=水産?)に関する博物館」でした。
大雑把に転じないようを紹介すると、大きく分けて「漁具の歴史」とこの地域の特産でもある「ホタテ・アワビ・海藻・鮭に関する展示」2本立てと言った所でしょうか。
(この他に水槽での生きた魚介類の展示もありました。)

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中には、こんな消波ブロック(通称テトラポット)や魚礁ブロックの模型も展示してあり、以前こんなのをよくモチーフにして描いていた私にとっては、これも興味深い展示ないようだったり...。

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で、何を隠そう、こんな「目盛りのついた物」好きな私は、方位磁針の数々や六分儀にこっそり萌えてました。

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「この海藻のかたまりってなんだろう?」

と思って説明を読んだら、これなんと昔の作業用腰巻きだそうで、これで防寒・防水・耐ショックの三役?を兼ね備えた作業着なんだそうです。

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で、この建物ですが、実を言うと宮古市は浄土ヶ浜のすぐそばにありまして、帰りには、その近くの海岸を散策なんかもしましたが、ここにもカッパえびせん好きのウミネコたちが多数存在してました。

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中野修一 絵画展

樹をさがす。道をみつける。

会 場:六花亭 西三条店 二階喫茶室(北海道帯広市西三条南1-1-1)
会 期:2013年1月7日(月)〜4月6日(土)
時 間:11:00〜18:00(ラストオーダーは17:30)



お近くにお寄りの際は、ぜひ足をお運び下さい。

 
 

 



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