カテゴリー「博物館」の18件の記事

2014年4月28日 (月)

今度は県外!化石発掘の巻

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湯沢から車で約3時間。
仙台市内とは言え、同じ日に市内中心部で開催される羽生結弦くんのパレードの喧噪など毛ほども感じないような、はるか遠く離れた場所にて、家族で化石の発掘体験をしてきました。

今回はやはり同市内にありますスリーエム仙台市科学館による企画で、約30名弱程度の親子連れとともに参加してきました。
ちなみに行かれた方は判ると思いますが、「科学館」というその名の通り、その施設自体は理工学系の展示が目立つので、実際、ここが発掘体験という企画を用意している事に一瞬違和感もありましたが、よくよく調べてみると以前からこう言った自然科学系の体験学習にもずいぶんと力を入れているようです。

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2013年11月26日 (火)

残念な常設展。

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先日、秋田県南のとある施設に立ち寄る機会があり、そこで偶然見つけた「池田修三展」。

今年の夏頃?「のんびり」に紹介されてすっかり話題となり、その後各地で巡回展も開催されるなど、今やその作品が日本全国の多くの人に知ってもらった感のある作家さんです。
見たいと思いつつも、お目にする機会を逸していたので「これは好機!」とばかりに用事もほっぽり出して、その物産館らしき建物の2階の特設会場へと足を運びます。

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作品のすぐ横に「トイレ案内」のサイン。

急ごしらえの会場であれば、こんなミスマッチも致し方ないのかな?と、ここは「くすっ」と微笑みつつ会場に入ると....。

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こんな高い所にも作品が...。
(思い出しながら描いているので、正確でないところもありますが、イメージとしてはこんな見上げるような感じ)
この日は照明も消されていたりで、普段どんな風に使われているのか分からない場所ですが、窓が大きくあるため、壁面が確保できず、急場しのぎの苦肉の策とすれば、これはこれで仕方ないのかな?

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消防法なんかの規定もあって、こんな緊急排煙用のスイッチ?を隠してしまうといけないので、結果としてこういう展示方法になってしまうのかな...

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パーティションの影に置いてある会議用テーブルの上に無造作に置かれた作品を発見。
このすぐそばにも作品が展示してあるので、決して「関係者以外立入り禁止スペース」ではないと思いますが...

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そして、極めつけが、この、額の中でズレ落ちている作品。
程度の差はありますが、こんな感じのが2、3点ありました。

デスティネーション・キャンペーンなんかも真っ最中で、全国から彼の作品を目当て来る人もいるのではないかと思います。
大きな美術館とかじゃ無くて良いから、こじんまりとしてちょっとこぎれいな古民家とかをリフォームして、季節ごとに展示替えなんかもするようなスペースで見る事ができたら、きっともっとステキなんだろうな...とか考えてしまうと、色々な意味で、とっても残念な常設展示でした。



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2013年11月18日 (月)

今度の「大恐竜展」はスゴかった!!

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現在、東京は国立科学博物館にて開催されております特別展「大恐竜展〜ゴビ砂漠の驚異〜」に家族で行ってきました。

職業柄、同じ上野なら「ターナー展」とか「ミケランジェロ展」なんかに一人で行けば良いじゃない!と言われそうですが、なぜか頭の中が「恐竜脳」モードから切り替えることができず、そのまま子どもの後に付いて、夜の科博へと流れて行きます。

会場に入ってすぐに上の写真の「プロトケラトプス」の化石を見た瞬間、「この展覧会はちょっと違うぞ!」とワクワクしてきます。

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上の写真(ハドロサウルスの頭骨とタルボサウルスの脚の指。実物)なんですが、化石というよりは「骨」そのものに見えませんか?
化石とはそもそも骨が「石化」したモノで、その色や質感はどうしても岩っぽかったりする事が多いのですが、ここの会場に並んでいる化石はツルツルして色も白っぽくて、骨そのもの?と見紛う化石が数多くあります。

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そしてこの繊細さも驚きの一つ。
子どもの恐竜好きのおかげで、私もけっこうあちこちで化石を見てきましたが、こんな細い胸骨(肋骨?)1本1本までもクリーニングし、さらにその反対側の骨までしっかり見える全身骨格なんか、今まで見た事がないような気がします。

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理由はこれらの発掘場所が「砂漠」であるという事に深く関係があるそうで、こんな繊細なクリーニングができるのも、化石を覆っているのが砂岩という比較的柔らかく削りやすい岩石だからだそうです。
また他の発掘場所でなら通常、全身バラバラで発見される事がほとんどの化石ですが、やっぱり同じ理由で、ほぼ全身が関節した(繋がった)状態で見つかったり、その恐竜が死んだ時の状態のまま発見される事が多いそうです。
ちなみに上の写真のプロトケラトプス類の子どもたちの化石も、砂嵐に巻き込まれて亡くなり、その時の砂に埋もれたまま化石化したのではないかという事を、推測できるほどに極めて保存状態の良い化石らしいです。

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中にこんなクリーニング途中みたいな化石も展示してありますが、よく見ると包んでいる新聞紙が日本の新聞なんです。
この新聞、発掘現場ではとても重宝する品物である事は確かですが、当然モンゴルで発掘している訳ですから「何も日本から持って行かなくても、現地で調達すれば良いんじゃない?」と思うのですが、博物館の方の話によれば「日本の新聞紙が紙質が良くてとても使い勝手が良い」ということで、わざわざ大量に運んで行くんだとか。

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で、今回のこの展覧会のもひとつの目玉は実物の化石が多い事。
特に上の写真のオピストコエリカウディアというティタノサウルス類(ブロントサウルスとか呼ばれていた首の長い草食恐竜の仲間)の恐竜の実物化石を使って全身を再現している物は世界でも稀で、この骨組みにしても、この展覧会のためにわざわざ作った物だそうです。
なかなかそうできない一番の理由はそれが重過ぎるからであり、例えばこの写真中央の大腿骨(1メートル程度)だけでも約270キロあり、さらにこれを固定する金属製の骨組みだけで2トン近くにもなってしまうというのであれば(ひょっとすると聞き間違いで、化石の重量込みの重さかが2トンかも?)、なかなか総簡単に作れる代物ではないでしょう。

じゃあ、これが単純に「ちょっとやってみたいからそうしてみました」的な趣味の範疇かと言えば決してそうではなく、こうやって組む事でこれをさまざまな角度から見て研究する事が可能になり、時間と手間の節約になるそうです。
実際、これが地べたに置かれたままの展示であれば「この裏側を確認したい」と思っても、なんせ270キロですから、容易にひっくり返したり、移動させたりする事ができませんからね。

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通常は実物から型取りしたりしてFRPみたいな軽い素材でレプリカを作って再現するのですが、そう言ってしまうと「何だ、レプリカか!」とがっかりしたり、中には軽く見たりする人もいるそうですが(自分もかってはそうだった)、上の写真の標本のように「レプリカ」と言われなければ判らないほど精巧な物もある訳で、レプリカといえども見る価値は十分にあると思います。

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で、この辺りが今回の展覧会でももっとも目立つ展示です。
ちなみにどちらも実物を使った再現標本で、右側がサウロロフスと言う草食恐竜なんですが、なんとなく勝手に「草食恐竜って、肉食恐竜よりも小さめ」と思い込んでいたせいか、背中までの高さが3メートル近く有り、隣のタルボサウルス(ティラノサウルスの仲間の肉食恐竜)と比較しても何の遜色もなく、戦いようによっては、草食と言えど、決して100%負けるとは限らないんじゃないかという気がします。

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こんな風に恐竜と言われて思いつくイメージに「体の巨大さ」があるせいで、過去にも「大恐竜展」と言われた展覧会があったかもしれませんが、今回の企画展はまさにこの「大」という言葉がふさわしい、質、量ともにとても見応えのある展覧会でした。

あと毎週金曜日に行われる夜の延長公開もお薦めですよ!



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2013年9月 6日 (金)

北海道は「化石王国」?!その3

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北海道の中心地である「札幌駅」から歩いて数分という好立地にありながら、広大な敷地を有し、あまつさえそのキャンパス内に川まで流れているというアンバランスさが何とも言えない北海道大学。道内に住んでいて大学をめざした者なら、かならず一度は憧れるものの、そんな若者たちの多くが、それが到底叶わぬ夢と気付き、青春の挫折の一歩を味わった場所ではないだろうか。
(私の場合は最初からお話しにならなかったので、眼中にもなかったけど)

そんな自分がちょっと風邪気味で熱っぽい体をひきずりながら、家族とともにそのキャンバスでビーフカレーを喰らっているのは、いったい何の因果か?


...とまあ、くだらない前置きはこれくらいにしてさっそく本題へ入りましょう。


ここには古い校舎を利用した博物館があり(この建物だけでも一見の価値有り)、特に道立の大きな自然史系の博物館が見当たらない札幌に置いては、ある意味とても重要なポイントとなっている場所であります。
で、毎年夏休みに合わせて企画展を開催するのだけれど、今年は「巨大ワニと恐竜の世界 ―巨大爬虫類2億3千万年の攻防―」と言うことで、うちの家族たちは、薬と微熱でフラフラになった私など眼中にもない様子で、取る物もとりあえず会場に馳せ参じた訳であります。

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体長12メートルと言うから、サイズ的にも恐竜たちと何ら遜色無い巨大爬虫類ですが、分類上はあくまでも恐竜類とは一線を画す存在のワニたち。
一方は中生代の終わりにほぼ絶滅してしまったのに対し、こちらのワニたちはその後も生き、進化を続け、現在も同じような姿で生き続けています。ただ、中には見た目の顔つきや体つきだけなら恐竜と見分けの付かないような姿のワニの祖先(二足歩行だったヤツもいるくらい)もいたりして、なかなかに興味深い展示であります。

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もともとこちらの展覧会を企画した北大の先生が古代?ワニを専門に研究をされているらしいのでこんな企画になった訳で、今回の企画展のために準備された図録も主にそのワニ類の進化の過程を中心に解説されたものでしたが、それ自体、読んでいてスゴくわかりやすく、また恐竜と共通する部分や相対する部分なんかも想像しながら読むとなお楽しい一冊でありました。

また、ここではボランティアの学生さんが色々と説明もしてくれるし、質問にも丁寧に答えてくれるので、とっても勉強にもなるし、キャプションに書ききれないお話なんかも聞く事ができます。

そんな企画展ですが、すでに来場者が2万人を達成しており、さらにはこの旅行から帰って来た頃には3万人を突破したということですから、「静かなる恐竜ブーム」(と勝手に私が呼んでいる)はまだまだ継続しているようです。

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「恐竜化石」と言う点ではあまり目立たない北海道ではありますが、哺乳類や貝、海生爬虫類の化石などの産出量や埋蔵量なら、決して他に引けを取らない(単純に面積も広いですから)...と思うので、これからもっと盛り上がって行きそうな彼の地にて観た、大粒とは言えないけれど、とっても充実した内容の企画展でした。



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2013年8月31日 (土)

北海道は「化石王国」?!その2

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1枚目からコメントに迷うような写真からスタートします本日のブログも、昨日に引き続いて北海道のとある博物館の紹介です。

北海道を流れる石狩川沿いには4つ(あるいは5つ)の「川」の字の付く町が並んでいるのですが、そのうちの一つ、滝川市にあります「美術自然史館」。
その名の示す通り1階が自然史に関する展示で、2階には郷土の芸術家の作品が並んでいたりする建物です。

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2013年8月30日 (金)

北海道は「化石王国」?!その1

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正直、大きな稼ぎがある訳でもないのに、こうも毎年北海道までわざわざ家族で帰省している理由の一つが、彼の地が「知られざる化石王国」であり、そのせいでそれにまつわる展示を行う博物館が多いからであります。

「日本で化石発掘」と言えば福井県を筆頭に、熊本県や兵庫県、はたまた福島や岩手が有名だったりしますが、実を言えば北海道も、昔から海生爬虫類やアンモナイト、哺乳類などの化石を非常にたくさん産出している場所であります。
 

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今日紹介するのは北海道の観光地としては超メジャーなかの富良野から車で1時間ちょっとの所にある(旧)穂別町(現在は合併して鵡川町)にあります「むかわ町立穂別博物館」です。

ここも過去に「化石で町おこし」を考えていたような痕跡が町の至る所にある場所で、その痕跡の一つの様にも見える少々古めかしい博物館に一歩脚を踏み込むと、こんなクビナガリュウの化石が私たちを迎えてくれます。
 

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2013年7月 5日 (金)

「人と恐竜」が交錯する実話

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こんな話があります。

国立科学博物館にあった、とある肉食恐竜の全身復元骨格で、実質日本に始めてやって来た恐竜の化石。
それは「日本の子どもたちに恐竜化石を見せてあげたい!」という日系人実業家の強い想いによって、その発掘と研究、復元のための資金を、自分が築いた財を投げ打ってまで捻出したことで実現しました。
ちなみにその実業家がそもそも恐竜化石に興味を持ったのが、第二次世界大戦中「日本人」と言う事で強制的に収容されていた場所の近くが化石の産地だったからと言う話。

何気なく眺めてしまえば、どうという事の無い恐竜の化石なんだけれど、「人」と言う生き物が関わっているものだから、そこには否が応でも何らかの「物語」が存在します。

6500万年近く前に絶滅してしまい、放っておけば交錯する事の無かった人と恐竜。
本書では、「化石」と言うモノを通して、この2種類の生き物が時代を超えて関わりを持った事で生じたビミョウな物語の一端を知ることができます。


「ニッポンの恐竜」 笹沢 教一 著/集英社新書 刊




 



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2013年6月 7日 (金)

発掘体験キット

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正直、中身とは余りにもかけ離れたかわいい柄の袋に納められて販売されていた化石発掘体験キット。
化石展示のある博物館や特別展なんかのミュージアムショップなどでもよく見かけるもので、通常はもう少しそれっぽい箱に、発掘用の小道具と共に収まっていたりしますが、こちらはこの石みたいなモノのみが袋に納まっていかにもシンプル。

昨年の夏に出かけた北海道は足寄町の動物化石博物館で購入したものですが、何が魅力かって、それはこの大きさ
通常市販されているキットの石の大きさ「ご飯茶碗」なら、こちらはまさに「どんぶり」サイズ。ひょっとしたらその博物館の職員さんやボランティアさんが作ったのかもしれません。

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基本、最近の図工なんかの教材でも見られる「石彫用模造石」みたいな掘りやすい素材に、本物の化石を入れて固めた石みたいなモノなので、こんな本格的なタガネやハンマーなど使わなくても十分割れるんですが、いつもより大きいのと、「最初の一発目ぐらいはちょっと雰囲気を味わおうか!」と言う事で試しに使ってみます。

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案の定、一、二度叩いた所で、最初の化石が姿を現しました!(全部で3個入り)

こちらはサメの歯の化石

すでに持っているものよりも格段に大きなサイズで、保存状態も良かったのか、刃物としても使えるんじゃないかと思えるくらいカドがとても鋭く、触感が包丁の刃を触っているみたいです。

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次に出てきたのがアンモナイト

こちらも比較的きれいに発掘された化石の様で、渦の中心部まで模様がハッキリ浮き出ています。

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こちらが最後に出てきた三葉虫

サイズだけで言ったら、地方の博物館なら棚に陳列してあってもおかしくない大きさ(長さ8cm程度)で、「眼」みたいな突起まで見えます。ただこちらの方は部分的に柔らかい所もあって、掘り出す時にけっこう難儀しました。


実際に発掘しようと思うと、場所を探して行くだけでもなかなか大変だし、行ったからといって必ずしも見つかる訳ではないので、「こんなお手軽でも良いのか?」と首を傾げる部分もありますが、まあ、ちょっとした体験をするという点では、けっこう掘り応えのあった楽しいキットでした。



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2013年6月 4日 (火)

続・大哺乳類展を観に行く。(書き下ろしイラスト入り)

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テレビの刑事モノのドラマなんかで時々「被害者を割り出すために頭蓋骨を肉付けして、顔を復元する」なんてのを見る事がありますが、要するにそれって頭骨から生前の姿が想像できると言う事が前提にあって、初めて成立する話であります。

実際自分の体を触ってみても、ほとんどの部分で皮膚のすぐ下に骨がある事を確認できる訳で、そんな事実からも漠然と「骨格に肉付けすれば、容易に生前の姿を復元できるだろう」と思い込んでいます。

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この骨格標本を会場で目の当たりした時も、その大きさと長く伸びたキバから、比較的容易にこれが「ゾウの骨格だ!」という事実に行つきます。

ところがここでゾウの身体的特徴にをよく思い出してみて下さい。
 1.耳が大きい。
 2.鼻が長い。

そうやって改めて見てみると、この骨格標本には「長い鼻」も「大きな耳」もありません。
要するに私たちは「想像力」によって、無意識のうちにこの骨格に無い部位までも付け足して見ている訳です。

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逆の理屈で考えれば、こんなウサギの頭骨を見せられても、ウサギの耳が長いという事実も、実際にどれくらいの長さがあったかという事も判りません。
それどころか「ウサギの骨」と言われなければ、なんの骨なのか見当さえつきません。
(それはこの絵の中途半端さとは関係ありません。笑)

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これって、何の頭骨かわかりますか?

先ほどの「皮膚のすぐ下に骨の感触がある」と言う理屈で言うと、ずいぶんんと顔の尖った生き物のような印象ですが...

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正解は「ザトウクジラ」!

なんでもこの頭骨の外側に「音響発生装置(ピンクの部分)」なるものがあるそうです。
(ただそれがどんな事に利用されているかは、まだ諸説わかれるそうですが。)

ただ少なくともこの鋭角な骨格標本からは、この四角い頭を想像するのは、やっぱりちょっと難しいですね。

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2013年6月 3日 (月)

大哺乳類展を観に行く。その1?

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先日、家族で青森まで出かけたのは、この展覧会を観るために青森県立「美術館」に行くのが目的でした。

この展覧会、そのタイトルからも想像できる通り、哺乳類の剥製と骨格標本が所狭しと並んでおりまして、正直、博物館ではなく「美術館」で開催されているという事実に、少し違和感が無い訳ではありません。
(逆の、博物館で「絵画展」なんてのはほとんど聞きませんから)
ただ、郷土資料などの常設展を主とする地方の博物館と、どちらかと言えば「企画展在りき」という考え方の強い美術館とどっちが開催しやすいか?とか、普段あんまり寄り付かない小さな子どもたちなんかにも美術館に来てもらおうなどという思惑とか、そんな諸々の事を考え合わせると、まあ、これはこれで意義のある企画展だと思います。

実際、こうやって哺乳類、しかも標本に絞って展示する事で、今まで動物園などでも漠然としか眺めて来なかった動物たちについて、新たな見方を示唆してくれたと言う点ではとても興味深い展示でした。
そんな展覧会で私なりに気が付いた事を徒然と書いてみます。

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上の2つの写真はいずれも「サル」と言われる動物の骨格で、上の大きいのが「ゴリラ」、下の方の全体に小さくて、目の凹み大きいのが「リスザル」。
どちらの頭骨も違いこそあれ、これと人間の頭蓋骨を並べてみせられて、「人間はサルから進化しました。」と言われれば、なんとなく納得できるような気がします。

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そして上2つの標本の間に置かれていたのが、この骨格。
実を言うとこれも「シロクロエリマキキツネザル」という、やっぱり「サル」なんですが、この引き伸されたような鼻先を見てしまうとウサギかネズミの類いとしか思えません。

同じ「サル」(正確には霊長目)といえども、こんなにも違うんだな、と思わず見入ってしまいました。



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