久々の鑑賞の時間
久々に鑑賞の授業に参加させて頂きました。
「久々」と言っても、中学校での授業は初めてなのでどんな風になるのか、てんで見当もつかず、私もかなり緊張してました。
幸い、今回は授業者ではなく、作品の制作者として解説をするだけなので、ほとんど「お客さま」状態だったので、気持ち的には幾らか楽でしたが。
何の予備知識も無しでの、いきなりの作品鑑賞で始まりましたが、皆さん熱心に見てくれてました。
ただの通りすがりの振りして、鑑賞している生徒さんたちに混じって、彼らの喋る言葉に聞き耳を立ててました(自分の風貌から察するに、きっと正体はバレていたと思うけど、ハハ)。
それを聞きながら、感心するやら、驚くやら。
「この2点の作品の視点が違う(見上げる構図と見下ろす構図)は何故だろう?」なんて疑問が出た時には、正直、自分でも考え込んでしまいました。
それにしても「(カバが)街を守っているみたい」と言う感想は初めてで「目からウロコ」でした。(「脅している」とか「怒っている」と言う感想が多かったので)
皆さんの熱心さを見て、解説を始めたこっちもついつい熱が入ってしまい、時間ギリギリまで喋ってしまいます。
あまり喋り過ぎたような気もしますが、こちらの思いの半分でも伝われば、まあ、良かったのかな?
こんなワークシートを使いながら授業を進めて行く訳ですが、それにしてもよく書きます。
作品を鑑賞しながらメモを取り、発表を聞きながらさらにメモを取り、解説を聞きながら...とだんだんと文字で埋まって行きます。
このうらに授業の感想を書く欄があるんですが、私がすっかり喋り過ぎたおかげで、残り時間が少なくなったにもかかわらず、全員きっちりと埋めていたのには驚かされました。
先生曰く「小学校の時から、テストなどでも『考えて答える』訓練をしているので、みんなこれくらいは書けるんだ。」とのこと。
自分が中学生だった頃の事を考えると、驚異的とすら言える書き込みの量でした。
そんな感じで、無事授業も終了。
参加者の生徒さん、授業者の先生、ありがとうございました。
おかげさまでこのシリーズもほぼ一年ぶりですが、日の目を見る事ができました。
でも、もうそろそろ潮時かな?
中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
Shuichi NAKANO official website / English edition
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