カテゴリー「小さな美術館」の30件の記事

2014年12月31日 (水)

今年もいろいろありました。

久々のシリーズ「楽園を捜して」の復活に始まり、今年もいろいろとありました。
海外のアートフェアへの参加や、東京での初展覧会など新しいこともできましたし、この調子でどんどんと…と言いたいところですが、この間も決して順調だった訳ではなく、正直に言えば「浮き沈みの一年」だったと思います。
そして来年以降の予定も今のところ2つくらいしか決まってないのも、今年の経験も含めて、次の一歩をどこに踏み出すか迷っているからかもしれません。

まあ、一つだけ感じていることは、自分の中の「雪」が溶けちゃったかな?と言うこと。
とりあえずそれをなんとかしなきゃ、これ以上前には進めないような気がしているので、この冬は少しじっくり雪を眺めようかと思ってます。

今年も一年、ありがとうございました。

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2014年12月14日 (日)

「夢」講座




もう先月の事になりますが、地元の中学校で、一時間ほど講師を務めてきました。
「夢講座」と言う、自らの職業について思いや経験などについて話しをすると言うものでした。地元の雑誌に紹介された私の記事を見て興味を持ったようですが、画家と言う、普通の人からみたらある意味、非常にわかりにくいし、なかなか身近にいない職種という事もあって、白羽の矢がたったようです。
正直、直前のアートフェアや展覧会が、成果こそあったものの、思ったよりは不調だったせいもあり、だいぶん低いテンションでの講義でしたが、いざ、自分の作品を並べたものを、子供たちが興味しんしんで食い入るように見ている様子を眺めていたら、ちょっとだけ、こっちも元気になれたのかな?
それでも引きづるものがあったせいか、「画家なんか、生活大変だぞ!」的な事を強調していたような…汗。
まあ、みんながみんな、画家やアーティストを目指されても困るけど、それでもその場にいた子供たちが、みんなアートに興味を持って、美術館やギャラリーに通うようになってくれたらいいのになぁ、と思いつつ、お話しをしてきました。

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2013年9月18日 (水)

久々の鑑賞の時間

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久々に鑑賞の授業に参加させて頂きました。

「久々」と言っても、中学校での授業は初めてなのでどんな風になるのか、てんで見当もつかず、私もかなり緊張してました。
幸い、今回は授業者ではなく、作品の制作者として解説をするだけなので、ほとんど「お客さま」状態だったので、気持ち的には幾らか楽でしたが。

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何の予備知識も無しでの、いきなりの作品鑑賞で始まりましたが、皆さん熱心に見てくれてました。
ただの通りすがりの振りして、鑑賞している生徒さんたちに混じって、彼らの喋る言葉に聞き耳を立ててました(自分の風貌から察するに、きっと正体はバレていたと思うけど、ハハ)。

それを聞きながら、感心するやら、驚くやら。

「この2点の作品の視点が違う(見上げる構図と見下ろす構図)は何故だろう?」なんて疑問が出た時には、正直、自分でも考え込んでしまいました。

それにしても「(カバが)街を守っているみたい」と言う感想は初めてで「目からウロコ」でした。(「脅している」とか「怒っている」と言う感想が多かったので)

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皆さんの熱心さを見て、解説を始めたこっちもついつい熱が入ってしまい、時間ギリギリまで喋ってしまいます。
あまり喋り過ぎたような気もしますが、こちらの思いの半分でも伝われば、まあ、良かったのかな?

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こんなワークシートを使いながら授業を進めて行く訳ですが、それにしてもよく書きます。
作品を鑑賞しながらメモを取り、発表を聞きながらさらにメモを取り、解説を聞きながら...とだんだんと文字で埋まって行きます。

このうらに授業の感想を書く欄があるんですが、私がすっかり喋り過ぎたおかげで、残り時間が少なくなったにもかかわらず、全員きっちりと埋めていたのには驚かされました。

先生曰く「小学校の時から、テストなどでも『考えて答える』訓練をしているので、みんなこれくらいは書けるんだ。」とのこと。
自分が中学生だった頃の事を考えると、驚異的とすら言える書き込みの量でした。

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そんな感じで、無事授業も終了。
参加者の生徒さん、授業者の先生、ありがとうございました。

おかげさまでこのシリーズもほぼ一年ぶりですが、日の目を見る事ができました。

でも、もうそろそろ潮時かな?



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

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2013年9月 5日 (木)

「おといねっぷの森」から

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おといねっぷ(音威子府)は道北にある小さな村。
かの動物園で有名な旭川から日本最北の市「稚内」へと北上する国道40号線の途中にある村。

私自身、その稚内に5年ほど住んでいた事があり、その間、この村も何度か通ったことはあるのだけれど、正直に言えば、道の駅でのトイレ休憩以外でクルマを降りたことが無い。
そのトイレ休憩にしても、この音威子府から稚内へと車で北上する途中の1時間強の道のり(音威子府〜豊富町まで)の周囲には原野か牧草地がひたすら続くのみで、国道沿いに民家はおろか小屋の類いもほとんど見あたらず「公衆トイレはおろか、借してくれそうなトイレすらない!」と言う事情があるからで、そうでもなければ、わざわざ立ち寄ったりすることも無い様な寂しそうな村でありました。(本当は私が何も知らないだけ。地元の方、ごめんなさい!)


そんな村にある美術と工芸の指導に特化した高校が「おといねっぷ美術工芸学校」である。
その学校生活やカリキュラムの特殊性に加え、在校生がさまざまな公募展で優秀な成績を収めているため、その世界では色々と注目されているようで、本書は、そこに赴任した校長先生の手によって書かれたものである。

本書のタイトル「奇跡の学校」と言うのは、いささか言い過ぎのような気もしないでもないですが、本当にこの本にあるように、美術や工芸の制作を通じて人格形成がなされ、人が成長して行けるのであれば、これはこれで一つの「理想の学校」の姿であるような気もするし、芸術家や職人をめざすとかどうかは別としても、子どもたちにとってはひとつの「憧れの学校」では無いかと思います。


今、住んでいる秋田からはあまりにも遠く、ある意味辺鄙な場所でもありますが、もし進路に迷っている中学生の方がおられましたら、この本を読んで「世の中にはこんな不思議な学校もあるんだなぁ」ということをちょっと思い出してくれたら、また一つ選択肢が増えるのかもしれません。
(迷いが増えるだけかもしれませんが)


「奇跡の学校ーおといねっぷの森から」/石塚耕一 著/光村図書 刊


*北海道おといねっぷ美術工芸学校のサイトはこちら

 



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2011年11月19日 (土)

握手してもらえますか?

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同じ会派に所属している方からのお誘いで実現した今回の学校内展覧会。

以前のエントリーで研究授業の様子をお伝えしましたが、その翌日から校内にて「楽園を捜して vol.2」の全作品公開が2日間日程で行われました。

続きを読む "握手してもらえますか?"

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2011年11月17日 (木)

誰も「わからない」とは言わない授業。

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秋田市内の小学校。

よりよい授業を行うために先生方が授業の様子を公開し合い、その後の勉強会(先生も勉強するんですね!)などを行う研究授業で、私の作品が使われました。

私の作品という事で、ご想像通り、図工の授業ではあるのですが、今回はその中でも「鑑賞」と言う部分に焦点を当てた内容のモノでした。

続きを読む "誰も「わからない」とは言わない授業。"

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2011年10月20日 (木)

久々の「小さな美術館」決定!

11102001             (これは一回目の時の写真です。)

秋田市内のとある学校から依頼で、久々に「小さな美術館」が開催されます。

しかも今回は、昨年の個展に出品した「楽園を捜して/秋田編」の作品群での構成なので、全て秋田市の街並をモチーフにした作品での開催です。

見る子どもたちが見知っている街並なので、どんな風に反応するか、今からちょっと楽しみです。

今回は小学校の研究授業の一環なので「小さな美術館」と名乗るかどうかは微妙ですが、作品自体もほぼ一年ぶりのお披露目なんで、今からちょっとドキドキしてます。

こっちも色々と手配しなきゃね。



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2010年4月21日 (水)

「かいじゅうたち」のお面を作る

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先日の日曜日、市内のとある場所にてワークショップを行なってきました。

最近、映画にもなった絵本「かいじゅうたちのいるところ」を読んで、

かいじゅうのお面を作ろう!!

ベースになっているのは、一昔前なら、どこにでもあった買い物袋。レジ袋が主流になってからは、とんとその姿を見かけなくなりましたが、ある所には今でもちゃんとある訳です。

そんな袋に外を見るための視界用の穴を開けたら、後は自由に目、口、鼻などをつけ、オリジナルの「かいじゅう」を作って行きます。

ワークショップの一番の良い所は、他人の発想を学べる所。

自分一人では思いも付かなかったアイディアを、隣に居る誰かが教えてくれます。
そしてさらにみんなが出すアイディアを参考にしながら、さらにそれを進化させたり応用させたりする事で、新たな発想が生まれて行きます。

そんな風にお互いを刺激し合いながら、作品は出来上がって行きます。



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「第28回上野の森美術館大賞展」はもうすぐ始まります!
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2010年3月18日 (木)

また雪が降る...

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雪の結晶を作ってみよう!!

そんな課題で、切り紙をしてみます。
いつもは真面目にデッサンとかを教えてますが、たまには息抜きも兼ねてこんな事もやってみます。

手順は折り紙で三等分の三角形を作りながら六角形に切り取る所から始めるんですが、これがちょっと難しい。

で、これができたら好きなように切り抜いてから、再び開くと....

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最初のプランでは、六角形の切り紙を大小取り混ぜて貼り合わせて、作ろうと思っていたのですが、何故か不思議な事に、切り方によっては、一つの紙だけで、雪の結晶のような形になりました。
こんなのも自分一人でアトリエにこもってやっているだけなら気が付きませんでしたが、数人でやっていると、思わぬ所から新しいアイディアが生まれてきて、そんなのがちょっと楽しかったりします。

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最初のが「静かに降る雪」ならこれはさしずめ「吹雪」といった感じでしょうか?

で、この作品、よくよく見てみると、決勝の中に、色々な生き物が隠れています。
(生物以外のモノもいるかな)

ちょっと捜してみて下さい。

何が隠れているのかな?

———————————————

リクエストがありましたので、先日届いたDMの画像を添付しておきます。
展覧会の詳細はもう少し会期が近づきましたら、お知らせしますが、気に入りましたら、このDMの画像でしたら、コピペでどんどん宣伝して下さい。

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2010年3月13日 (土)

「11600000000分の10000」なのかな?

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昨日、簡易書留でこんな書類が送られてきました。

開けてみますと、中身は「ハートアートの森」の件で、最後まで難航しました「著作物利用許諾契約書」を含むその他の文書。

結局の所、この着地点は「(第三者に利用を許諾する場合)乙(秋田県知事)との協議のうえ、これを定めるものとする。」
ちなみに「秋田県知事が私と協議してくれるのか?」と質問した所、秋田県教育庁特別支援教育課/エリア開設準備班の担当(2009年度現在)の方の話ですと、その場合「実質、施設管理者である、学校長との協議になります。」という事でした。
そう取り交わした内容、両者ともしっかりと憶えておいて欲しいものだとは思いますが、自分はともかく、担当が変われば、忘れ去られるのかな?

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この寄贈に関わって、もう一つ疑問に思っていた事があります。
それはこの寄贈が決まってから、正式に「寄贈に対するお礼の言葉」を頂いていない事。
確かに、相手が提示した条件を了解した上で、こちらが勝手に公募に応じている訳ですから、「そんなのは知らん!」と言われれば確かにその通りなんですが、

「この度は趣旨に賛同して頂き、作品を寄贈して頂ける事になり、大変感謝..」

ぐらいの一言があってもお互い損は無いし、こちらもいくらか気分よく、作品を納められるのかなぁ、とも思うんですが。

そう思っていた所に上記のような文章が届いたわけです。 
内容の取り方は人それぞれですが、私はこれを見た時、

「作品を寄贈したいと言って来たから、受け取ってあげます。」

と言われているように感じたのですが、それは私の性格がネジ曲がっているからなのでしょうか?

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そしてもう一つ、中から出てきた、「記念品」と上書きされた小さな包み。
どうやら「図書カード」のようです。文章によれば

採用が決定いたしました制作者様に次のとおり、記念品をお届けいたす事になりました。」という事らしいです。

お気持ちは大変結構な事ですが、寄贈の契約が済んだこのタイミングで、こんな風に送られてくると、何となく素直に喜べません。
(やっぱり私がひねくれているから?)

もともと、こういった行為を期待していたわけでもありませんし、そんな約束をしていたのでもありませんので、お返ししようかとも思いましたが、これ以上混乱を来しても仕方がないので、この図書カードは、もっと多くの人に役立つような形で、使おうと考えています。



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