カテゴリー「絵本」の18件の記事

2009年8月26日 (水)

夏休み、何してました??

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「夏休み中、(子どもは)何してましたか?」

先日、子どもの同級生のお父さんとそんな話をしました。
そう言われて、この一ヶ月近い休みの間、何をしていたか、よくよく考えてみました。
で、それをアルバム風にまとめると...

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まあ、こんな感じです。

って言うのじゃあんまり乱暴過ぎるので簡単に説明すると、今年は湯沢での展覧会準備のおかげで、毎年行っていた北海道旅行は会えなくキャンセル。おまけに泊まりがけの海水浴も、今年は日帰りとなってしまい、子どもにとっては大イベントのない夏休みだったかも知れません。

それでも幼稚園までの夏休みとは違い、やらなければならない宿題もそこそこあったし、同時に「あれもやりたい」「これもやってみたい」「どこどこへ行きたい」などなど、自分から積極的に何かをやろうとしていたような気がします。

ぐらついてきた乳歯を自分の指で引き抜いたり、プールで潜る練習をしたり。
遠くにこそ行きませんでしたが、色んな事を体験できた夏休みだったと思います。

でも、この夏休み、たぶん一番やっていた事はズバリ読書

09082609中でもお気に入りだったのが

かいけつゾロリ シリーズ
原 ゆたか 作・絵/ポプラ社 刊

このシリーズを純粋に「読み物」とするのには、確かにマンガみたいな要素も多く、若干抵抗もありますが、それでも自ら読書をする習慣だけは、このシリーズのおかげで、すっかり身に付きました。
この休み中に10冊以上は読んだかな?

で、図書館から借りてきているこのシリーズを全部読んでしまうと、家の中の本棚から、別の本を探して読んでいました。
ある時なんか「100万回生きたネコ」をじっくりと読んでいて、親の方がビックリ!なんてこともありました。

長い長い夏休みも終わり、いよいよ今日から二学期が始まります。
ほとんど何も心配はしていませんが、ただ一つ...

「朝、ちゃんと起きれるかな?」



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html


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2009年4月 8日 (水)

素敵な世界/あべ弘士絵本原画展

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 「アベヒロシ」と聞いて「阿部寛」じゃなくて、「あべ弘士」と即座に浮かぶ人は、絵本に詳しい人か、旭山動物園をよく知っている人、かな?

 そんな、日本全国からいい大人たちまでもが、ツアーを組んではるばるやって来る北海道は「旭山動物園」にとてもゆかりのある絵本作家の原画展が、今、映画のロケ地でも話題となっている山形県は酒田市の美術館で行なわれているので、ちょっとここでご紹介。

 旭山動物園の物語  あべ弘士絵本原画展

09040802  3月20日(祝)〜19日(日)
 9:00〜17:00
(入館は16:30まで/会期中ほぼ無休)
 酒田市美術館(酒田市飯森山3丁目7-95)

 私が今更、紹介するまでもないほど「知る人ぞ知る」の方ですが、一応書いておくと、もともとは旭山動物園の飼育係だった人で、みごとな変革を遂げたその動物園の基礎作りから関わった人の一人だったそうです。そしてそんな人がいつしか絵本を書き・・・今に至る、ということです。

 こういう人の絵は技術がどうとか、デッサン力がどうとか言う前に、ただひたすら「魅力的だ」ということ。見る人を惹き付ける魔力でもあるんじゃないかと思うくらい、見入ってしまいます。
 きっと動物が好きで、よく観察しながら描いていたら、こう言う作品が出来上がったんだなあ、という感覚です。

 絵を描く事の基本に「対象を良く見る」というのがあります。その基本が同じであっても、一方で技巧的で写実的で、その対象と寸分違わないような作品が生まれ、そのもう一方でプリミティブだったり、戯画的(?)な作品が生まれます。

 どちらか一方を否定するのは簡単ですが、どちらにもそれぞれの魅力があり、人を惹き付ける力があるのです。

 動物たちの「素敵な世界」を垣間見せてくれる、良い展覧会でした。

 また後日書きますが、ここの美術館の施設自体もとても素敵でした。ただここでボーッとする為だけに、もう一度足を運びたくなるような所です。

 終わる前に、是非どうぞ!



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

私の作品が西脇市サムホール大賞展に入賞しました。
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/




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2009年3月22日 (日)

ほぼ真西へ/エルマーは続く

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 えーっと、20日は春分の日な訳で、ということは、その次の日に撮ったこの写真の太陽は、ほぼ真西に沈む太陽ということ。だから何だと言われればそれまでなんですが、1日遅れなのはともかく、解説が必要なくらい判りにくいのではありますが、これもまたこれなりに劇的な「瞬間」な訳です。

 最も撮った本人自身が二日も経ってから、ようやくその事に気づくくらいだから、あまり「劇的」でもないのかな?

 そんな事などどうでも良いと思えるほど、久々にきれいな夕焼け空でした。

 だんだん暖かくなってきて、同時に日も長くなってきて、うちの中でごそごそやってるよりも、外で遊んだ方が気持ち良さそうな今日この頃ではありますが、寝る前の読み聞かせは続いてます。決して退屈な訳じゃなく、あまりにのんびりした話なので、読んでるこっちの方が眠くなっちゃいます。

これもステキな春の魔法?zzzzzzz......

09032202 エルマーとりゅう
 ルース・スタイルス・ガネット 作
 ルース・クリスマン・ガネット 絵
 渡辺 茂男 訳/福音館書店 刊


 無事、りゅうを助け、どうぶつじまを飛び出したエルマー。家まで飛んで帰ると約束したまでは良かったのですが、途中、海の上で嵐に出会って不時着、そこでまた事件に巻き込まれます・・・

 前回の「エルマーのぼうけん」の続編。話はしっかりと連続しているので、やっぱり「〜のぼうけん」を読んでから、こちらを読むのがお薦めです。

 これもやっぱり「冒険」のお話ではありますが「ハラハラドキドキ」というよりは、「ほのぼの、のんびり」です。

 子どもにも読み易いように、文章を出来る限りスリム化しているような感じで、ともすると情景描写も最低限に押さえてあるので、文章だけでその風景を想像するのはちょっと難しいかもしれません。

 そしてその想像し難い部分を、補ってくれている挿絵は、今回もやっぱり魅力的で、まさに文と絵の両者が切っても切り離せない関係のように、お互い響き合っています。

 単純で、ともすればあっさり読んで、忘れてしまいそうなストーリーが、挿絵によって、名作となり、傑作となる。そんな事を実感させてくれる一冊です。

 皆さんもいかがですか?



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私の作品が西脇市サムホール大賞展に入賞しました。
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2009年3月13日 (金)

エルマーのぼうけん

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 フライパンの上に落とした卵の黄身みたいだった昨日の月。カメラの性能いっぱいいっぱいの望遠で、ピントは甘くなってしまいましたが、でも色は確かにこんな感じでした。
 卵かけご飯が大好きなうちの子も、そんな月を見ながら舌なめずりをしていました。これってきっと「トムとジェリー」のマネなんだろうなぁ。

 また一冊読み終わりました。今回はちょっと短めの本のご紹介。でもなかなか楽しめます。

09031302 エルマーのぼうけん
 ルース・スタイルス・ガネット 作
 ルース・クリスマン・ガネット 絵
 渡辺 茂男 訳/福音館書店 刊


 冷たい雨の中、ずぶぬれの年取った野良猫を拾って来た男の子エルマー。ところがやっぱりお母さんに見つかり、捨てられて、それに怒ったエルマーは、冒険の旅に出発します。
 その野良猫から話を聞いた「竜」を探し、自分の夢を叶えるために。


 児童書としてはあまりにも有名で、たぶん自分も子どもの頃に読んだと思うのですが、内容に関してはすっかり忘れていました。

 ただこの挿絵にも出てくる、一風変わった配色の可愛らしい竜の姿だけはずっと憶えていて、「竜」という言葉を聞くと、その姿が頭の片隅に浮かんで漂っていたのでした。この本を改めて手に取り、その竜がこの本の挿絵だった事実に気づき、驚いています。

 そう考えると挿絵の力って凄いですね。改めて感心させられました。
 しっかり挿絵を見てみると、一つひとつ素敵な作品で、単に物語のイメージを補完するだけの物ではなく、一枚だけ取り出しても、独立した一個の作品として成立しそうなぐらい魅力的です。

 そして実を言うとこの話、「ぼく」自身の話ではなく、「ぼくのおとうさん」であるエルマーが子どもの頃に体験した話ということなんです。これも「むかし、むかしあるところに・・・」の別バージョンなんでしょうかね。

 話自体は長くもなく、いたって単純です。でもそんな中に、妙に人間臭い動物たちがたくさん登場するなど、楽しい要素のいっぱい詰まった愉快な物語です。

 皆さんもいかがですか?




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2009年3月 8日 (日)

ジム・ボタンとともに

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 また1つ、冒険の物語が終わります・・・。

 といっても、あくまで読み聞かせのお話。

 例えつまらない一日だったとしても、最後にはワクワクした気持ちで終える事ができた、就寝前の読書の時間でした。

 ジム・ボタンの機関車大旅行
 ジム・ボタンと13人の海賊
 ミヒャエル・エンデ 著/上田 真而子 訳/岩波書店 刊

09030801  ある男の子の物語。
 小さな小さな島国に住んでいたジム・ボタン。彼は孤児だったけれど、島民のみんなから愛され、すくすく育っていました。でもそんなある日、訳あって、一番の仲良しの機関士ルーカスと彼の機関車エマとともに島を飛び出し、そこから冒険が始まります・・・。

 竜、お姫様、海賊などなど、冒険物語を盛り上げてくれる要素がてんこ盛りで、最後までハラハラドキドキしながら楽しめます。


 訳者さんの解説によれば、もともと1つの物語だった作品を、出版社の説得もあって、上下2巻に分けて、今のようにそれぞれ別の題をつけて出版したそうです。だから別版での出版物では最初からこの2冊が一冊にまとまっている物もあり、実際、どちらから読んでも良いという作品ではなく、「〜機関車大旅行」の方から先に読まないと、話が全く繋がりません。

 エンデの処女作だそうで、確かにその後の彼の作品にも繋がるような、エンデ特有の不可思議というか、ちょっと空虚感があると言うか、そんな独特の世界観が、抑制されながらもすでに随所ににじみ出しています。
 また所々に「不条理小説」的な雰囲気も散りばめられ、この辺りの説明や言い回しは6歳児にはちょっと難しかったかもしれません。逆に言えば、そんな部分がある事で、ただ冒険物語を追いかける子どもとはまた違う視点で、深読みをする事もできるので、大人でも退屈する事無く読む事ができます。

 ただ、そんな部分も多過ぎる事は無く、二人が島を飛び出した辺りから、まさしく「冒険、冒険、また冒険」と言った感じで物語はめまぐるしく、読者を飽きさせる事無く展開して行きます。2刊あわせると700ページ近くありますが、終わってしまえば「あっ」と言う間の出来事のように、最後まで楽しく読む事ができました。

 うちの子に言わせると、「ガンバ」シリーズに負けないヒット作だったようで、最後まで寝るのも忘れて、聞いていたようです。

 そんな子どもの頭の中では、いつまでも、どこかでジムとルーカスが機関車を走らせながら、冒険の旅を続けているのかもしれません。

 皆さんもいかがですか?




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2009年1月21日 (水)

ニルスのふしぎな旅

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 「ガンバの冒険」ですっかり読み聞かせにはまってしまった感のあるうちの子ども。さてそうなると次は何を読もうかと、悩む事しきり。

 そんな事を考えながら、図書館の子ども本のコーナーをウロウロしていると、ある事実に気が付きます。
 懐かしい児童文学の数々。「ハイジ」「フランダースの犬」「宝島」「海底二万里」「ピノキオ」「西遊記」「オズの魔法使い」「ピーターパン」・・・・。本棚を探していて目につく(知っている)児童文学と言われる本のほとんどが「外国」のものばかりなのです。
 「何故だろう?」と考えて行き着く結論はずばりアニメ。そのほとんどが映像化されていて、そちらの方を知っているのです。その証拠に、内容も知っているはずなのに、読んだ事のある本がほとんどありません。そして前回の「ガンバ〜」じゃないけれど、アニメと原作がずいぶんと違う事に驚かされたりもします。ちなみに「ハイジ」でもそうでした。

 という訳で、今回、選んだのもやっぱりアニメ化されている作品です。

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 ニルスのふしぎな旅
 セルマ・ラーゲルレーヴ 作/菱木晃子 訳/福音館書店 刊

 親も困るくらいのいたずら坊主のニルス。ある日見つけた妖精の小人にいたずらをして、自分も小人にされてしまい、家に居られなくなったニルスはガチョウのモルテンとともに、ガンの群れとスウェーデンを旅する、という物語。

 この物語、実を言えば凄く長いんです。上下刊に分かれていて、合わせると1000ページ以上になります。「どうしてここまで長くなるの?」と思って読み進めてみて、その答えがわかります。

 話は突然、飛躍します。この旅の始まる10年も前の話がでてきたりで、章によってはニルスが主体として書かれていない物語もあり、そもそもニルス自体が出て来ない時もあります。
 全然関係ない物語だと思って読んでいると、最後の方で、「ガチョウに乗った小人が、声をかけてくれたので助かった。」みたいな匂わせ方の物語があったり。時には、ニルスの見た夢で神話みたいなお話を紹介したり。

 そんな風にこの本は「ニルスの旅」を通してスウェーデン全土を旅することで、その土地ごとの産業や風習、そこに伝わる民話や伝説みたいな物を紹介しながら、話が展開していきます。
 だから「一つの物語」として子どもに読み聞かせるのには、話があちこちに飛び過ぎて、ちょっと苦労するかもしれませんが、一冊で色々なストーリーを味わえる本だと思えば、中々読み応えのある本なのかも知れません。

 興味がありましたら是非どうぞ。



好評開催中!
  第19回 富嶽ビエンナーレ展
  静岡県立美術館/1月2日(金)〜25日(日)(月曜休館)

  

中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
  入選作も公開中!

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2009年1月14日 (水)

こげたパンと言えば・・・

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 ちょっと油断してしまいました。早朝、部屋の温度が上がらないので、オーブンレンジで生地を発酵させようと思ったら、ボタンを押し違えて、生地をレンジにかけてしまいました。温度は上がるので発酵自体は進みましたが、一緒に中の水分までとんでしまい、焼いてみると表面が焦げてしまいました。味は悪くないんですが、これじゃいけません。

 そんな焦げてしまったパンを眺めていたら、ある絵本の事を思い出したので、今日はそんな焦げたパンが取り上げられた一冊を紹介。

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 からすのパンやさん
 絵と文 かこ さとし/偕成社 刊

 いずみがもりに住むカラスのパンやさんの夫婦。ある時、子どもが生まれて大喜び!!と、そこまでは良かったんですが、毎日、子育てに追われて商売が上手くいかず、どうしようかと困っていたら・・・

 中の見開き一杯に出てくる色々な種類のパンがおかしくて、子どもと一緒に「どれが食べたい?」なんて聞きながら読んでいました。おまけにカラスがとっても愛らしくって、素敵な一冊です。

 ところで、現実社会なら「子育てで仕事がおろそかになるとは何事だ!」と上司あたりに叱られそうですが、これが自営業で、しかも仕事場と自宅が同じ所にあると、そう言う事もあるんですよね。
 「仕事に対する取り組み方が甘い!」と言われれば返す言葉もありませんが、実際、子どもの泣き声が聞こえてきたり、仕事場に遊びに来た時に、無視して仕事をするなんてできませんよ。

 専業主婦なら子育てに疲れた時でも逃げ場はありませんが、「仕事に行く」という口実で、職場に逃げて「子育てから解放される」男の人たちはある意味幸せかもしれません。



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  静岡県立美術館/1月2日(金)〜25日(日)(月曜休館)

  

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2008年12月 6日 (土)

さようなら「こかげ」号

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 以前のブログにも書きましたが、今年度で市内を巡回していた移動図書館車が、老朽化により廃止されることになりました。
 「今年度」とは言っても、雪国では駐車スペースの確保のための除排雪などの諸事情により、実質的にはこの積雪間近の12月で営業終了となります。

 期せずして子ども誕生日だった12月某日、最後の図書館車来場の日と相成りました。幼稚園のお迎えがてら本を返した妻と子どもが

『最後だから!』

 と慌てて家に戻ると、カメラを持ってそのまま取って返し、記念撮影。

 小さい頃からの親の努力のおかげ(?)による本好きと車好きが相まって、大好きな図書館車でしたので本当に残念です。
 来年からは小学校に上がり、利用する機会も減るので、我が家的には大きな支障はないのですが、好きなモノが無くなるのはやっぱり寂しいですね。

 各地で読書や図書館が見直され、図書館行政にも改革が進む中では、はなはだその流れに逆行する動きではありますが、この後の活動の活性化に淡い期待を抱きつつの、お別れです。

 昨日から、子どもと一緒に「ニルスのふしぎな旅」を読み始めました。「ガンバの冒険」シリーズからの「動物」と「旅」つながりと言う安易な発想による選択でしたが、ハリーポッター並の上下刊2分冊のボリュームにちょっとだけビビってます。始めの6ページぐらいでニルスが小さくなってくれたので助かりましたが、もしこの導入部が長過ぎたら、小さい子どもには取っ付きにくいかな?



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2008年11月26日 (水)

ようやく終わった「ガンバ」の冒険

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 長かった冒険の旅もようやくピリオド。

 冒険者たち
 ガンバとカワウソの冒険
 グリックの冒険


 斎藤 惇夫 作 薮内 正幸 画/岩波書店 刊

 一度、子どもの前で音読してしまったのが運のつき。今日までほぼ、二ヶ月半かかってようやく3冊全部読み終わりました。もちろん全部音読で「ガンバとカワウソ〜」なんか読み切るのに5週間もかかってしまいました。

 「冒険者たち」は以前にも紹介したので省略。
 「ガンバとカワウソ〜」の方は前作でいなくなったメンバーに代わり、新たな仲間を加え、再結成されたガンバと15匹の仲間による冒険。本作は前半が仲間のうちの一人の恋人を捜しに行く話で、後半が表題にもなっているカワウソとの冒険。


 描写が丁寧でしっかりしている分、逆に長く(くどく?)なり過ぎて「5歳の子どもにはちょっと退屈かな」なんて思ってましたが、侮るなかれ、脳が若くてフレッシュな分、大人が飛ばして読みたくなるような細部までしっかりと記憶しているようでした。おかげでこの緻密な描写が、既知の情報が少ない子どもの脳の想像力を高めるのに、大きな役割を担っていたようです。

 「グリックの冒険」は、ガンバも出てきますが、基本的にはグッリクと言うペットのシマリスが、自分の故郷を探し「北の森」を目指していく冒険のお話。

 ガンバと15匹の仲間も出てくるのですが、ガンバ以外は具体的にその名前などは一度も出て来ず、ガンバ自信も前半部に少し出てくるだけです。ただ登場期間は短いですが、その存在が後半の物語の鍵となってます。
 一見単純そうな冒険物みたいですが、情景描写はもちろん、登場人物(?)の心の葛藤がとても丁寧に描かれていて、それが生死に関わってくる分、考えている以上に重厚な物語に仕上がっています。
 子どもの読み物としてはもちろん大人でも充分楽しめるないようです。

 そしてこのシリーズを通して描かれている挿絵は、とても正確な描写にも関わらず、動物たちの表情がとても豊かで、その絵の中の動物たちの姿を見るだけ喜怒哀楽まで伝わってきそうです。

 物語が読み終わった今でも、子どもの頭の中では永遠にガンバやシマリスたちがどこかで冒険を続けているようです。


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2008年11月18日 (火)

奇妙な本

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 最近、周囲で本にまつわる話がチラホラ。そんな話に加わっているうちに、内にも奇妙な本がある事を、ふと思い出しました。

 ということで本日は、20年ぐらい前、欧州遊学中に手に入れた本について紹介します。本来、書籍や絵本の紹介は写真なしにしているのですが、この本の奇妙さは言葉だけでは伝わらないような気がするので、今回は勝手にちょっとだけ抜粋しました。出版社の方、そして著者の方、お許し下さい。

The teach your chicken to fly
TRAINING MANUAL
TREVOR Weekes 著/The Windrush Press 刊

 表紙からもご推察の通り、鶏を飛べるように訓練するためのマニュアル本です。もちろんほとんど冗談で作っているような本なんですが、その凝り方は冗談では笑い飛ばせない所があります。

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 上図のような「レオナルドの解剖図」風にアレンジされたペン画によるイラストが、沢山盛り込まれており、笑ってしまうと同時に、その一枚一枚の質の高さというか手数の多さに関心もさせられます。

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 最終的には上図のようなトレーニングマシンまで作ってみようと言う事で、実際に作った写真も載っています。

 この本はロンドンで見つけたんですが、あまりにふざけた内容に、その時は躊躇してしまい買いませんでした。しかしその次の日になってもこの本の事が気になり、再び同じ書店に。
 しかし前日積んであった所にその本はすでになく、探そうにもどのジャンルの棚にあるのかさえわからず、本のタイトルもちゃんと覚えておらず、仕方なく片言の英語で店員にその本の事を尋ねました。最初は要領を得ない会話でしたが、私が探している本に気づいた店員は、その瞬間、思いっきり吹き出していました。
 ちょっとバカにされてるようで、複雑な心境でしたが、それでも親切な店員は広い店内のどこかからその本を持ってきてくれて、無事購入と相成りました。



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2008年9月26日 (金)

ガンバの冒険

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 図書館に行くとついついやってしまう事があります。そんな大それた事ではないし、自慢するほどでもなければ、余計なお世話と言われればそれまでの事。

 棚に雑然と置かれた本を、作家ごとに集めて並べ直す。

 ただそれだけの事。それも全部じゃなくて、気づいた所だけ。
 時々、分類棚を直すときもあります。よほど注意していないと「文(学)」と「小(説)」を間違える事があるようです。だから自分で探すときも、例え「小(説)」や「子どもの本のコーナー」に無くても、あきらめる前に、この「文(学)」の棚を探してみます。同じ作家でもエッセイのコーナーにあるかと思えば小説のコーナーにも会ったり。こんなとき検索PCも便利です。

 今日は、思わず音読させられるはめになった本のお話。

 冒険者たち

 斎藤 惇夫 作/岩波書店 刊

 この題名を聞いて首を傾げた人でも、「ガンバの冒険」と言われれば、分かる人も多いのではないでしょうか。ガンバと15匹のネズミが、ノロイと言う名のイタチとその群れに苦しめられているある島のネズミたちを助けに行く、という物語。


 読みながら「この設定、何かに似ているぞ!」と思いつつ読み進めて行くと、なるほど「七人の侍」なんですよ。群れを救うために助っ人を捜しに出かけ、気心の知れた13匹と、彼らとはある意味でちょっと異質な存在のガンバ。細部はもちろん違うけれど、大枠で似た所が幾つか見られます。

 じゃ、面白くないかと言うと、決してそんな事は無く、気の迷いでたまたま子どもの前で音読してしまったのが、運のつき。今はまっている「トムとジェリー」とのネズミつながりもあり、それから続きを読んでくれとせがまれる毎晩です。具体的に何が面白いのかは不明ですが。

 ただアニメの「ガンバの冒険」を見た事のある方なら分かるかもしれませんが、この中に出て来た敵役の「ノロイ」。このインパクトが強烈だったんです。その赤い目と不気味な笑い声がとても印象的で、イタチであるという前に、何か訳の分からない「悪の権化」みたいな存在として、それが画面に出てくるだけで、背筋に寒いものを感じていました。

 だから、本の挿絵だけを見ていると、「ただのイタチじゃん!」なんて突っ込みを入れたくなるくらい普通なんですが、実際文章を読んでみると、「悪の権化」の存在感はそのままで、その時の恐怖がよみがえって来ます。

 これで終わるとなんかホラー小説みたいですが、間違いなく「冒険小説」です。悪が恐ろしい分、正義が引き立つってことですね。

 機会がありましたら、是非どうぞ。




 今回も本の返却ついでにまた新しい本を借りてきました。

 ペンギンの憂鬱  アンドレイ・クルコフ 作 沼野恭子 訳/新潮社 刊

 別冊 図書館戦争Ⅰ  有川 浩 作/メディアワークス 刊

 ガンバとカワウソの冒険  斎藤 惇夫 作/岩波書店 刊
 


 読み終わってみて何かありましたら、感想でも書いてみます。






2008 中野修一 絵画展
  日 時:2008年10月22日(水)〜26日(日)
     11:00〜20:00(最終日は17時まで)
  会 場:cocolaboratory(ココラボラトリー*ギャラリー)
     秋田市大町3丁目1-12川反中央ビル1F

2008dm

 DMの郵送希望者も募集しています。下記の中野修一公式ウェブサイト内の「問い合わせ」からメールいただければ、お送りします。

 なお、郵送の方は無くなり次第、終了致しますのであしからず。


中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
  雪梁舎フィレンツェ賞展の入選作も公開中

   http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
  

私の作品が西脇市サムホール大賞展に入賞しました。
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2008年9月12日 (金)

不思議な図鑑。編集者の意図は?

 厳密に言えば「図鑑」なのですが、子ども向けの本ということでこのカテゴリーで書きました。

 もう1年ぐらい前の話なので、本の名前等は忘れてしまいましたが、その日もいつものように、子どもと図書館で借りて来た車の図鑑を見ていました。本としては図鑑というよりもムック本に近い形態なのですが、まあ図鑑と言っても良いでしょう。お決まりのように「じょうようしゃ」「はたらくくるま」など項目ごとに車が分類されています。

 読んでいて何となく違和感を感じたのは、乗用車のページを見ているときです。クーペやセダン、ワゴンに軽、日本車に外車。読み進めているうちにある事に気づき、子どもにことわってから、もう一度最初のページから見てみると・・

 後ろ向きの写真が多いんです!

 普通、何かを紹介する本なら、前から写真を撮るでしょう。ところがページの中の半分ぐらいの写真は、みごとに車の後ろ向きの写真なんです。ポルシェの妙に丸みを帯びたテールとか、スカイラインの丸いテールランプみたいな特徴的の物ならともかく、「なんでこの車のテールを見なきゃダメなの?」という物まで実にたくさんの後ろ向きの写真が掲載されている訳です。
 確かに「この車ってこういうオシリしてたんだ」なんて思いながら見ていた往年の名車もありましたが、ひょっとしたら生まれて初めて手にするかもしれない自動車の図鑑がこんなんでは、ちょっと問題ありかなとも思います。大人だって背中や足ばかりのアイドルのグラビア写真集を見て喜ぶ人はきっと少ないと思います。

 一度、たまたま昼寝をしなかった日の夕方に、子どもとこの本を見ていたんですが、探し物がなかなか見つからず、とうとうヒステリーを起こして泣き出してしまった事があります。普通の時ならとても楽しめる本ですが、眠そうなときや、疲れているときは見ない方が良いかもしれません。

 編集する側はどんな事を考えながら、この本を作り、世に送り出したのでしょうか?疑問は尽きません。
 そんな大人の抱える疑問とは裏腹に、子どもはけっこう喜んで見てましたが・・・



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2008年7月29日 (火)

かくれんぼ絵本

 私が子どもの頃は、読んで見るだけの絵本がほとんど。でもそのうち「とびだす絵本!」なんての出てきて、その中では仮面ライダーや怪人なんかが文字通り立体的にとびだして、パンチを出したり、キックをしたり。最近流行のポップアップ絵本のはしりみたいなものでしたが、芸術性はさておき、絵本を開いたとたんとびだしたり動いたりするその仕掛けが楽しくて、すり切れるまで見ていました。

 今日はそんな一風変わった絵本の中でも、子どものお気に入りを紹介。といっても仕掛け絵本ではありませんが。

I SPY ミッケ!

ウォルター・ウィック 写真/ジーン・マルゾーロ 絵/糸井重里 訳 /小学館

 見た目は普通の写真絵本みたいですが、これはその写真の中にあるたくさんの小物の中から、指示されたものを探して見つける、というものです。昔からある、間違い探しや迷路やクイズの絵本などと、同じようなジャンルだと思って下されば良いかもしれません。

 ただ、この探すというのがけっこう大変なんです。例えて言うなら、ひっくり返したおもちゃ箱の中から、ブロック一つ見つけ出すような感じです。 本気にならないと大人でも見つけられない事もしばしばで、思わず「本当にあるのかよ?」と本に突っ込んでしまいます。

 一度、たまたま昼寝をしなかった日の夕方に、子どもとこの本を見ていたんですが、探し物がなかなか見つからず、とうとうヒステリーを起こして泣き出してしまった事があります。普通の時ならとても楽しめる本ですが、眠そうなときや、疲れているときは見ない方が良いかもしれません。

 子どもの本と侮るなかれ、気が付けば子どもそっちのけで、大人の方が目を皿のようにして夢中になって探しているかもしれません。

 機会がありましたら、ぜひお子さんと一緒にどうぞ!ただ心と身体にゆとりのある時にしましょう。



私の作品が西脇市サムホール大賞展に入賞しました。

http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/


中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
  雪梁舎フィレンツェ賞展の入選作も公開中

http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

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2008年7月24日 (木)

これも「ゆるキャラ」?

 うちの近所にはネコが多く、良くあちこちをウロウロしているのを見かけます。近くでネコのために一部を改造(?)している家があったり。
 自宅の裏にある車庫をねぐらにしてるのがいて、時々鉢合わせになるとあわてて逃げていきます。どちらかといえば、猫や犬を飼いたいとは思わないタイプの人間なので、住み着かれるのは少々困るんですが。

 ということで、今日はネコの出て来る絵本を紹介!

11ぴきのねこ

馬場のぼる 文・絵/こぐま社 刊

 初版が出たのが1967年で、人気があったのかその後シリーズで6、7冊程度出版されています。「とらねこたいしょうと10ぴきののらねこと」が巻き起こす事件の物語。

 シリーズ中の「11ぴきのねことぶた」で、ネコたちがトラックに乗っているの表紙を、図書館で見つけたのが読み始めのきっかけ。最初はやっぱりクルマでした。

 このシリーズに共通していることは、教訓めいた話の展開なのに、それがぜんぜん定石通りにならず、必ずと言っていいほど最後に裏切られます。しかしこの意表をついたとも言うべきラストのおかげで、逆に強く印象に残り、どれも忘れられない本になっています。
 毎回常識はずれ行動をとってしまうネコたちですが、そのとぼけたキャラのおかげで、そんな事も気にならなくなり、いつの間にか肩の力を抜いて「こんなんもありかも?!」という気持ちで読み終えています。そう考えるとこれこそ「元祖ゆるキャラ」の一つなんじゃないでしょうか?

 読んでいると「本当にそれで良いの?」と突っ込みたくなる展開に疑問を抱きつつも、忘れた頃に再び読んでみたくなる、そんな不思議な魅力のある本です。

 機会がありましたら、ぜひお子さんと一緒にどうぞ!


私の作品が西脇市サムホール大賞展に入賞しました。

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2008年7月14日 (月)

お父さんと読んで欲しい?!


 うちの男の子は、絵本を読む、といえば99%自動車の載った絵本を選んできます。先日、図書館に行った時も、どうやって見つけたのか、ムック本でどう見ての大人向けの、消防車の本やフォークリフトばかりが載っている本などを借りてきました。
 読むと言っても文章の多くは大人でも理解できないような専門用語ばかりだったり、見た目にほとんど違いのわからない車が延々と掲載されていたり。さすがのうちの子もこれには途中で飽きてしまいますが。

 そうかと思うと「どうしてこの本なんだろう?」なんて首を傾げつつ読んでいると、「あっ、後ろ(タイア)2個付きトラック!」とページの片隅に小さく描かれたトラックを指差しながら喜んでいます。ストーリーとは全く関係ないたった数台の車を、ただ確認するためだけに開いている本もけっこう多いです。逆にいえばそのたった一台の車のおかげで、読むきっかけを得た名作絵本も多いんで、文句は言いませんが。

 本屋さんや図書館でコーナーを分けて作る所もあるほど種類が多い『クルマ』の絵本。でもそんなクルマの本の欠点とまでは言いませんが、共通して気になる事があります。それは

「時代とともに車種が古くなる」

 絵本自体が面白ければ確かにそんなにも気にならないのですが、特に図鑑的要素を多く含んだ本だとやっぱり気になります。クルマさえ載っていれば何でも良いうちの子でさえも、「こんなクルマ、今は走ってないよね」と知らずに突っ込んでしまう事もあります。
きょうはそんなクルマの古さが気にならない絵本を二つ紹介します。

ダットさん

こもりまこと 文・絵/教育画劇 刊

「バルンくん」シリーズでも知られるこの著者による本にはいつも、名車が出てきます。表題のダットサンをはじめヨタ8、2000GTやminiなど次から次へと出てくる内外の往年の名車たちに、読んでいる子どもたち以上に大人の方が興奮する一冊かも知れません。


 そう考えるとお母さんと読むよりも、クルマ好きのお父さんといっしょに読んで欲しい本かもしれません。時代を超えた名車たちは決して古くさくならずに、いつまでもその中にいるのです。
もう一冊は

しょうぼうじどうしゃじぷた

渡辺茂男 作・山本忠敬 絵/福音館書店 刊

 あまりにも有名すぎて今更紹介する事もないような名作です。同じペアによる「とらっく とらっく とらっく」や、別の作家と組んだ「のろまなローラー」など、ここで絵を描いてる山本忠敬さんは実に様々な種類のクルマが主人公になった本を出しておられます。


 以前、お祭りの時に消防署でじぷたみたいな古い小さな消防車が展示してあり、それを見つけたうちの子が「じぷただ、じぷただ!」と大喜びしていたのを思い出します。
 この本が最初に世に出たのが1963年ですから、登場する自動車は古いのが当たり前ですが、40年以上たった今でも子どもの心をとらえて離さない魅力があります。いつまでも古びない一冊なんでしょう。

 機会がありましたら、ぜひお子さんと一緒にどうぞ!


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2008年6月27日 (金)

ピン・ポン・バスはどこへ?


今回も車の絵本のお話。

ピン・ポン・バス
うみへいくピン・ポン・バス


竹下文子 作・鈴木まもる 絵/偕成社 刊

どちらも以前にも紹介したコンビによる作品です。ご存知の方も多いと思いますが、これらの乗り物の本たちが全体で大きなシリーズになっていて、この後、宅配便、パトカー、ショベルカーなどが主役の本がでています。なぜこれが「シリーズ」と呼ぶかと言うと中にそれぞれの本を結びつける「ある仕掛け」があるのです。詳細は書きませんが、単純な事なので簡単に見つかると思います。


最初の頃は気が付かなかったのですが、回を重ねるごとにパワーアップしてくるので、見ている子どもの方はその仕掛けを見つける方が、今では楽しいみたいです。大体において、自動車図鑑好きの我が子にとっては、そこにあるストーリーよりもどんな車が出場しているかの方に興味があるようです。

私個人としてはシリーズの中でも特に「ピン・ポン・バス」が気に入っています。特に最後の方のページが醸し出す雰囲気が好きなんです。

機会がありましたら、ぜひお子さんと一緒にどうぞ!




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2008年6月25日 (水)

ぼくらの なまえは ぐりとぐら・・・


あえて紹介するまでもなく、絵本に興味がある人はもちろん、例え興味はなくとも、知っている人は多い作品だと思います。

ぐりとぐら

中川李枝子 文・大村百合子 絵/福音館書店・1967年 刊

森に出かけた「ぐり」と「ぐら」と言う名前の2ひきののねずみが大きな卵を見つけて・・・というおはなし。素朴な絵柄と歌を口ずさむように読める文章。そんなところがロンングセラーの一因なんでしょうか?


そういえば前回紹介したのも「のねずみ」ものでしたね。「ねずみ」と言うどちらかと言うと嫌われる事の多い生き物が、どうして絵本の中ではかくもかわいく愛らしく、人々に愛されるのでしょうか?「実害がないから」と言ってしまえば身も蓋もありませんが、確かに本物のねずみもただ見ているだけなら確かにかわいいかもしれません。

今回、あえてこんな私が紹介するまでもないほど有名な絵本を取り上げた理由は一つ。

どこに興味を持ったのか?

この一点についてです。多分作者の意図するところでは、「見つけた卵をどうするか?」と言う所を一番見せたかったと思うのですが、それ以上にうちの子どもが好きだったのは、ズバリ「最後のページ」でした。まだ読んでいない人のために詳細には触れませんが、読み始めた当時から「働く自動車」が大好きだった我が子にして「さもありなん」で、寝る前の読み聞かせでも、この本の時だけはそのページが待ち遠しくて、最後を読み終わるまで寝ることはありませんでした。

そこから考えると、例え同じ「お気に入りの」絵本でも、「好きな部分」となると子どもによって微妙に異なるのかもしれませんね。
ちなみに皆さんはどの部分が好きですか?私は、そのページが来るのをワクワクしながらまっている我が子を眺めるのが一番の楽しみでした。(親バカですね)

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2008年6月21日 (土)

やさいばたけのパトロールたい


昨日、梅雨入りした翌日とは思えない好天と乾燥した空気。服装も、上はとうとう半袖シャツ一枚となり、そろそろハーフパンツも出動体制を整えています。

生まれた時から今日までのほぼ毎日、子どもの就寝前の絵本の読み聞かせはまだ続いています。最近はめっきり車の本(それも多くは図鑑)が多くなり、ただの自動車の名前の羅列が、時と場合によっては読む方の苦痛になる場合もあるのですが、それでも「このままずっと本が好きでいてくれたらなあ」と言う思いを胸に来る日も来る日も読み続けています。

ここからは子どもの好きな絵本を紹介します。今日の本は

やさいばたけのパトロールたい

竹下文子 作・鈴木まもる 絵/偕成社 刊

最近絵本を見ている人ならよくご存知のコンビ(実を言うと夫婦だった)による作品です。のねずみたちが自分たちの大事な畑をパトロールするというおはなし。中に登場する様々な野菜の描写がとても丁寧で、本当の野菜畑をのぞきに行ってみたくなるような作品です。


最初に読んだのは3歳ぐらいの頃。図書館で見つけてから、何度か借りてきていました。ちなみにこの続編に「いちごばたけのパトロールたい」なんてのまります。残念ながら現在はどちらとも絶版です。近くの古本屋か図書館で見つけたら、見てみてください。

これからも時々、絵本について書いていこうかと思います。絵本紹介、と言うよりはいずれ読まれなくなる絵本たちについて、一つでも多く記憶にとどめておくためのメモみたいな感覚で書いていこうと思います。「あの頃はかわいかったなあ」なんて思い出すための「親バカ」なつぶやきなのかもしれませんね。




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