カテゴリー「制作日記」の450件の記事

2013年9月29日 (日)

4年間お世話になりました。

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札幌市の南、真駒内にある私設図書館「六花文庫」。
主に食をテーマにした本を収集しているその図書館内の、片隅におかれた棚に納められた箱の中には、作家さんの手による小さな作品たちが、ふたを開けられるのをひっそりと待っていました。

ありがたくも私の作品もそんな箱の中の一つに納まる事を許されて、はや4年。(途中で作品の入れ替えもありました。)
どれだけの人が作品を見て行かれたのかは判りませんが、そんな場所に自分の作品が静かに息づいていると思うだけで、なんだかとっても嬉しくなるような場所でした。

またそのおかげで念願の北海道での個展開催のチャンスも頂くこともできるなど、色々な意味でお世話になった場所であります。

作品の入れ替えで、私の作品はこの9月で撤収となりますが、10月からはまた新たな作品たちが、来館した皆さんに箱を開けてもらえるのをひっそりと待つ事になると思います。

壁に掛けられたりや展示台に置かれているのではなく、箱を開けて自分の手に取って眺められる作品が置かれている場所。
そんな、ちょっと贅沢な時間を過ごす事のできる「六花文庫」に、皆さんもお時間がありましたら、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?。


次はどんな作品と出会えるのかな??



*六花文庫のサイトはこちら


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中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

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2013年9月18日 (水)

久々の鑑賞の時間

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久々に鑑賞の授業に参加させて頂きました。

「久々」と言っても、中学校での授業は初めてなのでどんな風になるのか、てんで見当もつかず、私もかなり緊張してました。
幸い、今回は授業者ではなく、作品の制作者として解説をするだけなので、ほとんど「お客さま」状態だったので、気持ち的には幾らか楽でしたが。

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何の予備知識も無しでの、いきなりの作品鑑賞で始まりましたが、皆さん熱心に見てくれてました。
ただの通りすがりの振りして、鑑賞している生徒さんたちに混じって、彼らの喋る言葉に聞き耳を立ててました(自分の風貌から察するに、きっと正体はバレていたと思うけど、ハハ)。

それを聞きながら、感心するやら、驚くやら。

「この2点の作品の視点が違う(見上げる構図と見下ろす構図)は何故だろう?」なんて疑問が出た時には、正直、自分でも考え込んでしまいました。

それにしても「(カバが)街を守っているみたい」と言う感想は初めてで「目からウロコ」でした。(「脅している」とか「怒っている」と言う感想が多かったので)

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皆さんの熱心さを見て、解説を始めたこっちもついつい熱が入ってしまい、時間ギリギリまで喋ってしまいます。
あまり喋り過ぎたような気もしますが、こちらの思いの半分でも伝われば、まあ、良かったのかな?

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こんなワークシートを使いながら授業を進めて行く訳ですが、それにしてもよく書きます。
作品を鑑賞しながらメモを取り、発表を聞きながらさらにメモを取り、解説を聞きながら...とだんだんと文字で埋まって行きます。

このうらに授業の感想を書く欄があるんですが、私がすっかり喋り過ぎたおかげで、残り時間が少なくなったにもかかわらず、全員きっちりと埋めていたのには驚かされました。

先生曰く「小学校の時から、テストなどでも『考えて答える』訓練をしているので、みんなこれくらいは書けるんだ。」とのこと。
自分が中学生だった頃の事を考えると、驚異的とすら言える書き込みの量でした。

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そんな感じで、無事授業も終了。
参加者の生徒さん、授業者の先生、ありがとうございました。

おかげさまでこのシリーズもほぼ一年ぶりですが、日の目を見る事ができました。

でも、もうそろそろ潮時かな?



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2013年9月11日 (水)

10月は二人展。

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伊藤隆さんとお会いしたのが、20年以上前の大学時代(青森県)。
私が入学する前の年に亡くなられた絵画の先生の後任として赴任してきた先生でした。

教育学部とは言え「美術系」と言う事もあってか、今にして思えば個性的な先生が多かったのですが、この先生もちょっとした瞬間の目つきの鋭さに「きっと何かあるんだろうな」とは思ってましたが、案の定、実習室の掃除をさぼっている学生を見つけて「廊下に立たせる」という行為にいたったのはまさにこの人でした。
(その中の一人に私が入っていたことは言うまでもない?)

まあ、これは直接美術とは関係のないエピソードですが、当時はそれくらい怒らせると怖い先生でした。

それ以上に驚かされたのが、赴任したばかりのある日、とある卒業生(5年くらい前)の版画の個展を観に行った時のこと、その作家さんが冗談半分で「この中で新作じゃないのが一点だけあるんですけど、わかりますか?」と冗談半分で言った言葉に、瞬時にして目つきの豹変した伊藤先生。私たちを廊下に立たせた時と同じ鋭い視線で数分間、展示を見て回り、その旧作をピタリと言い当てたのでありました。その場に偶然居合わせた私でしたが、その光景を目の当たりにした時「この先生は信じても良いのかな。」と思い、それからお世話になること20数年。
(ここだけの話ですが、そう言うエピソードと同じくらい、思わず吹き出しちゃうような話も沢山あります。)
私が卒業した後も、何度か一緒にグループ展を開催したりしてましたが、なにしろお互いが遠い所にいたというのもあり、グループ展をしなくなった後は、たまに電話をしたり手紙を書いたりする程度の時期もしばらくありました。

ところが不思議なご縁で、再び同じ県に住むようになって、また交流が再会し、この3月に伊藤先生が勤めていた秋田大学の退官を期に「じゃあ、久々に一緒に何かやりますか」ということで、開催の運びとなった二人展であります。

同じ秋田県で絵を描いているにも関わらず、たぶん私の知り合いで「伊藤隆」さんの名前を聞いたことのある人はあんまり多くないと思うし、その逆もまた然りで、中には「なんでこの二人が一緒に展覧会をやるんだろうか?」と首を傾げている方も居られると思いますが、実を言えばそんな訳であります。

一時期、縁遠くなったとは言え、その間も同じ団体展に所属したりしていたので、お互いの作品についてはある程度見てきているので、「だいたいこんな感じで来るのかな?」という想像もしつつ、鋭意制作中でありますが、実際どんな作品が出て来るのか、並べたらどんな風に見えるのか、なんて言うのを一番楽しみにしているのは私たち二人なのかもしれません。


伊藤隆 中野修一 2013 絵画展

*会期:2013年10月16日(水)〜20日(日)
    11:00~19:00(夏より1時間早く終わります。最終日は17時まで)
*場所 ココラボラトリー/秋田市大町3丁目1-12 川反中央ビル1F


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2013年8月 9日 (金)

感謝、感謝のプレゼント

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今まで経験したことも無い様な荒天の中で開催された「湯沢市七夕絵どうろう祭り」。
その終了と同時に「世界ノカケラ 第5章 湯沢展」も、去る8月7日、無事全日程を終える事ができました。

最終日には天候も持ち直し、一気に増えた祭りの人出と比例するように、こちらの来場者の方も一気に増え、最後は賑やかに幕を閉じる事ができました。

そしてこんな風に沢山の人に観て頂くことが、我々の支えとなり、さらには皆さまが喜んでくれる姿が、私たちの気持ちを次の展覧会へと向わせてくれる原動力になっていることを痛感した3日間でもありました。

本当にありがとうございました!!

と言うことで、感謝の気持ちも込めまして、このブログの(愛?)読者の方々に、今回初めて作りましたフリーマガジン「世界ノカケラ vol.1」をプレゼントさせて頂きたいと思います
希望者の方はこのブログのコメント欄に郵便番号・住所・氏名・メールアドレス並びに「フリーマガジン希望」(できましたらその理由も)お書き添えの上、ご連絡下さい。
なお、その際のコメントはブログ上にアップしませんし、お知らせ頂いたご連絡先なども、今回のフリーマガジン発送以外の目的では使用いたしませんのでご安心下さい。
なお、誠に勝手ではありますが、部数(そして経済力)に限りがありますので、先着40名(各1冊)までとさせて頂きますので、奮ってご応募下さい。

 

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2013年8月 4日 (日)

今さら、気付く。

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今さらなんだけど、ここまで描いて結局自分が「光を描いている」ことに気が付く。

一見、樹しか描いていないように見えるけど、実を言えば、樹なんか全然描いていない。
もっと言えば、自分の意識の中でも「樹を描こう」なんて考えは、これっぽっちもない。

私が描こうとしているのはこの空間に満ちている冷たい空気、そして光なのだ。

ここに来てようやく、そんな大事なことに気が付いたのは良かったけれど。私に残された時間はあと3日しか無い。



 



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2013年8月 1日 (木)

そう言えば...もう一つ展覧会?!

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そういえばもう一つ参加している公募展があったのをすっかり忘れてました。

それは毎年この時期、北海道で開催されます『着てみたい!北のTシャツデザイン展』。

1000円の出品料とA4サイズ以内のイラストを送ると、事務局の方でそのイラストをプリントしたTシャツを作り、写真の様に展示しながら審査すると言うちょっと他には無いユニークな公募展です。
さらには展覧会終了後、その自分の絵をプリントしたTシャツを参加者全員にプレゼントしてくれるって言う生んだから、何とも太っ腹な企画じゃありませんか。

ちなみにうちは毎回家族で参加しているのですが、今年の作品のテーマ(ほぼ毎年設定されている)が「お菓子」ということで、風景描きの私と恐竜好きのうちの子はずいぶん苦労して描きました。

まあ、テーマがテーマですから入賞なんかはほとんど期待してませんが、中には一つぐらい楽しみながら参加する公募展があっても良いのかな!?





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2013年7月30日 (火)

展覧会、二つ

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まず一つは、毎年恒例となった「世界ノカケラ 湯沢展」。

今年も「湯沢七夕絵どうろう祭り」に合わせての開催なんですが、ちょっと残念なことに今年は三日間とも見事に平日となってしまいました。
と言うことで開催時刻をいつもよりちょっと遅らせた午後2時からとなっていますのでお間違いないように。

で、もう一つは、毎年恒例ではないけれど昨年に引き続き入選を果たした「2013月光荘ムーンライト展」

こだわって画材をつくり販売している「月光荘画材店」が運営するギャラリーにて、同じく8月5日より11日までの開催です。(詳細はこの左手に掲載)

ここの公募展は賞金こそありませんが、入賞しますと、そのギャラリーにて個展を開催できるという企画で、それを目指しての応募でしたが、力不足故、入選どまりでしたが。
ちなみにこちらに展示するのは、6月の「世界ノカケラ」展でも展示し、今回のフリーマガジンのモチーフともなっている作品「雪の化石」です。

と言う訳で、今回の湯沢展ではこの「雪の化石」を展示する事はできませんが、その代わりと言っては何ですが、今回初披露の作品も用意してお待ちしておりますので、お近くの方、興味のある方はぜひ足をお運び下さい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《月光荘 ムーンライト展 2013》

 会期:2013年8月5日〜11日
    11:00〜19:00(初日、最終日は16:00まで)
 会場:
月光荘画材店内(東京都中央区銀座8-7-2 永寿ビル
    
こんぱる前室・中室(東京都中央区銀座8-7-5 金春ビル

 *月光荘画材店のHPはこちら

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2013年7月15日 (月)

ひとの心。そしてサイン。

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偶然にも、今週は「サイン会」づくし。
篠山紀信(写真家)さんに始まり、黒井健(挿絵画家)さん、そして想定外のジョン・プライス(コレクター)さん。

いわゆる「サイン会祭り状態」でしたが、懐具合のせいもあり、実際にサインして頂いたのは、黒井健さんだけでしたが(実を言えば、これも自宅から持ち込んだ本)。

篠山紀信さんに対して言えば、講演会も面白く、大きく引き伸された作品はどれもパワーのみなぎる見応えのあるものでしたが、半面、なんとなく展示の仕方に「手を抜いた感」を感じてしまい(これは美術館の責任でもある)、ちょっとがっかりしたのもあって、サインも写真集も辞退したのかな。
(なんて言ってるオレは何様?)

一方、岩手県立美術館で開催中の「若冲がやってきました」展の展示中の作品のコレクター、ジョン・プライスさんは、私も想定外のサイン会(こちらはサイン会のみ)でしたが、限定数も決めず、画集に限らずそこで販売されている関連グッズなら何でもサインしてくれるという企画で、たぶん昼頃からご夫婦でそこに腰掛けられて、「東北の人たちのために何かできる事はないか!」と言う気持ちで、夕方になっても笑顔を絶やさずに対応している姿に感銘を受けましたが、冷静に考えて「コレクターのサインは貰わなくても良いかな?」ということで、こちらもお願いしませんでした。

ただ今にして思えば、誰かの「サインを大切に持ち続ける」と言う事は、それを書いてくれた方の気持ちや想いを自分の中で大切に受け止めよう!という気持ちの現れなのだと思えて来て、それならばもらっておいても良かったのかな?とちょっとだけ後悔。

そして唯一サインをもらったのが黒井健さん。

こちらは講演会のみのサイン会でしたが、代表作を中心に、初期の頃からの作品を一つ一つの丁寧に解説を頂き、作画の方法から「『ごんぎつね』がダメだったら挿絵画家なんか辞めよう!」というターニングポイント的な話も含め、興味深いお話をたくさん伺う事ができて、とても身のある内容でした。

中でももっとも印象的だったのが

「作品は作るものではなく、生まれて来るもの」

と言う一言でした。


どの方々もご苦労さまでした。
そして、ありがとうございました。

 



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2013年7月 9日 (火)

新美南吉絵本大賞作品展

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「新美南吉」というと「誰だっけ?」と言う方もいるかもしれませんが、「手袋を買いに」「ごんぎつね」と言うタイトルを聞けば「それなら知ってる!」と答える方は多いいかと思います。
そんな物語を生んだ新美南吉という作家が愛知県の方で生まれて、今年でちょうど100年。

それを記念して開催されたのが「新美南吉絵本大賞」(開催は昨年)で、彼の作った童話数点の中から一つを選んで、絵を描き、文字を入れ、製本して出品するという公募展でした。

最近何かと本を作るのが楽しくなって来た私でして、今回、応募した訳ですが、私自身「手袋を買いに」のイメージが強く、てっきり寒い所の方かと勝手に思い込んでましたが、愛知県出身という事で、自分の得意?な「雪」の絵が描ける作品を選ぼうと思ったら、これがけっこう大変でした。

まあ、結果としては大賞でもなければ入賞でもなかった訳ですが、なんとか1次審査は通過しまして、かろうじて面目は保たれた訳でありましたが、このほど、その生誕100周年を記念して、下記の場所にて、い一次審査まで通過した作品を一挙に展示する展覧会が開催される事になりました。



《 新美南吉絵本大賞作品展 》

《1》
 日時:7月27日(土)〜8月2日(金)9:00~20:00(最終日は15時まで)
   *7月29日(月)は休館。
 場所:安城市文化センター 3階展示室

《2》
 日時:8月7日(水)〜8月18日(日)9:00~17:00
   *8月12日(月)は休館。
 場所:安城市民ギャラリー 1階C室


たぶん、製本されて送られて来た本が100冊近くも並ぶ、けっこう読み応えのある展覧会になるのかなと思います。
愛知県という事で、私自身はどう頑張っても足を運ぶのは難しいですが、お近くの方、興味のある方は、ぜひ足をお運び下さい。

私の分に関しては参考までに数頁分だけこの後に載せておきます。
また「七夕絵どうろう祭り」の際に行います、「世界ノカケラ 第5章」展の会場にも置いておこうかと思っていますので、興味のある方は足を運んで見て下さい。

 

続きを読む "新美南吉絵本大賞作品展"

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2013年7月 1日 (月)

下描き。

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なかなか先へ進めません。



 



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