カテゴリー「趣味」の22件の記事

2013年9月10日 (火)

私の好きな場所...三国峠

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性懲りもなく「北海道シリーズ」はまだ続きます。
でも、これが最後かな?


道東は石北峠と層雲峡の間に位置する大雪ダム。
そん墓地書くの別れ道から39号線を離れ、帯広方面へ向う273号線を進むとほどなくして出会う峠です。

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昔から峠にある茶屋は今も健在で(と言うか立地的にはトイレと休憩所があるだけでも不思議じゃないような場所ですが)、最近、店の雰囲気も変わって、こんなそばやうどんの他に、昔は無かったちょっとこじゃれたカレーやエスプレッソやカプチーノまで頂ける、ちょっとしたkフェのようになってました。

以前は正直いまいちな雰囲気で、食事なんてしたこともなかったけど、今回初めて昼食を食べてみました。

美味しかった〜!

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大雪山の外れにあるようなこの峠からの景色は、どこまでも続く原野と山並みのみで、パッと見この下に国道が走っていることがちょっと信じられないような場所です。

自分でも、なんでここがお気に入りの場所なのかは上手く説明できないけれど、ある年の11月に初めてここを走った時に見た晩秋の雰囲気がとても心に残っているせいなのかな?

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正直、変哲のない風景で、描くことを躊躇するような場所ですが、でも死ぬまでにいつか描いてみたいなぁ...と思っている場所であります。

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中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


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2013年9月 6日 (金)

北海道は「化石王国」?!その3

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北海道の中心地である「札幌駅」から歩いて数分という好立地にありながら、広大な敷地を有し、あまつさえそのキャンパス内に川まで流れているというアンバランスさが何とも言えない北海道大学。道内に住んでいて大学をめざした者なら、かならず一度は憧れるものの、そんな若者たちの多くが、それが到底叶わぬ夢と気付き、青春の挫折の一歩を味わった場所ではないだろうか。
(私の場合は最初からお話しにならなかったので、眼中にもなかったけど)

そんな自分がちょっと風邪気味で熱っぽい体をひきずりながら、家族とともにそのキャンバスでビーフカレーを喰らっているのは、いったい何の因果か?


...とまあ、くだらない前置きはこれくらいにしてさっそく本題へ入りましょう。


ここには古い校舎を利用した博物館があり(この建物だけでも一見の価値有り)、特に道立の大きな自然史系の博物館が見当たらない札幌に置いては、ある意味とても重要なポイントとなっている場所であります。
で、毎年夏休みに合わせて企画展を開催するのだけれど、今年は「巨大ワニと恐竜の世界 ―巨大爬虫類2億3千万年の攻防―」と言うことで、うちの家族たちは、薬と微熱でフラフラになった私など眼中にもない様子で、取る物もとりあえず会場に馳せ参じた訳であります。

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体長12メートルと言うから、サイズ的にも恐竜たちと何ら遜色無い巨大爬虫類ですが、分類上はあくまでも恐竜類とは一線を画す存在のワニたち。
一方は中生代の終わりにほぼ絶滅してしまったのに対し、こちらのワニたちはその後も生き、進化を続け、現在も同じような姿で生き続けています。ただ、中には見た目の顔つきや体つきだけなら恐竜と見分けの付かないような姿のワニの祖先(二足歩行だったヤツもいるくらい)もいたりして、なかなかに興味深い展示であります。

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もともとこちらの展覧会を企画した北大の先生が古代?ワニを専門に研究をされているらしいのでこんな企画になった訳で、今回の企画展のために準備された図録も主にそのワニ類の進化の過程を中心に解説されたものでしたが、それ自体、読んでいてスゴくわかりやすく、また恐竜と共通する部分や相対する部分なんかも想像しながら読むとなお楽しい一冊でありました。

また、ここではボランティアの学生さんが色々と説明もしてくれるし、質問にも丁寧に答えてくれるので、とっても勉強にもなるし、キャプションに書ききれないお話なんかも聞く事ができます。

そんな企画展ですが、すでに来場者が2万人を達成しており、さらにはこの旅行から帰って来た頃には3万人を突破したということですから、「静かなる恐竜ブーム」(と勝手に私が呼んでいる)はまだまだ継続しているようです。

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「恐竜化石」と言う点ではあまり目立たない北海道ではありますが、哺乳類や貝、海生爬虫類の化石などの産出量や埋蔵量なら、決して他に引けを取らない(単純に面積も広いですから)...と思うので、これからもっと盛り上がって行きそうな彼の地にて観た、大粒とは言えないけれど、とっても充実した内容の企画展でした。



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2013年8月31日 (土)

北海道は「化石王国」?!その2

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1枚目からコメントに迷うような写真からスタートします本日のブログも、昨日に引き続いて北海道のとある博物館の紹介です。

北海道を流れる石狩川沿いには4つ(あるいは5つ)の「川」の字の付く町が並んでいるのですが、そのうちの一つ、滝川市にあります「美術自然史館」。
その名の示す通り1階が自然史に関する展示で、2階には郷土の芸術家の作品が並んでいたりする建物です。

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2013年8月30日 (金)

北海道は「化石王国」?!その1

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正直、大きな稼ぎがある訳でもないのに、こうも毎年北海道までわざわざ家族で帰省している理由の一つが、彼の地が「知られざる化石王国」であり、そのせいでそれにまつわる展示を行う博物館が多いからであります。

「日本で化石発掘」と言えば福井県を筆頭に、熊本県や兵庫県、はたまた福島や岩手が有名だったりしますが、実を言えば北海道も、昔から海生爬虫類やアンモナイト、哺乳類などの化石を非常にたくさん産出している場所であります。
 

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今日紹介するのは北海道の観光地としては超メジャーなかの富良野から車で1時間ちょっとの所にある(旧)穂別町(現在は合併して鵡川町)にあります「むかわ町立穂別博物館」です。

ここも過去に「化石で町おこし」を考えていたような痕跡が町の至る所にある場所で、その痕跡の一つの様にも見える少々古めかしい博物館に一歩脚を踏み込むと、こんなクビナガリュウの化石が私たちを迎えてくれます。
 

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2013年7月 5日 (金)

「人と恐竜」が交錯する実話

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こんな話があります。

国立科学博物館にあった、とある肉食恐竜の全身復元骨格で、実質日本に始めてやって来た恐竜の化石。
それは「日本の子どもたちに恐竜化石を見せてあげたい!」という日系人実業家の強い想いによって、その発掘と研究、復元のための資金を、自分が築いた財を投げ打ってまで捻出したことで実現しました。
ちなみにその実業家がそもそも恐竜化石に興味を持ったのが、第二次世界大戦中「日本人」と言う事で強制的に収容されていた場所の近くが化石の産地だったからと言う話。

何気なく眺めてしまえば、どうという事の無い恐竜の化石なんだけれど、「人」と言う生き物が関わっているものだから、そこには否が応でも何らかの「物語」が存在します。

6500万年近く前に絶滅してしまい、放っておけば交錯する事の無かった人と恐竜。
本書では、「化石」と言うモノを通して、この2種類の生き物が時代を超えて関わりを持った事で生じたビミョウな物語の一端を知ることができます。


「ニッポンの恐竜」 笹沢 教一 著/集英社新書 刊




 



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2013年6月 4日 (火)

続・大哺乳類展を観に行く。(書き下ろしイラスト入り)

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テレビの刑事モノのドラマなんかで時々「被害者を割り出すために頭蓋骨を肉付けして、顔を復元する」なんてのを見る事がありますが、要するにそれって頭骨から生前の姿が想像できると言う事が前提にあって、初めて成立する話であります。

実際自分の体を触ってみても、ほとんどの部分で皮膚のすぐ下に骨がある事を確認できる訳で、そんな事実からも漠然と「骨格に肉付けすれば、容易に生前の姿を復元できるだろう」と思い込んでいます。

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この骨格標本を会場で目の当たりした時も、その大きさと長く伸びたキバから、比較的容易にこれが「ゾウの骨格だ!」という事実に行つきます。

ところがここでゾウの身体的特徴にをよく思い出してみて下さい。
 1.耳が大きい。
 2.鼻が長い。

そうやって改めて見てみると、この骨格標本には「長い鼻」も「大きな耳」もありません。
要するに私たちは「想像力」によって、無意識のうちにこの骨格に無い部位までも付け足して見ている訳です。

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逆の理屈で考えれば、こんなウサギの頭骨を見せられても、ウサギの耳が長いという事実も、実際にどれくらいの長さがあったかという事も判りません。
それどころか「ウサギの骨」と言われなければ、なんの骨なのか見当さえつきません。
(それはこの絵の中途半端さとは関係ありません。笑)

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これって、何の頭骨かわかりますか?

先ほどの「皮膚のすぐ下に骨の感触がある」と言う理屈で言うと、ずいぶんんと顔の尖った生き物のような印象ですが...

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正解は「ザトウクジラ」!

なんでもこの頭骨の外側に「音響発生装置(ピンクの部分)」なるものがあるそうです。
(ただそれがどんな事に利用されているかは、まだ諸説わかれるそうですが。)

ただ少なくともこの鋭角な骨格標本からは、この四角い頭を想像するのは、やっぱりちょっと難しいですね。

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2013年5月 4日 (土)

女滝沢散策道に行ってみる。

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以前、制作に関わった事を紹介いたしました「小安峡イラストマップ」。
ただ、このお話を頂いたのが冬だったため、その当時、実際に目にする事ができない場所が幾つかあったので、「この雪解けの機会にちょっと見て来よう!」という事で、女滝沢遊歩道に出かけたきました。
ちなみに「なぜ雪解けの機会なのか?」というとこの時期は木の葉も下草も無く、見通しが良いので、初めての道でも比較的迷いにくいからです。

上の写真の案内板の所を出発したのが朝4時半過ぎ。あいにくの曇り空でしたが、視界は良好。

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2013年2月12日 (火)

とっても大好き!ドラえもん

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この連休中の話。

キャンペーンでドラえもんグッヅがもらえるということで、トヨタのお店に行ったとさ。

目的は来店記念でもらえるという新作映画のブックだったんだけど、くじを引いたら、一等が当たっちゃったようで、こんなクッション頂いてきました。

ちなみに手前にのっかているどら焼きは、このキャンペーン中にお店で配られていた、限定のどら焼きだそうです。(サイズが小振りでかわいい)

よかったね。


でもトヨタの車には....乗らないかな?



《追記》
今、調べてわかったんですが、このクッション、正式には去年の夏のキャンペーンで配られていたモノのようです。
ひょっとして、残りモノ...??

まあ、子どもは喜んでますから、ぜんぜんOKですけど。



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中野修一 絵画展

樹をさがす。道をみつける。

会 場:六花亭 西三条店 二階喫茶室(北海道帯広市西三条南1-1-1)
会 期:2013年1月7日(月)〜4月6日(土)
時 間:11:00〜18:00(ラストオーダーは17:30)



お近くにお寄りの際は、ぜひ足をお運び下さい。

 
 

 



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2012年8月27日 (月)

百聞は一見に如かず。

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北海道の道東にある足寄動物化石博物館

実家からもそんなに遠くない場所にあり、帰る度にこの近所を必ず一度は通る場所でもあるので、いつか行ってみたいなぁと思っていたのではありますが、今年初めて訪問する事ができました。

正直「松山千春の生まれ育った場所」という事以外、あまり目立った特色も無い小さな町の博物館ということで敬遠していたのと、「動物化石(=恐竜化石ではない)」という事で、今までは恐竜フリークのうちの子も触手が敏感に反応しなかった、という理由でなかなか足が向かなかったのですが、これが行ってみてビックリ!の博物館でした。

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2012年5月21日 (月)

化石を求めて。

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夏を思わせるような日差しの下、秋田県立博物館主催で行われた化石と地層の観察会に親子で参加してきました。

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