
こんなタイトルだと、また変なトラックバックとか係って来るんでしょうね、きっと。
この前、俗にいう「単館系シネマ」を見たのって、いつだったんでしょう?
「リトルダンサー」、それとも「かもめ食堂」?
いずれにしても、まだ京都にいた時の話なんで、3年以上前の事です。
秋田市にもそんな映画を上映してくれる所はあるんですが、最近はすっかり足が向きません。
その昔は、タルコフスキー、エリセ、ジャームッシュ、ヴェンダースなんて監督の作品を「芸術」と言って崇拝しながら鑑賞、一方で「ハリウッドの映画はあくまで娯楽」などと喰い散らかしていた時代もありました。
でも、そんな私に転機が訪れたのはスピルバーグの「ジュラシック・パーク」を観た時でした。
いわゆる一つの「怪獣映画」みたいな物はもともと好きでしたが、ゴジラにしてもスターウォーズにしてもハリーハウゼンにしても、その細部にどこか手作り感が垣間見え、それが微笑ましく親近感も沸く一方で、これ以上の発展もないんだろうなとあきらめていた自分。
そんな自分にとってこの「ジュラシック〜」は衝撃的でした。
スクリーン上で本物のように動く恐竜たち。
人を襲い、建物を破壊する彼らがどうしても作り物に見えません。
C.G.これがその正体。恐竜だけならともかく、そのティラノサウルスの足の下で踏みつぶされている自動車までがC.G.だと聞かせれた後には,ビデオで見る度に目を皿のようにして観ますが、やっぱりわかりません。
その驚きから十数年経ちましたが、気が付けば「ハードな映画ファン」からは子ども騙しみたいな映画、と呼ばれそうな映画ばかり観るようになりました。
そんな中にはもちろん駄作もたくさんありますし、相変わらずオプティカル合成っぽいC.G.なんかも少なくありません。
でも確かに、年々そのクオリティーは上がってきている様な気がします。
で、昨日、子どもと見に行った「トランスフォーマー・リベンジ」。
空想の話なんですから、ストーリーについては何でもありだから、この際、考えません。いわば「なるようになれ!」です。
奥から手前にピントがあって行くレンズの動き。そこまでは、昔のCGソフトにだって簡単に出来ます。でもその間にある砂煙や埃まで見えてくるにいたっては、「どうやったらこんなに臨場感のある画面が、人間の操作で作れるんだろう?」と深々と考えてしまいます。
どんな嘘でも真剣に,そして熱心に作ると一つのリアリティーが、そこに生まれてくるような気がします。
人間が「何か」と関わる事で織りなされる複雑なストーリー。そんなものにつき合って行くのに、正直、ちょっと疲れてしまいました。
どちらにしても、「作り事」である事に変わりはないのですから。
中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながらhttp://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
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