カテゴリー「旅行・地域」の167件の記事

2013年10月 2日 (水)

念願のリアル発掘体験!!

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ある晴れた日の日曜日、湯沢市内某所、とある山中の今は閉鎖されている林道を、ハンマー片手に黙々と歩く何やら不可思議な一行。

彼らが向う先には....

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化石の出る露頭が待っておりました。

一見、何の変哲も無さそうな岩盤で、普段なら絶対見過ごしそうですが、よくよく見るとあちこちに貝の化石が露出しているのがはっきりと判ります。
(上の写真の子どもの手のすぐ右側にも、大きな化石があるんだけど判ります?)

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この辺りの地層は新生代の初期の頃の物で、時代的に恐竜の化石は出ませんが、当時この辺りは暖かい海だったらしくこんなのを始め、貝化石がたくさん出てきます。もちろん可能性的には魚類とか海生の哺乳類などの化石が出るかもしれないんですが。
まあ、そんな話はともかく、「貝化石」と言えばすでに男鹿半島の海岸で経験済みですが、そちらは「化石」と呼ぶわりにはあんまり「石っぽく無い」のと、「拾って採取するだけ」ということでイマイチ盛り上がりませんでしたが、こちらは本当の化石発掘よろしく「岩盤に取り付いて、ハンマーで崩して見つける」ということで、テンション上がりまくりでした。

ちなみに上の写真の化石は、目的の化石を掘り出そうと割り出した周囲の破片の中から偶然見つけた物です。

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最後の方ではこの発掘体験の為にボランティアできてくれている学生さん?にコツなんかも教わりながら、ずいぶん掘るのには難しそうな化石の密集した部分から、たくさんの化石を取り出していました。

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今回のこの発掘体験は「湯沢市ジオパーク推進協議会」の企画で開催された物でして、午前中の発掘を終えたら、午後からはお約束の通り、旧高松小学校内にある「三途川化石資料室」へ。
この場所からほど近い所にある三途川渓谷付近で発掘された昆虫や植物の化石を中心に展示されている訳ですが、「恐竜じゃないのかと侮るなかれ!!」ということで(正直、実際見るまでは私自身ちょっと侮ってました。汗)、そのクリーニングの丁寧さなど標本の美しさと質の高さには正直驚かされました。
写真はありませんが、蜂みたいな昆虫の化石にいたっては形はもちろんですが、中には色までも識別できる様な物もあって見応えもありました。

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ちなみにここに展示されている化石の多くが、こちらの「押切伸」と言う先生が採取された物だそうです。

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資料室見学のあとは今掘って来た化石のクリーニング体験ですが、うちの場合、今回たまたまきれいに取り出せた物ばかりで、あんまり面倒な手間もなく終了し、その後、今回の企画のために来て頂いた貝化石のエキスパートの小笠原憲四郎教授に分類もしてもらい、本日の日程は終了しました。

今までも何度か「発掘体験」に参加した我が子でしたが、行ってみたら「拾うだけ」と言われたり、どこかから集めて来た石を割るだけ、なんて物がほとんどでしたが、今回は実際に岩盤に取り付き、汗水たらし泥だらけになりながら化石を掘り出せた(しかも周りの大人に発掘のノウハウを教えてもらえた)と言う事で本人もスゴく楽しんでいたようで、とても貴重な体験をさせてもらえた様な気がします。
貝化石という事で、楽しめるかな?とちょっと心配な部分もありましたが、こうやって見ると、あまりにも断片的で本当の専門家じゃないと判りにくい大型の動物の化石よりも、小さいからこそ視覚的にも判りやすい貝化石みたいな物の方が、最初の体験としては、むしろ良かったんじゃないかと思う今日この頃。

ジオパーク推進協議会の方々を始め、お世話になったたくさんの方々に感謝しつつ、次はいつかと首を長くして待っている私たちでした。

ありがとうございました!!



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2013年9月10日 (火)

私の好きな場所...三国峠

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性懲りもなく「北海道シリーズ」はまだ続きます。
でも、これが最後かな?


道東は石北峠と層雲峡の間に位置する大雪ダム。
そん墓地書くの別れ道から39号線を離れ、帯広方面へ向う273号線を進むとほどなくして出会う峠です。

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昔から峠にある茶屋は今も健在で(と言うか立地的にはトイレと休憩所があるだけでも不思議じゃないような場所ですが)、最近、店の雰囲気も変わって、こんなそばやうどんの他に、昔は無かったちょっとこじゃれたカレーやエスプレッソやカプチーノまで頂ける、ちょっとしたkフェのようになってました。

以前は正直いまいちな雰囲気で、食事なんてしたこともなかったけど、今回初めて昼食を食べてみました。

美味しかった〜!

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大雪山の外れにあるようなこの峠からの景色は、どこまでも続く原野と山並みのみで、パッと見この下に国道が走っていることがちょっと信じられないような場所です。

自分でも、なんでここがお気に入りの場所なのかは上手く説明できないけれど、ある年の11月に初めてここを走った時に見た晩秋の雰囲気がとても心に残っているせいなのかな?

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正直、変哲のない風景で、描くことを躊躇するような場所ですが、でも死ぬまでにいつか描いてみたいなぁ...と思っている場所であります。

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2013年9月 9日 (月)

チェーン店じゃないハンバーガー

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3年ぐらい前に実家に帰った時に、その存在に気が付いて、一度寄ってみようと思っていたお店。

そもそもなんでそれに気が付いたかって言うと、国道沿いのその店の前を通った時に、大型バイクが集団で止まっているのが目にとまり、「なんか新しいお店、出来たんだなぁ」と思っていたんですが(それ以降は忘れていた)、その後、妻が「ネットで見つけたハンバーガー屋さんに行ってみよう!」と言って出かけた所が、まさにその店でありました。
(ただしその時は結局行けず、今回の帰省でようやく寄れました。)

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お盆も過ぎて、賑わいも一段落した平日のその日、あまり広くは無い店内(基本テイクアウトのお店)で、案の定、バイク好きで旅行好きのお店のご主人とお話をしながら、出来上がるのを待ちます。
『M』の付く店があまりにも有名ですが、そんなチェーン店のモノばかり食べていると、正直「あれが本物」と思い込んだりしてしまって、「たいした食べ物じゃないなぁ。」と言う結論に至ってしまいそうなハンバーガー。

でもこんな風にお店のカウンターで出来上がるのを待たせらつつ、手作り感たっぷりのハンバーガーをテラスなんかでのんびり頬張っていると、「同じファーストフードでも、ずいぶんスローだよな」とか考えながら、その美味しさにちょっとビックリします。

*お店の公式サイトはこちら

 



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2013年9月 6日 (金)

北海道は「化石王国」?!その3

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北海道の中心地である「札幌駅」から歩いて数分という好立地にありながら、広大な敷地を有し、あまつさえそのキャンパス内に川まで流れているというアンバランスさが何とも言えない北海道大学。道内に住んでいて大学をめざした者なら、かならず一度は憧れるものの、そんな若者たちの多くが、それが到底叶わぬ夢と気付き、青春の挫折の一歩を味わった場所ではないだろうか。
(私の場合は最初からお話しにならなかったので、眼中にもなかったけど)

そんな自分がちょっと風邪気味で熱っぽい体をひきずりながら、家族とともにそのキャンバスでビーフカレーを喰らっているのは、いったい何の因果か?


...とまあ、くだらない前置きはこれくらいにしてさっそく本題へ入りましょう。


ここには古い校舎を利用した博物館があり(この建物だけでも一見の価値有り)、特に道立の大きな自然史系の博物館が見当たらない札幌に置いては、ある意味とても重要なポイントとなっている場所であります。
で、毎年夏休みに合わせて企画展を開催するのだけれど、今年は「巨大ワニと恐竜の世界 ―巨大爬虫類2億3千万年の攻防―」と言うことで、うちの家族たちは、薬と微熱でフラフラになった私など眼中にもない様子で、取る物もとりあえず会場に馳せ参じた訳であります。

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体長12メートルと言うから、サイズ的にも恐竜たちと何ら遜色無い巨大爬虫類ですが、分類上はあくまでも恐竜類とは一線を画す存在のワニたち。
一方は中生代の終わりにほぼ絶滅してしまったのに対し、こちらのワニたちはその後も生き、進化を続け、現在も同じような姿で生き続けています。ただ、中には見た目の顔つきや体つきだけなら恐竜と見分けの付かないような姿のワニの祖先(二足歩行だったヤツもいるくらい)もいたりして、なかなかに興味深い展示であります。

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もともとこちらの展覧会を企画した北大の先生が古代?ワニを専門に研究をされているらしいのでこんな企画になった訳で、今回の企画展のために準備された図録も主にそのワニ類の進化の過程を中心に解説されたものでしたが、それ自体、読んでいてスゴくわかりやすく、また恐竜と共通する部分や相対する部分なんかも想像しながら読むとなお楽しい一冊でありました。

また、ここではボランティアの学生さんが色々と説明もしてくれるし、質問にも丁寧に答えてくれるので、とっても勉強にもなるし、キャプションに書ききれないお話なんかも聞く事ができます。

そんな企画展ですが、すでに来場者が2万人を達成しており、さらにはこの旅行から帰って来た頃には3万人を突破したということですから、「静かなる恐竜ブーム」(と勝手に私が呼んでいる)はまだまだ継続しているようです。

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「恐竜化石」と言う点ではあまり目立たない北海道ではありますが、哺乳類や貝、海生爬虫類の化石などの産出量や埋蔵量なら、決して他に引けを取らない(単純に面積も広いですから)...と思うので、これからもっと盛り上がって行きそうな彼の地にて観た、大粒とは言えないけれど、とっても充実した内容の企画展でした。



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2013年8月 1日 (木)

そう言えば...もう一つ展覧会?!

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そういえばもう一つ参加している公募展があったのをすっかり忘れてました。

それは毎年この時期、北海道で開催されます『着てみたい!北のTシャツデザイン展』。

1000円の出品料とA4サイズ以内のイラストを送ると、事務局の方でそのイラストをプリントしたTシャツを作り、写真の様に展示しながら審査すると言うちょっと他には無いユニークな公募展です。
さらには展覧会終了後、その自分の絵をプリントしたTシャツを参加者全員にプレゼントしてくれるって言う生んだから、何とも太っ腹な企画じゃありませんか。

ちなみにうちは毎回家族で参加しているのですが、今年の作品のテーマ(ほぼ毎年設定されている)が「お菓子」ということで、風景描きの私と恐竜好きのうちの子はずいぶん苦労して描きました。

まあ、テーマがテーマですから入賞なんかはほとんど期待してませんが、中には一つぐらい楽しみながら参加する公募展があっても良いのかな!?





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2013年6月 7日 (金)

発掘体験キット

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正直、中身とは余りにもかけ離れたかわいい柄の袋に納められて販売されていた化石発掘体験キット。
化石展示のある博物館や特別展なんかのミュージアムショップなどでもよく見かけるもので、通常はもう少しそれっぽい箱に、発掘用の小道具と共に収まっていたりしますが、こちらはこの石みたいなモノのみが袋に納まっていかにもシンプル。

昨年の夏に出かけた北海道は足寄町の動物化石博物館で購入したものですが、何が魅力かって、それはこの大きさ
通常市販されているキットの石の大きさ「ご飯茶碗」なら、こちらはまさに「どんぶり」サイズ。ひょっとしたらその博物館の職員さんやボランティアさんが作ったのかもしれません。

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基本、最近の図工なんかの教材でも見られる「石彫用模造石」みたいな掘りやすい素材に、本物の化石を入れて固めた石みたいなモノなので、こんな本格的なタガネやハンマーなど使わなくても十分割れるんですが、いつもより大きいのと、「最初の一発目ぐらいはちょっと雰囲気を味わおうか!」と言う事で試しに使ってみます。

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案の定、一、二度叩いた所で、最初の化石が姿を現しました!(全部で3個入り)

こちらはサメの歯の化石

すでに持っているものよりも格段に大きなサイズで、保存状態も良かったのか、刃物としても使えるんじゃないかと思えるくらいカドがとても鋭く、触感が包丁の刃を触っているみたいです。

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次に出てきたのがアンモナイト

こちらも比較的きれいに発掘された化石の様で、渦の中心部まで模様がハッキリ浮き出ています。

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こちらが最後に出てきた三葉虫

サイズだけで言ったら、地方の博物館なら棚に陳列してあってもおかしくない大きさ(長さ8cm程度)で、「眼」みたいな突起まで見えます。ただこちらの方は部分的に柔らかい所もあって、掘り出す時にけっこう難儀しました。


実際に発掘しようと思うと、場所を探して行くだけでもなかなか大変だし、行ったからといって必ずしも見つかる訳ではないので、「こんなお手軽でも良いのか?」と首を傾げる部分もありますが、まあ、ちょっとした体験をするという点では、けっこう掘り応えのあった楽しいキットでした。



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2013年6月 4日 (火)

続・大哺乳類展を観に行く。(書き下ろしイラスト入り)

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テレビの刑事モノのドラマなんかで時々「被害者を割り出すために頭蓋骨を肉付けして、顔を復元する」なんてのを見る事がありますが、要するにそれって頭骨から生前の姿が想像できると言う事が前提にあって、初めて成立する話であります。

実際自分の体を触ってみても、ほとんどの部分で皮膚のすぐ下に骨がある事を確認できる訳で、そんな事実からも漠然と「骨格に肉付けすれば、容易に生前の姿を復元できるだろう」と思い込んでいます。

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この骨格標本を会場で目の当たりした時も、その大きさと長く伸びたキバから、比較的容易にこれが「ゾウの骨格だ!」という事実に行つきます。

ところがここでゾウの身体的特徴にをよく思い出してみて下さい。
 1.耳が大きい。
 2.鼻が長い。

そうやって改めて見てみると、この骨格標本には「長い鼻」も「大きな耳」もありません。
要するに私たちは「想像力」によって、無意識のうちにこの骨格に無い部位までも付け足して見ている訳です。

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逆の理屈で考えれば、こんなウサギの頭骨を見せられても、ウサギの耳が長いという事実も、実際にどれくらいの長さがあったかという事も判りません。
それどころか「ウサギの骨」と言われなければ、なんの骨なのか見当さえつきません。
(それはこの絵の中途半端さとは関係ありません。笑)

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これって、何の頭骨かわかりますか?

先ほどの「皮膚のすぐ下に骨の感触がある」と言う理屈で言うと、ずいぶんんと顔の尖った生き物のような印象ですが...

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正解は「ザトウクジラ」!

なんでもこの頭骨の外側に「音響発生装置(ピンクの部分)」なるものがあるそうです。
(ただそれがどんな事に利用されているかは、まだ諸説わかれるそうですが。)

ただ少なくともこの鋭角な骨格標本からは、この四角い頭を想像するのは、やっぱりちょっと難しいですね。

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2013年6月 2日 (日)

あの歌が聞こえる、懐かしの航路

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今週末ギリギリまでかかるだろうと踏んでいた絵どうろう制作が案外早く終わったので、急きょ予定を前倒しして青森まで出かける事に。
予想通り、遠い道のりではあったけれど、学生時代を弘前で過ごした事もあり、全然知らない町という訳でもないので、同じ遠くても福島などに行くよりは、気持ち的には幾らか楽ではありますが。

一番の目的は美術館だったのですが「せっかく来たのだから」ということで、青森港に展示してあります青函連絡船を観に行きます。

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私、そして妻も、今から20数年前の大学生の頃、実家に帰省する際にお世話になった青函航路(ただしこの船に乗船した事があるかどうかは不明)。
もっとも途中からバイクを利用しやすい民間のフェリーに鞍替えしたりもしましたが、トンネルが開通するまでの間は、一番手頃な帰省のための脚でした。

で、そんな当時を懐かしもうと、上の写真のような展示を期待して行ったのですが、その意に反して客室部分のほとんどは、この船が活躍していた昭和の時代の青森の町の様子を、ベタなマネキンなんかを利用して再現するスペースと化していて、すでに「古びた」と言うよりも「古ぼけてきた」展示に、妻と二人、かなりガッカリ。

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良くない事は続くもので?操舵室や展望デッキに上がってみると、橋脚が邪魔してせっかくの八甲田山も台無しの風景。
こうなったら諦めムードも頂点に達してしまい、あとは残りをさっさと見て、とっとと帰ろう!な空気になってきます

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ところが一般船室の下階にある「しゃりょう甲板」に降りて、この光景を目にした瞬間、一気にヒート・アップ!「メカものオタク」の血が騒ぎ始めます。

今でこそフェリーなんかは自動車を載せる「車両甲板」ですが、むかしはこんな風に貨物列車なんかをそのまま載せられる「車輛甲板」だった訳です。
もともとそれよりもさらに遡る事十数年前、教育TVで見た映像でその事自体は知っていたのですが、実際に列車が乗り降りするシーンを目撃した事も無ければ、関係者以外立ち入る事のできなかったであろうこの空間を目の当たりにする事ももちろん無かったので、これはやはり驚きの光景でありました。

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さらにその下のエンジンルームや機関室なんかも見学できます。
やっぱり「萌え」ます。

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就航当時を忍ぶ「メモリアル・シップ」としての役目を果たしているこの船も海に浮いている訳ですから、当然老朽化も進んでいるので、いつまでその役目を全うすることができるのかはわかりません。
とりあえず「閉館」と言う話は今のところ聞こえては来ませんが、万が一そうなる前に、一度は目にしておいても決して損のない「展示物」だと思いました。



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2013年5月29日 (水)

いよいよ大詰め!

絵どうろう講習会も今週末で終了ということで、いよいよ大詰め。
ということで、こんな動画を作ってみました。


日曜日まで講習会は行われていますので、お時間ありましたら、ぜひ見学に来てみて下さい。



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2013年5月13日 (月)

安田海岸に行く

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今日はレンズレビューをちょっとお休みして、日曜日に出かけた化石採取の様子を掲載します。

今回も秋田県立博物館企画の「地層と化石の観察会」に家族で参加してきました。
地層なんかの詳細については昨年度の様子の方で詳しく書いてますので、今回は割愛しまして、写真と少々のコメントにて、失礼します。

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波で削られた岸壁に目をこらすと、見た目にもすぐ「貝」らしき、大小の物体がたくさん埋まっているのがわかります。
前にも書きましたが、「これは化石です。」と説明されるまでは、ただ土に埋まった貝殻のは変だと思ってました。

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貝殻以外にも色々な化石があり、例えば、この上の写真は海底に生息していた生き物が残した痕跡の化石で、その下のサルノコシカケみたいに岸壁から飛び出しているのは、ウニの一種の化石だそうです。
その他に魚の骨やサメの歯なんかも見つかる事があるそうです。

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前にも書きましたが、この辺りは勝手に壁を崩して化石を発掘してはいけない場所。
ということで、あるいはこれは盗掘の痕跡...かも?。

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周りとちょっと色の異なる白い層は火山(北海道の洞爺火山?)の噴火による堆積物だそうです。
この辺りの海底での地層の堆積速度は、普通、平均して1年に1ミリ程度なんだそうですが、たった数ヶ月(あるいは数年)の噴火で一気にこれだけの厚さに堆積する火山噴火の噴出物ってスゴいなぁ、とちょっとだけ感動。

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部分的に取り出してみると、こんな美しく見える場所もあります。

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単純に「空間」としてはビックリするほど、大規模なものではないかもしれないけれど、改めて、そこの閉じ込められた「時間」という要素を加味してこれらの壁を眺めた時、今までとはまたひと味違うスケール感を持って迫ってきます。



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