カテゴリー「旅行・地域」の32件の記事

2009年11月30日 (月)

鮭を観に行く/箕輪鮭漁業生産組合

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県境の山形県側に遊佐町があります。
その中に「十六羅漢岩」でも有名な「吹浦(ふくら)」という地区があり、その駅前から鳥海山に向かって、細い道を内陸の方へ行くと、田んぼの中に今回の旅の目的地、箕輪鮭漁業生産組合があります。

公式サイトによれば、牛渡川という小さな川沿いにあるその場所で、鮭の採卵や人工ふ化、そして稚魚の世話なんかをしているそうです。

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川をのぞくと、何やら白いものが散乱していて、よくよく見れば鮭の卵。
あちこちでこんな風に泳ぐ鮭の姿も見られます。
多い時には川底が見えないくらいたくさんの鮭が遡上してくるそうですが、ちょっと時期外れなようで、こんな感じです。

遡上して来た鮭を囲い込んで捕まえる場所があったり、生け簀があったり。

ちょうどお昼時だったんで、そんな作業を拝見する事は出来ませんでしたが、辺りには採卵を終えた鮭たちが寒風の中に吊るされ、干されていました。ちなみに販売もしてるそうです。

北海道出身の私でありますが、よくよく考えてみれば、鮭の遡上はもちろん、生きて泳いでいる鮭を見るのさえ初めての経験。

来シーズンは、もっとたくさん遡上している時に来てみたいと思います。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html




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2009年11月 7日 (土)

おまけつき/からからせんべい

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先日、羽黒山に行った際、お土産屋さんで見つけたのがこのからからせんべい
丁寧に折り畳まれたせんべいを 揺すってみると、確かにカラカラと、中に何かが入っている様な音がします。

09110502中身に気をつけながら、割って食べてみると、ニッキ味のせんべいで、我が子にはその味がきつ過ぎたのか、最後まで食べれないようでしたが、私たちは「懐かしい味だね」なんて言いながら完食。
で、割ってみると、中にはこんな風に紙にくるまれた物体が入っています。

ウィキペディアによれば、もともとは江戸時代の昔、中に木彫りの大黒様を入れたのがその始まりのようで、やがてその「おまけ」の中身が変化しつつ、全国に広まり、しかしながら明治時代には、その姿は徐々に消えてなくなり、今は鶴岡辺りの名物として残るのみだそうです。
(あくまでもウィキペディアなんで情報の精度は定かではありませんが)

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中の包み紙を明けてみると、こんな感じの物が入っています。
要するに「江戸版グリコのおまけ」みたいなもんでしょうか。
この他に色紙やメンコ、コマなんかもあるそうで、同封のアンケート葉書の写真によれば、傘みたいな物まであって、正直「こんなの入るんですか?」と聞きたくなる様な物まで入っているようです。

どこにでもある、と言う代物ではないのかもしれませんが、もし見つけたら一ついかがでしょうか?
ちなみにこの写真の物は中にせんべいが七枚入っていて、お値段は1000円でした。(たぶん)



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
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2009年10月26日 (月)

羽黒山に出かける

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日曜日は朝からよい天気。
という訳で、おじいちゃん、おばあちゃんも引き連れて、羽黒山へ出かけます。

丑年の今年は「出羽三山丑歳御縁年」ということで、実を言うと当たり年。
(その理由は出羽三山のHPなどに、詳しくあるのでそちらをご覧下さい。)

個人的には、随神門を通り、五重塔を見ながら、石段を下からえっちらおっちら登って行きたかったのですが、出発時間も遅かったので、今回は断念。有料道路を使って、あっという間に山頂へ。

季節も天気も良いせいか、駐車場もビッチリなら、境内もお参りの人で混雑しておりました。

あまり信心のない私は、すっかり物見遊山モード。

09102602たまたま引いてみたおみくじは「末吉」と微妙な内容なので、指定された場所に結んで帰ってきました。

おかしいのは妻と我が子。
私と同じ「末吉」を引いたのが、よほど悔しかった妻は、「運命を変える!」と意気込んで再チャレンジするも再び「末吉」
それだけならよくある話のようですが、おみくじが楽しくてしょうがないうちの子は、場所も変えたりしながら、計三回引くも、全て「吉」。
この確立から考えるに、図らずも、ここのおみくじの「精度の高さ」を実証してしまったようで、家族三人、その引き当てた運命に一喜一憂していました。

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今の気持ちを全身で表現する我が子?でもちょっとやり過ぎ



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2009年9月15日 (火)

多摩って何県?/再びの長距離運転

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先日、北海道まで長旅(距離的に)をしたばかりというのに、またやってしまいました。

今度は、片道、500キロ超。往復ではもちろん1000キロを超え、乗車時間だけで合計約16時間(食事・休憩も含む)。
「こんなことやっているのは私たちだけ」と思っていたら、「ディズニー・ランド」に行く家族連れはみんなそうしているとか。
確かに家族4人じゃ、新幹線代や飛行機代だけでも目玉が飛び出しちゃいますからね。

「家族割り」とかあれば良いのに...

で、今回の私たちの目的地も遊園地。
こちらはもうすぐ「閉園」というのことで「その前に一度行きたい!」という子どもの願い。

ここまで来たら「親バカ」を超え、すでに「バカ親」状態。

こんなツアー止めてよ!という気持ちで

「同じ物なら鈴鹿サーキットにもあるから...」

という台詞に

「じゃ、いつ三重まで連れてってくれるの?」

という妻の言葉にしばし絶句。
確かにそれはもっと現実的じゃない話。

それにしても疲れました。

子どもは楽しんでいたから、、良かったけど...。

それじゃ大人の私は???

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2009年9月10日 (木)

シンプルと言えば.../むかしの話

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今から20年くらい前の話。そして写真。

フィルムをスキャンしたので、埃だらけなのはご勘弁を。

スペインはアルマグロという村での事。
位置的にはマドリッドとグラナダの中間くらいにある小さな村で、団体ツアーではまず間違っても立ち寄らない様な小さな村。
でも何となく来てしまったそんな村に二泊もしてしまう。

一日目の半分でぐるっと見てしまったので、案の定、二日目からは何もする事がなくなる。

で仕方なく郊外へ続く、名もなき砂利道を歩いていく。

途中、そんな自分の姿をカメラにおさめたいと思うも、三脚もなく、畑の真ん中の道では、頼める人もなく、仕方なくカメラを地面に置いてセルフタイマーにて撮影。

だから、別にカッコつけてこんなポーズになった訳でもなく、たまたまこうなっただけの写真。

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行けども行けどもこんな道。

もう2時間も歩いたろうか?
お腹がすいたので、持ってきた手作りツナサンドとワインで一休み。

振り返れば、出てきた村が、遠くに見える。

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さすがにこんなに歩いてくると、戻るのも面倒くさくなる。かと言ってこのまま歩き続けるにしても、どこに出るのかもわからない道だし、そもそも全ての荷物は全部、村のホテルにおいてきたまま。

...帰る...

なんで帰らなきゃならないの?

そこに荷物があるから...

やがて日本にも帰らなきゃならない...

なぜ?

そこに荷物があるから?

その当時、まだ20年とちょっとしか生きてない我が身にも関わらず、なんと荷物の多い事...。

全然シンプルじゃない事に気が付く。

仕方なく、この辺りで、もと来た道を引き返す。



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2009年9月 5日 (土)

kaeruくんが居ても、役に立たない湯沢駅

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今、思い出しても腹立たしい、というか、それを通り越して呆れてしまうお話。

それは....

JR湯沢駅では切符が買えない!!

という事実。

一ヶ月程前、先日の北海道旅行の切符を購入しようと湯沢駅へ行きました。
以前にこのブログでも紹介したらくらく券売機 kaeruくんがまた使えるなぁ、なんてワクワクしながら、その券売機の列に並びます。
ちなみにここの駅では、端末機がないのか「みどりの窓口」での、切符の対面販売はしていません。
ようするに当日券以外の切符はkaeruくんでしか買えません。

ただ、機械に不慣れな方もいるせいか、駅の人がお客さんの申し込み用紙を確認をしてくれます。

そして私の番になる直前に、確認しながらその駅員が言い放った言葉は

「この切符はここでは買えませんよ!」

私はしばし、自分の耳を疑い、沈黙。

そして再確認....

「駅で切符が買えないんですか?」

この質問は至極当然で、極めて的を射た質問だと思います。

無人駅や、券売機と駅員一人しかいない様な駅ならともかく、一応、湯沢「市」ですし、ちゃんと「みどりの窓口」の看板もあると言うのに、なぜ????

返ってきた駅員の台詞は

「ここではレール&レンタカーは扱ってません!!」

ご存知の方もいると思いますが、上記の切符は、到着地で利用するレンタカーを、切符と一緒に購入すると、乗車賃が安くなる、というサービスなんですが、駅員の話だと

「横手駅なら買えますが、ここでは買えません」との事。

 そこで再度確認。

「ここは駅ですけど、切符が買えないんですか?」

「...はい。」という返事。

「申し訳ありません」とか「すいません」でもありません。

「オレのせいじゃないんだから、仕方ないだろう」
 と言わんばかりの対応。

かなり腹が立ちました。

     ×        ×        ×     


で、この後さらに不可解な展開は続きます。

いくら安くなるとは言え、横手までの往復の交通費を考えると、あまり得した気分とも言えないので、試しに横手駅に問い合わせてみると、

「横手まで来なくても、十文字駅でも買えますよ!」という返事。

疑問は降る雪のように積もっていきます。
半信半疑のまま、それでも、一応、行ってみる事に。
ちなみにこの十文字駅は切符や定期の販売、検札など、ほとんど全ての業務を、一人でこなす駅です。

「まさか、ここで、本当に」

と思いつつも、忙しそうに検札しながら定期を販売していた駅員さんに確認してみると

「買えますよ。でも今はちょっと....」

確かに途切れながらとはいえ、人が次々来る中で、レンタカーの予約までこなすのは無理っぽい感じです。

「メモを置いていってくれれば、時間の空いた時に手続きしておきますよ。」
 という親切なお言葉。

その言葉に甘えさせてもらって、こちらの緊急連絡先も伝えて、お願いします。

途中、丁寧に何度も確認の連絡をいただいて、翌日には無事、切符を購入できました。

それにしても、この駅員さんの態度の違いといい、「市」の駅とは思えない、不便さなど、どう考えてもつじつまが合いません。

今や民営化された一企業とは言え、これまでさんざん税金を投入されて、運営してきた事実も忘れた様なこの不遜な態度...

絶対許しません!!



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2009年9月 3日 (木)

旅の記憶、その4/青森でちょっと寄り道

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朝の6時前には青森に到着。このまま始発の電車で帰るっていう手もあったんですが、せっかくここまで来たんだからという事で、ちょっと青森で観光。
できて間もない青森県立美術館に行ってきました。

私が弘前で学生をしていた頃は、ここ青森にも「美術館」ならぬ公立の「美術展示場」くらいしかないお寒い状態でしたが、青森県出身の奈良美智さんが有名になった辺りから、どうも風向きが変わってきたようです。
そうそう、奈良美智といえば、もうすぐ秋田県でも「ネオテニー・ジャパン」展で作品が展示されるらしいんですよ。

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駅前からバスで20分程度。
ただバスの本数は1時間に一本あるかないかなので、基本は車が便利かな?もちろん地下鉄や電車もありませんから。

で、着いたのがこちら、

青森県立美術館

今回見たのは「11ぴきのネコ」シリーズでもおなじみの「馬場のぼる展」

表から見ると平屋かとも思いましたが、地階に広がっている構造物の様で、展示室はエレベーターで下に降りてからの入場でした。

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企画展の他に、最近の作品を中心とする常設展を眺めます。
どこから迷い込んだのかこんなカエルもいたりして、「これも作品の一部かな?」と思ったりして。

「八角堂」なんて展示スペースもあるんですが、ここを見ていると「ここまでする程の作品か?」という気持ちも沸いてきます。盛り上げたい気持ちはわかりますが、「ここまで作家を甘やかしてどうする?」というのが正直な感想です。
そうそう、せっかくニュー・ソウルハウスまで持ってきたんだから、ついでにNYの地下鉄駅の落書きも壁ごと持ってきて展示したらよかったのに。

スモッグ風の制服を着た係の方は皆さん対応が丁寧で、気持ちよく鑑賞ができ、学生相手のガイドツアーなんかもやっていて、詳しく(ある意味詳し過ぎ?)な説明もしてくれてました。

ただ困った事に、この美術館、構造が複雑過ぎるんですよね。久々に私も館内で迷ってしまいました。
まあ、迷いながらの散策も良いかな?と思いつつも、散策するにはちょっと物足りない館内かな?これも正直な感想です。

     ×        ×        ×     

帰りのバスを待っていると、雨が落ちてきます。このバス停にも屋根があれば良いのになぁ...

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駅に戻ってから、カレーラーメンを食べたり、その辺りを散歩したり。
駅自体には何度も来た事があったけど、駅を出て駅前を歩いたりするのは初めての事。

一歩入れば、昔懐かしい商店街もあったりして、新しいだけで、代わり映えしない駅前通りよりも、こっちの方が面白かったりして。

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14時の電車に乗って秋田へ向かいます。

弘前に近づいた辺りで岩木山がくっきり見えます。
今度、お目にかかれるのはいつかな?
なんて、気楽に考えていると、気が付けば「あれが最後だった」なんて事もあるかもね。

09090306家についてから、駅で買った「嶽キミ」をみんなで食べます。
生でも食べれる程、甘かったなぁ。
これに「田酒」でもあれば最高なんだけど、それはまた次の機会にします。

長々とお付き合い頂き、ありがとうございます。


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2009年9月 2日 (水)

旅の記憶、その3/復路。もう言葉は要らない?

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前日は調子に乗って飲み過ぎました。
という訳で、二日酔いの頭を抱えながらの復路です。

普通ならもう風景を眺めてる場合じゃないんですが、でもやっぱり、見ちゃいます。
運転しながらなんで、見蕩れる訳には行きませんが。

という事で、言葉はあまりありません。
あんまり壮大なんで、拡大表示設定にしちゃいました。気に入った写真がありましたら、適宜、クリックして拡大してお楽しみ下さい。

上の写真は稚内空港辺りから見た利尻富士。
道程としてはここまで来る必要もなかったのですが、とりあえずお土産だけ買いに来ちゃいました。

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前日にも立ち寄った「夕日ヶ丘展望台」からの眺め。
雲が少ないと、荒れてないみたいですが、風は引き続き強く、海面の波頭がかなり大きくなってます。

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進行方向の空は、なんだか荒れ模様。
札幌は天気悪いのかな?

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そんな事を考えながら、ふと、サイドミラーに視線を転じます。
そして振り返れば....

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Uターンして、戻りたくなっちゃいます。
このまま一週間程、旅を続けたくなってしまいます。

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雨で濡れているのかと思ったら、どうやらこれが蜃気楼の一種「逃げ水」。
「目の錯覚だから、写真には写らない。」と勝手に思い込んでいましたが、こんな風にちゃんと写るんですね。

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道北には実にこの風車が多いんです。で、年ごとに増えている感じで、ここの風車も今回、初めて見ました。
この日みたいに風の強い日にはもってこい、と思たら、あんまり強過ぎてもいけないみたいですね。

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なんか同じ様な景色ばかりで、すいません。
でもこの海岸線をひたすら走る国道232号線のルートは天塩、遠別、羽幌、など一部市街地をのぞき、留萌まではちょっとした起伏以外は、ほぼこんな風景が続きます。
その間3時間近くありますから、最初のうちははしゃいでいても、途中でもううんざりして、助手席なら間違いなく寝ています。

で、当然の事ながら、いつの間にかアクセルは必要以上に深く踏み込まれ、スピードは100キロ近くに。
途中、親切にもパッシングをしてくれた方がいなければ、確実にねずみ取りに捕まっていた事でしょう。
教えてくれた方、本当にありがとうございます。

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留萌を越えて、増毛に向かう辺りから、緩やかな海岸線から断崖絶壁へと変わっていきます。
一昔、いえ、二昔ぐらい前までは、「陸の孤島」なんてよばれたりもして、ひとたび海が荒れれば、近づく事もできなかった場所です。
10年ぐらい前にも、崖崩れがあって、通行止めになったような記憶があります。

     ×        ×        ×     

09090210石狩まで来て、ようやく内陸に入ります。
ここまで来れば、もう札幌はすぐそこ。
気が付いてみれば、二日で往復760キロ近い距離を走りました。
特に往路は、私の記憶に間違えがなければ、トリップメーターは400キロを超えていたような気がします。

これだけ見ていると、ただ行って帰ってきただけの様な感もありますが、結構良い取材にもなったし、久しぶりに昔の仲間(?)たちの元気な顔も見る事ができて、いやーっ、良かった、良かった!!

北海道生まれ、北海道育ち、そんな私が40歳を過ぎて、改めて、北海道の空の大長に気が付いた、そんな旅でありました。
めでたし、めでたし。

しかし旅はまだ終わりではありません。この後、22時発の夜行電車に乗って、明日の朝には青森です。



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旅の記憶、その2/強風には秋の薫り..

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意外と寒かった夜行電車内。
エアコンの効き過ぎか、はたまた近づく秋の気配のためか...

09090106札幌駅で歯磨き洗顔を済ませた頃には、「駅そば」も開店時間。後はレンタカーの予約時間まで、ホームのベンチで読書。

09090107借りた車は日産マーチ。
走行距離はまだ1万キロ未満の新しい車でした。

手続きを済ませたら、迷う事なく、北は最果て稚内を目指して、車を走らせます。

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往路は国道275号から入る内陸ルート。
しばらくは田んぼばかりが続く田舎道でしたが、沼田町を過ぎ幌加内峠を過ぎた辺りからは、そば畑に取って代わります。
そういえば、この辺りの名物は「そば」。あと半月ぐらい後なら、新そばが味わえたのに....

風景はあまり変わらない。
空の広さも変わらない。
時計だけが刻々とその時間を変えていきます。

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朱鞠内湖を左手に眺めつつ、やがて美深辺りで国道40号線と合流。
北上を続ける程、風は強さを増し、防風林が激しく波打っています。時々車が横に煽られる事も。
そんな中を、こんな荷物にロープも掛けずに走るトラックを目撃。
これ一つで1トン近くあると言うから、大丈夫だとは思うけど、真後ろを走っているとちょっとドキドキします。

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よくよく見渡せば、こんな干し草ロールがあちこちに転がっています。改めて驚く光景ではないのかもしれないけれど、遥か遠くに、白い直線を描いて見える程、大量のロールにはやっぱり素直に感動。赤い(?)パラソルを並べたクリストが、この光景を見たらどう思うんだろう。

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途中、ちょっと寄り道をしてコトトイの松へ挨拶に。
この樹は、私とはちょっとした縁のある樹で、いつもこの辺り来る時は、必ず挨拶に来るのです。
最初に出会った時はだいぶん風雨に晒されたのか、痛々しい感じさえして、ここを訪れようと思う度に「あの樹はまだあそこに立っているのかな?」と不安な気持ちを抱きながら出かけて行き、その姿を見てホッとする、という事の繰り返しです。

その後は、近くのカフェで珈琲を。
こんな牛と牧場と雪しかない様な所で、いつの頃から営業していたのかは知りませんが、その2階の窓から見える利尻富士の眺望の素晴らしさに、しばし言葉も忘れ、見入ってしまいます。
もっとも一人旅なんで、口に出して喋り出したら、気味が悪いか...

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お店の方と
「雪が積もったら、もっと素敵なんですよ。」なんて話を聞きながら、そんな光景を頭に描き、ずっと眺めていたい気持ちに後ろ髪を引かれつつも、車をさらに北上させます。

ここまで来れば、目的地まではあと30分程度。
そう思うと、ついつい懐かしさのあまり、あちこちと寄り道してしまいます。

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稚内市の外れにある夕日ヶ丘展望台から見た海と空と利尻富士。
荒天の日が多いこの辺りでは、よくよく考えてみれば、こんな素晴らしい景色も、結構日常的で、特に目新しいものではなかったような気がします。
高山の上と同様、人が住みにくい環境の所には、その分、美しい風景を見せる機会が多いのかもしれません。

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そんな事を着いたホテルの部屋の中でぼんやりと考えつつ、着替えを済ませたら、目的の結婚披露宴会場へと足を運びます。

それにしても高い建物がないよね。



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2009年9月 1日 (火)

旅の記憶、その1/青森駅は雨だった...

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いつも旅行と言えば、早朝出発。
だから、見送りもなく一人、または家族三人こっそりと、そして慌ただしく出発する事がほとんど。

でも今回は旅程の関係で、午後二時頃の電車で出発するため、のんびりと出発。
おまけに妻の見送り付きなんでなんか照れ臭い。

秋田、大館、と電車を乗り継ぎ、冴えない天気の中、電車はひた走ります。

曇りがちの空模様に、風景鑑賞を断念し、ひたすら読書に没頭。
其の耳に突然飛び込んでくる車内アナウンスの懐かしい響き...

「次は大鰐温泉...」

束の間、昔の思い出をいろいろと紐解いてみたい気持ちに駆られます。
埋葬された記憶。
微かな思い出の余韻。
通過点...
そんな事を考えながら、すっかり暗くなった車窓を眺めます。

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09090102夜8時頃に到着した青森駅は、昔のまま。
青函連絡船時代からそのままの、異常な程に長い跨線橋。
重い荷物を持って、プラットフォームから改札まで歩くのは一苦労です。

途中下車はしたものの、あいにくの雨模様で、駅前アーケードより先に行くのはあきらめ、その辺りで食事と飲酒。
店に入ってから、全校チェーンの居酒屋には青森の地酒など影も形もなく、かなり後悔。

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青森からは「急行はまなす」のカーペットカー。寝台よりも安い料金で横になって行けると言う雑魚寝タイプの車両です。
イメージとしては長距離フェリーの「B船室」と言った感じ。

ただこのカーペットカー、二階席というのがあって、これも同じ料金なのですが、カーテンなどの仕切りがないだけで、まさに個室状態でこれはちょっとお得です。おまけに寝台みたいな「はしご」じゃなくて小さな「階段」での昇り降りなんで、移動も楽チンです。

心地良くよった体を横たえているうちに列車は出発。

ゆりかご状態の中、いつしか眠ってしまった私たちを乗せて、列車は札幌に向けてひた走ります。



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