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2014年5月31日 (土)

本流があるからこそ、自由で居られる。

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すっかり毎年の恒例行事となった感のある「絵どうろう講習会」。今週末で15日間にわたる日程を終える事となり、今回も何とか無事、会期中に裏表二面分を仕上げる事ができそうです。

持って生まれた性格のせいか、何年やっても仕事の雑な所だけは変わりませんが、少しずつ要領を得て来た2、3年前からは「他の人とはちょっと違う絵どうろうが描きたいな」という事を意識しながら、原画を考えてきました。
元々絵描きという商売柄「(洋画との違いこそあれ)絵描きなんだから普通に描けて当たり前」と周囲から思われちゃいそうで、さらにそのハードルを乗り越えて、人の目を引くようなものを作り出すために「誰も見た事のないような絵どうろうを描きたい!」と言う想いでモチーフ選びから進めています。

で、気が付けば、およそ絵どうろうのモチーフとは思えないような突拍子のない物を描いている訳ですが、自分ながこんな好き勝手なことができるのも、実を言えば、絵どうろうまつりが歴史と伝統を持った行事である事と、しっかりとその伝統を受け入れながら(その中で各個に独自の世界を模索しつつも)、その歴史を継承する作品を毎年作っている方達が大勢いるからだと思っています。

みんながみんな、よく考えもせず自分の好き勝手な物を作りはじめてしまったら、絵どうろうまつり自体の持つ「大切な意味」とともにまつり本体が危うくなる危険性さえあるあるかもしれません。

だからそんな「本流」をしっかりと継承してくれている絵描きさんがたくさんいるからこそ、お祭り自体の本質は決してブレないので、私も安心して自分勝手、好き勝手をすることができるのです。
だから私もそんな伝統に敬意を表して、最低限「美人画(かろうじて人物がいるだけという説もあるが)」という範疇からは逸脱しないように心がけております。


そんな訳で、今年もまたある意味全然、絵どうろうまつりにふさわしくないような絵どうろうを描いてしまいましたが、一部のコアなファンはきっと喜んでくれるはず。


お祭りは今年も8月5日から7日まで開催されますので、興味のある方はぜひ遊びに来て下さい。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


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コメント

かや 様
コメントありがとうございます。

もう大学生ですか。ずいぶんと遠い所に行かれてるんですか?
うちなんかこれからまだまだ、手がかかるんだろうな...

絵どうろうの方は、この下の肉食恐龍が怖過ぎて、「絵どうろうまつり」という夜メインのイベントの出し物にも関わらず、夜に観るのを躊躇するものになってしまいました。

「世界のカケラ」展、今年も6月11日から15日までの開催ですので、その気になったら遊びに来て下さい。鈍行列車乗り継いでも、結構余裕で往復できるかと思います(笑)。その際は連絡下さいね。

投稿: 中野 | 2014年5月31日 (土) 21時05分

お久しブリーフ!?いえ、お久しぶりです( ̄ー ̄)ニヤリ
いいですねーこれ。中野さんの本領を発揮してますね。
図鑑っぽくっていい!子どもとマニアのココロわしづかみじゃないですか?
海外進出もおめでとうございます。
今年はカケラ展は無いのでしょうか?
子どもが大学生になってヒマになったので、外出歩きたくってー。
子育て終わったみたいで(お金は要るけど)、4月はさみしくて泣いてました。
中野さんのところはまだまだめんこい盛りですね!
いいなあー。

投稿: かや | 2014年5月31日 (土) 16時37分

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