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2014年4月28日 (月)

今度は県外!化石発掘の巻

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湯沢から車で約3時間。
仙台市内とは言え、同じ日に市内中心部で開催される羽生結弦くんのパレードの喧噪など毛ほども感じないような、はるか遠く離れた場所にて、家族で化石の発掘体験をしてきました。

今回はやはり同市内にありますスリーエム仙台市科学館による企画で、約30名弱程度の親子連れとともに参加してきました。
ちなみに行かれた方は判ると思いますが、「科学館」というその名の通り、その施設自体は理工学系の展示が目立つので、実際、ここが発掘体験という企画を用意している事に一瞬違和感もありましたが、よくよく調べてみると以前からこう言った自然科学系の体験学習にもずいぶんと力を入れているようです。

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2時間という短時間での発掘体験なので、集合場所にて注意事項の説明も程々に、参加者全員に発掘道具を貸し出したら、さっそく、今回の発掘現場へと向います。

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藪漕ぎほどの大変さはありませんが、獣道みたいな踏み分け道を、途中何度か沢渡りもしつつ歩きます。
以前科学館の資料で、その発掘現場にいる人たち数名が沢の中に立っている写真を見ていたので「ここは長靴で行くべきだろう」と思っていましたが、見事に的中。
もっともだからと言ってジャブジャブと沢の中を歩くと、これはこれでけっこう滑るので、油断は禁物です。

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これは目指す地層の上にある向山層という地層の一部で、この中から石英が出るそうです。
石英と言えば、昔子どもが幼稚園の園庭に撒かれた小石の粒の中から「ダイヤモンドだ!」と拾って集めていたのを思い出します。幼稚園に迎えに行く度に、一心不乱にそれを捜して拾っている子どもにずいぶん長い時間付き合わされたのも、今では懐かしい思い出です。

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川に沿って上流に向うということは徐々に高度を上げていく事になるので、単純に考えるとドンドン地層は新しくなっていきそうな感じですが、それ以上に傾斜がついているため、矢印の方向に進めば進むほど、時代が古い地層(より下にある地層)に近づく事になります。

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20分くらい歩いて、沢沿いのこんな所に出ます。
そこでふと、足下を流れる水の中に目をやると...

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さっきまで、砂地と小さな岩が転がっていた河床が、いつしか白い何かが混じった岩盤の様に変わっています。
で、目を凝らしてをよく見てみると、なんとこの白いのが全部、「化石」なのです。それが川底だけでなくその側面の剥き出しの地層の中にも同じように、貝の殻と思われる化石がすきまなく埋まっているのです。

今まで2度ほど行った男鹿の安田海岸に比べれば、広さこそたいした事はないですが、一つ一つの大きさはこちらの方がダントツに大きく見るからに掘り応えがありそうです。

でも、「発掘はNG!採集(拾う)のみOK」という前例もあったので恐る恐る聞いてみると...

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「ドンドン掘って下さい」という学芸員さんのお言葉に、心も身体も開放された私たちは、残りの時間70分程度、ただもう無我夢中、一心不乱で掘り続けました。

しかし川沿いという事もありずいぶん湿気を吸っていて化石自体が脆くなっているので、ちょっとした衝撃でも簡単にヒビが入ってしまいます。
おまけにこれだけ密集していると、目当ての化石を掘るためには、その周りの化石を破壊しなければ取り出せないのですが、タガネを打ち込みながらも「ひょっとして、今、打割ってしまった化石の方が、立派な化石だったんじゃないのか?」という疑念を払拭しながらひたすら行う作業は、ある意味苦行にも近いものがありました。

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いつも楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまうもので、気が付けば終了時間。
こんな化石も含め、家族3人でたくさんの土のかたまりをゲットしたので、それをリュックへとしまい、後ろ髪を引かれつつも、充実感とともに帰路につきます。

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ひたすらハンマーを振り下ろすと言う慣れない作業で、普段あんまり使わないような筋肉が強ばるのと同時に、タガネを握る左手を何度もハンマーで直撃してしまったせいで、みんな親指の付け根を腫らしてしまいますが、そんな疲労感や痛みさえもなんとなく心地良い、発掘体験でした。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


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