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2013年8月28日 (水)

作品と空間の関わり

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「共存共生」と言うのでもないのかもしれないが、最近、この辺りでは作品を戸外に持ち出して空の下に置いてみたり、古い蔵や商店街に並べるのが、何かのブームみたいに大流行りで、ただの絵描きの私としては非常に肩身が狭く、息苦しささえ感じさえしてしまう。
まあ、そう感じているってことは、私の心のどこかでそう言った行為に憧れたり、嫉妬したりしていることの裏返しなのかもしれないけれど、もともとそんな所に焦点を絞って作品を作っている訳でもないので、そんな行為に至かどうかは今後の作品次第なので焦っても仕様がないと、マイペースを決め込む。

そんな中、ちょっと仕事を離れた旅先で見つけた展覧会に一目惚れしてしまう。

それは北海道は富良野のワイン用のブドウ棚に囲まれた傾斜地にある「神々の遊ぶ庭」という一風変わったギャラリーで見つけた「果澄」という作家さんの個展。

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こんな感じのギャラリーなんで、作家によってはこの窓からの借景がうるさい、と感じる方もいるのかもしれないけれど、そんな風景までも見事に自分の「世界」の中に取り込んで、上手に一つの作品展に仕上げている感じでした。

ワンシーズン通しての展示なので、近くに住んでいたら時々足を運んで、季節の移ろいとともに変化する窓辺の風景と一緒に作品を鑑賞したら、楽しいだろうなと思わせてくれる展覧会でした。

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本来、ガラス窓によって仕切られているはずの外側と内側の空間を、作品によって見事に繋ぎ合わせる演出に感動し、ある意味打ちのめされもした素敵な展覧会。

今年の11月まで開催されてますので、皆さんも富良野まで出かけた際はぜひ足を運んで見て下さい。


 



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


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