安田海岸に行く
今日はレンズレビューをちょっとお休みして、日曜日に出かけた化石採取の様子を掲載します。
今回も秋田県立博物館企画の「地層と化石の観察会」に家族で参加してきました。
地層なんかの詳細については昨年度の様子の方で詳しく書いてますので、今回は割愛しまして、写真と少々のコメントにて、失礼します。
波で削られた岸壁に目をこらすと、見た目にもすぐ「貝」らしき、大小の物体がたくさん埋まっているのがわかります。
前にも書きましたが、「これは化石です。」と説明されるまでは、ただ土に埋まった貝殻のは変だと思ってました。
貝殻以外にも色々な化石があり、例えば、この上の写真は海底に生息していた生き物が残した痕跡の化石で、その下のサルノコシカケみたいに岸壁から飛び出しているのは、ウニの一種の化石だそうです。
その他に魚の骨やサメの歯なんかも見つかる事があるそうです。
前にも書きましたが、この辺りは勝手に壁を崩して化石を発掘してはいけない場所。
ということで、あるいはこれは盗掘の痕跡...かも?。
周りとちょっと色の異なる白い層は火山(北海道の洞爺火山?)の噴火による堆積物だそうです。
この辺りの海底での地層の堆積速度は、普通、平均して1年に1ミリ程度なんだそうですが、たった数ヶ月(あるいは数年)の噴火で一気にこれだけの厚さに堆積する火山噴火の噴出物ってスゴいなぁ、とちょっとだけ感動。
部分的に取り出してみると、こんな美しく見える場所もあります。
単純に「空間」としてはビックリするほど、大規模なものではないかもしれないけれど、改めて、そこの閉じ込められた「時間」という要素を加味してこれらの壁を眺めた時、今までとはまたひと味違うスケール感を持って迫ってきます。
中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
Shuichi NAKANO official website / English edition
http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html
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