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2012年12月21日 (金)

精度と筆致

12122102

どちらかと言えば私の作品のその多くは写実的だ。
どんな風景や静物を描く時でも、「現実感(現実にそこにあったように見える)」を追求して描いている。

じゃあ、「とことんまで精度を追求するのか?」と言うとそうではなく、案外「このくらいでいいかな」と言う妥協点には早く到達する。

ただそれは別に私の性格に起因する物ではなく、むしろ自分自身に「これ以上描き込んでは行けない!」と言う線引きをして、コントロールしているところがある。

それは私が考える優れた写実絵画とは、病的にまでの精度で描かれている絵画ではなく、「離れて見れば実物の如き形と色と陰影を持って見えるが、近づいてみるとしっかりと筆のあとを感じられる絵画」だからである。

この私の考えが間違っているかどうかはわからないし、反論されれば、返す刀は持ってはいるが、それで受ける気はない。

単純にそれが自分の信じる道なのである。

もちろん病的に精度の高い絵を描く事が間違いだと言う気もないし、そう言った中にも優れた絵があると思う。

ただ私は、たぶんこの自分の信念を、墓穴にはいるまで引きずっていくのだろうと思う。

ただそれだけの事。



中野修一 絵画展

樹をさがす。道をみつける。

会 場:六花亭 西三条店 二階喫茶室(北海道帯広市西三条南1-1-1)
会 期:2013年1月7日(月)〜4月6日(土)
時 間:11:00〜18:00(ラストオーダーは17:30)



お近くにお寄りの際は、ぜひ足をお運び下さい。

 
 

 



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら

  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition

  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


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