白黒眼
学生の頃、白黒フィルムを詰めたカメラをもたされ、写真を撮って自分で現像するという授業がありました。
最初のうちはおっかなびっくり撮影したり、現像したり。
そのうちそれが面白くなってしばらくの間、カメラ少年の如く街中を徘徊しながら、シャッターを切りまくり、暗くなるのも気付かずに暗室にこもっていました。
(という話は前にもした事があるような気もするんですが...思い出せない。汗)
しかしながら映る画像は白黒なのに対して、当時のフィルムカメラはファインダーの像はカラーなんで、この時見えた色彩の鮮やかさとかコントラストに惹かれて写した写真を現像してみると、なんかパッとしない写真になってしまっている事が時々?ありました。
そんな事を繰り返すうちに「やっぱり白黒フィルムの時は白黒眼にならなきゃダメなのかな?」とか考えたり。
ところが時代は変わって、平成の世になりデジタルカメラ全盛の時代。
今じゃモード切り替えボタン一つで、ファインダーの画像もカラーから白黒に切り替わるようになって、意識して白黒眼に変わらなくとも、写る画像をその場で把握できる便利な時代になりました。
でも今度は逆に、白黒で見た時に「これは良いぞ!!」と思ってシャッターを切ったはずなのに、そのもと画像(RAWで撮っているのでデータとしてはカラー画像)をPCで見てみると、そのカラーの方が数段良かったりする事があって、結局の所、ごちゃごちゃ御託を並べていても、結論としてはそんな切り替えはなかなか上手く行ってないのかな?と思う今日この頃です。
中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
Shuichi NAKANO official website / English edition
http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html
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