タイム・スリップ?
近くの文化施設に映画を観に行く。
最近のシネコンに比べたらお世辞にも座り易いとは言えないけれど、まあパイプイスよりはいいか、と思える程度の座席に腰掛けたと思ったら、上映開始。
もちろん予告編なんか無く、いきなりの本編スタート。
これでタバコの煙でも上がれば、暗闇の中で自分が初めて映画を観に行った昔にタイムスリップしそう。
でも、どうして?。
カタ、カタ、カタ、カタ、カタ、カタ.....
ちょっと頑張り過ぎのスピーカーの音声に混じって、後方からそんな音が聞こえてきます。
映写機の上でフィルムがまわる音....
シネコンが隆盛を誇る前は、どこの映画館でも当たり前に聞こえていた音。
そしてリール?を変える瞬間の映像の乱れ。
ひょっとしたら音楽好きの人がレコードの針の落ちる音を懐かしがるのってこんな感じなのかな?とか考えながら、しばらく余韻に浸っていました。
えっ、本編はどうだったかって?
良かったですよ。
ストーリーは、最近のジブリ作品なんかとは比べ物にならないくらい良質(一部小さいお子さまには理解できない大人向けのシーンあり)でした。
おまけにあの動画のクオリティの高さ。
アニメという動画の中であんな映像を作られてしまったら、同じ絵を描く者としては手を挙げるしかありません。
中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
Shuichi NAKANO official website / English edition
http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html
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