スクリーン・デビュー？

「2012年3月11日のあなたの日常を撮影して、それを投稿して下さい。」

そんな呼びかけを、その２日ぐらい前に見つけ、、ちょうど借りていたカメラがHD動画を撮影できるのを思い出し、その日の制作風景を撮影しました。

震災からちょうど１年という事で、その当時の事を振り返りながら制作しつつ、ぶつぶつとつぶやいている姿が映し出された動画をYou Tubeの最長投稿時間の１５分に編集し、投稿。

その後、添付ファイル満載のメールがその事務局から届き、投稿した動画の中に映っている建物の詳細な場所、作品名、人物名などを記入し、さらにその人物、建物などの所有者、作品の著作権者から使用許可をもらってサインをして送くれとの内容でしたが、こちらは自分のアトリエ内で、作品も自作なら映っているのも自分だけなので、チャチャッと書いて提出。

それに続いて「圧縮していないオリジナルのデータを送ってくれ！との依頼も。

その後も「東京映画祭での上映が決まりましたので、一緒にグリーンカーペットを歩きませんか？」なんて招待も来たんですが、正直自分の映像が使われているかも定かでない状況で参加して、いざ使われていなかったらまるで道化だな、と思い、そんなのは軽くスルー。

ただ、ネット配信による「１００名様限定！ネット試写会」というのに応募してみたら、見事当選！
という事で配信日の１０月２７日（ぐらい）に期待と不安に胸を躍らせながら約２時間弱の映像を夜な夜な眺めていると．．．．

「ちゃんと映ってるじゃありませんか！」

時間にしてわずか３０秒弱の映像。そして．．．

「エンド・ロールに私の名前が！！」

なんて、浮かれていますが、内容的には「あの震災から１年後」という事で、決して明るくて楽しいだけの映画ではありません。
あの震災で変わってしまった自分、逆に私の様に変わる事無く同じように暮らす自分。風景、そして世界。

正直、投稿された映像を繋ぐだけで、映画が一本作れるのかなぁ？という不安もありましたが、とりあえず無難にはまとまっていたと思います。

ただ私自身は、やっぱりちょっと舞い上がっていて、冷静に見れて無い部分があるので、一般の人が見たらどう思うのか定かではありませんが．．．．

「JAPAN IN A DAY」

という事で１１月３日より全国公開されるこの映画。
秋田市内でも公開される予定なんで、興味のある方は観てみて下さい。

「JAPAN IN A DAY」公式サイトはこちら＞＞http://japan-in-a-day.gaga.ne.jp

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