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2012年8月30日 (木)

世界が生まれる場所

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北海道の実家に帰ると必ず立ち寄る場所があります。
まだ実家に住んでいた時は、別に特別な場所でも思い出の場所でも無かったのに、いざ離れて見ると必ず行きたくなる場所。

それが美幌峠

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北見市内から車で1時間ちょっとの場所ですが、ここまで来ると森と呼べるほど樹が密集して生えている場所は少なく、一面に広がる熊笹の間にぽつんぽつんんと樹があるだけだったりします。


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正直に言えば、「オホーツク海から昇る朝日を観に行こう!」と思って、早朝家を出たのですが、急に気が変わってこちらに来たのですが、運良くこんな景色を拝む事ができました。!
(奥に見えるのは藻琴山かな?)

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この雲海の下には屈斜路湖があるはずです。
今、一瞬「クッシーで有名な...」と書こうと思ったのですが、今時その話を憶えている人がどれくらいるのだろうか?と考えたら、急に不安になってきたので止めました。
かく言う自分も、この後、その屈斜路湖の周囲を流しながら古びた看板を見つけるまでは、そんなモノの事はすっかり忘れてましたから。

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この美幌峠だけではありませんが、ここから先の摩周湖、弟子屈、そして開陽台などこの辺りの風景をモチーフにした作品がどれだけあるのだろうか?と指折り数えてみたけれど、結局の所、数えきれないくらい沢山あるんじゃないのかな?

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ひょっとしたら、私の作品はこの霧の向こうから生まれて来るんじゃないのかと思うと、ちょっとドキドキもします。




中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition
  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


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