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2012年6月 6日 (水)

雪渓滑り

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「雪渓滑りをしたい!」
そんな子どものリクエストに応えて、栗駒山へと向います。

連日の晴天で雪が残っているかは微妙なところですが、普段あまり身体を動かす機会がない我が子なので、こんな機会でも利用しない手はないという思いもあり、早朝、家を出発します。

途中小安峡を通る頃は強風でしたが、登山口に着いてみると風はなくなり、辺りは濃い霧に包まれていました。でも空を見てみると晴れそうな感じだったので、軽装での出発。
今回はあくまでも「雪渓滑り」が目標で、頂上を目指す訳でもないので、昼食も持ちません。


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8:19登山開始。
こんなサクラを眺めながら、登り始めます。

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「名残が原」のお花畑はほぼ終了ですが、よく見ると小さなかわいい花がたくさん咲いてます。

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名残が原を過ぎて間もなく、第1雪渓?を発見!
一気にテンションが上がるかと思い気や、普段の運動不足が仇となり、すでに疲れのあまり不機嫌モード。
さらに早々と昭和湖から降りてきたおじさんに「上の方に雪渓あったかな?」の疑問符付きの台詞に、テンションは下がる一方。

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普段なら渡河しなければならないポイントですが、まだ雪があるのでそのまま歩いて渡れます。

「スプーンで削られたアイスクリームみたいだね。」の私のセリフにもほとんど無反応な我が子。
やれやれ。

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9:17、昭和湖到着。
ほぼ一時間なので、いつもと変わらないペース。けれど...

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完全にへばってます。

おまけに上を見上げても雪渓らしきものが見えないので、ちょっとでも機嫌を損ねれば、下山モードに突入しちゃいそうな雰囲気です。
風が強くなっている事にも気が付いてないご様子。

ちょっと長めに休憩を取って9:30ごろに重くなった腰を上げさせます。

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それまで乾いていた登山道でしたが、突然、河のようになっている部分に遭遇。
という事は...

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雪渓!!!!

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だからって、急にペースが速くなる訳ではないですが、後の楽しみのために頑張ろうという意気込みだけはなんとなく伝わってきます。
その証拠に途中の雪渓と雪渓の間にできた水たまりに足を落として、靴の中がずぶ濡れになっても文句も言わずに、登り続けたくらいですから。

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雪渓のおかげでルートが限りなくシンプルになったせいもあり、あっという間に天狗平分岐点(10:24)。

ここからは尾根歩きなので雪渓がないのは判ってましたが、「ここまで来たんだから!」と有無を言わせず、頂上までの残り800メートルを歩きます。

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しかしながら彼の意に反した行動ではあるので、やっぱりダラダラします。

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10:50、頂上に到着。

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文句を言いながらの登頂でしたが、なんとなく感慨深げにこんな雲海をしばらく眺めてました。

ふと、いい匂いに釣られて辺りを見渡すと、他の登山客の人たちは、皆さん食事中。
一方、当初は頂上が目的ではなかった私たちは、ほとんど何も持っていなかったので、仕方なく非常食のベビーカルパスで腹ごしらえ。

適当に休んだら雪渓滑りに向って下山開始!!(11:00)

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途中、反対の斜面に「恐竜雪渓」を見つけて、ちょっと興奮気味の我が子。
「ここまで来ても恐竜かい!?」と突っ込むのも忘れません。

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油断していると天狗岩まで登り始めます。

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天狗平は軽くスルーして、一気に雪渓へ!

でも「滑っている」というよりは駆け下りていると言った方が正解?

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あんまり楽しくて、もう一回途中まで登り直して、再び滑ります。
お腹がすいてなかったら「もう一回!」とか言い出しそうで、ちょっと怖くなりましたが、さすがにそれほどの体力は残っていない模様。

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昭和湖に戻ってきたのが11:46分頃でしたから、登りの1時間20分に比べると、ほぼ半分の時間で戻ってきたのかな?

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最後はまた調子に乗って岩登り。

だから登山道から離れちゃダメだって言ってるだろ!!

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12:44、駐車場に到着。

本人にとっても、去年の秋に登った月山なんかと比べてもだいぶん楽な登山だったようですが、それを言うならもう少し最初からピッシと歩こうぜ!と思う親心はそれなりに複雑です。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition
  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


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