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2012年5月10日 (木)

KEEP A BREAST。そしてTOKYO LOVE SHOW へ!

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都内某所よりこんな厳重な梱包に包まれて我が家にやって来た、何やら奇妙な物体。
ここから私は新たな未体験ゾーンへと足を踏み入れる事になりました...


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最初のきっかけはイタリアでキュレーターをなさっている方から届いた「チャリティー・ショウーに参加しませんか?」という一通のメールでした。
同じイタリア、そしてアメリカでも出版された雑誌に作品が掲載されたせいなのか、時々、こんな呼びかけのメールが来る時期でした。

内容としてはこんな胸部トルソー(「キャスト」と呼んでいる)に絵を描いて送ってくれないか?というもので、正直、"畑違い"の感もあるにはあったのですが、当時はちょっと自分的にも閉塞感があって、そんなモノを打破してくれるきっかけにもなれば...なんて感じもあり、おまけに描く材料代以外は全部主催者持ちという事でもあり、余計な出費もかからんだろう、ということで二つ返事で引き受けました。

こちらの企画運営をしているのがKeep a Breast Foundation(通称KAB)というカリフォルニアを本拠地として世界で乳がんの早期発見啓発を呼びかけているNPOで、その活動のPRと資金集めを兼ねたチャリティーとして、このキャストなるものを世界各国のアーティスト(俺も含まれるの??)に依頼してまわっているようです。
アメリカなどでは20代くらいから乳がんを発症する人も少なくない様で、早期発見治療のための定期検診を積極的に行うのはもちろん、それに対する知識を多くの若い人に持ってもらおうという事で、その教育プログラムの推進も行っている団体だそうです。

実際日本でも、年一回行うように呼びかけられている健康診断で「ガン検診」なるモノが盛り込まれるようになるのは、ほとんどが30代後半から40代からであり、それ以前に受けるとなるとそこそこ高額な検査費用を自前で負担しなければなりません。
一般的に元気な人ほど転位が早いと言われるガンという病気の特性から考えると、20代ぐらいの若い人こそ検診を受けるべきなんじゃないかと思うんですが、少子高齢化という現状によって政官財がすべて高齢者の方を向いてしまって居る我が国の現状では、若い人に対する政策はどうしても後回しになってしまっているのかもしれません。

まあ、自分自身もこんなきっかけでもなければ、見向きもしなかった事なのかもしれませんが、せっかくの機会でもありますので、普段やった事も無い様な制作をしてみようかと思い立ち、参加してみました。

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今回の「TOKYO LOVE SHOW」というのはそのKABなる団体の日本支部の旗揚げ公演で、今回は日本在住の作家を中心に行うチャリティーイベントなんですが、しかしまあ、予想はしていましたが、参加者リストから作品の傾向を見てみると、どう考えても私の作品はあまりにも毛色が違うような気がします。
実際、最初のお誘いの文章の中にも「LOVEをテーマに明るい作品を!」とあったのですが、出来上がってみればすっかりその対極に位置するような作品となってしまいました。

*facebookにて制作過程をご覧になれます>>(click!)

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5月25日から始まるこの展覧会、前日にはオープニング・レセプションなんかもあり、ひょっとしたらキャスト(全て実際の人物の胸から型取っています)を取った有名人なんかも参加するかもしれない、と思うとちょっと面白そうですが、生憎、5月後半は超多忙なため、見に行く事さえ難しいですね。

ひょっとしたらメディアにも取り上げられるかもしれませんが、中でも知名度も低く、おまけに一番地味そうな私の作品が画面に写る可能性は少ないような気がするので、もしこの記事を見て会場に行かれる方がいらっしゃいましたら、様子なんかもレビューしてくれると嬉しいです(笑)。

12051002KEEP A BREAST
TOKYO LOVE SHOW
乳がん早期発見啓発ブレスト・キャスト・アート・エキシビジョン
【会 期】2012年5月25日(金)〜31日(木)
【会 場】表参道ヒルズ 大階段
     東京都渋谷区神宮前4-12-10

*公式サイトはこちら
*facebook(日本語)はこちら





中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
  http://nakanoshuichi.com/

Shuichi NAKANO official website / English edition
  http://nakanoshuichi.com/eng/top01.html


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