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2012年1月14日 (土)

100〼初詣展

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今月7日から始まったこのグループ展も、残すところ2日となりました。
という事で、昨日、会場係も兼ねて、会場の方を覗いてきました。

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電車の到着が遅れた時点で覚悟はしていましたが、やはり噂通り秋田市内は雪が多め。
「昨年の豪雪に比べれば...」というのは県南のみに限った事なのか、パッと見、「今年はこっちの方が雪が多い?!」とか思いたくなるような様子でした。
そんな雪道を歩いて会場に到着すると....


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まさに「詣」にふさわしい赤い鳥居のお出迎えです!!

ここの会場は団体展の地方展とかに利用される事が多く、同じような感覚で出かけて行くと、会場のレイアウトの違いに「あれっ!」と思わず度肝を抜かれます。
入ってすぐの所に作品が見える訳でも無し、こんな鳥居やら絵馬が吊るしてあったり、升が並んでいたり...


で、奥を折れて振り返ると....

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こんな風に作品が並んでいます。

ちなみに真ん中の最奥にあるのはモザイクのように見える作品...じゃなくて、この場所に今回新たにお目見えした「御神体」が鎮座?ましましている訳ですが、「特別拝観」じゃないけれど、これは会場に来た方のみのお楽しみということで、あえて伏せさせてもらいます。

見たら、度肝を抜かれる!と言うか、笑っちゃうと言うか、まずは会場に行ってその目でご覧下さい。

それにしてもこうやって改めて見ると、美術館て言う場所はいかに「白い」かって言う事がハッキリ判りますね。
何の予備知識も無くこれだけ見せられると、まるで無菌室にでも並べられた何かの標本みたいな雰囲気を醸してませんか?

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前回の展示は秋田縁の作家さんなど50人での展示でしたが、今回は一般公募によって集まった50点がさらに加わり、計100点の作品が並んでいる訳ですが、小さい作品とは言え、一堂に会するとやっぱり壮観です。

普段ここで行われる団体展やグループ展とはまた違った意味で、秋田やその周辺で活動されている作家さん(特に若手)の作品をまとめて鑑賞できるという点では、イントロデュースとしてもコンパクトにまとまっていて、見やすいです。
ここに来て「気になる作家」さんを見つけて、今後の活動を追っかけてみるなんてのにはうってつけの展覧会だと思います。

それにしても今回新たに加わったの50の作品の中には「お米」をモチーフに使った作品が、多く見られるのは、やっぱり秋田が「米どころ」だからでしょうか?
ただ同じモチーフにも関わらず、作家さんによって様々な表現の仕方があるのが興味深く、そんな違いを眺めるだけでもずいぶんと楽しめるんじゃないでしょうか?


             ×         ×         ×


ところでこの会場を知っている方は「あれっ!?」と思うかもしれませんが、まさにその通りで、いくら100点とは言え、所詮はこの程度の大きさですから、利用しているのは会場の入口部分のみで、奥の方はこの展覧会では全く使用していません。

で、その奥でいったい何が行われているかと言うと....

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次の大プロジェクト「東北を開く神話」展の準備が着々と進んでおります。
秋田出身のアーティストたちのコラボ展ですが、出来上がった作品を会場に持ち込むだけでなく、毎日のように会場に通われてここで制作を進めている作家さんも多くいるようです。
少なくともここ最近、秋田市内ではこんな風に一つの場所に数人の作家が集まって作品を作って行くなんて企画、なかったんじゃないのかな?
(まあ、私が知らないだけかもしれませんが..)

そう考えると出来上がったそれぞれの作品自体も楽しみですが、それ以上に作家さん同士の交流などを通して、この場から生まれる新たな動きみたいのものにも、今後注目して行くべきなのかもしれませんね。

いや〜っ、楽しみ!楽しみ!!



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/

Shuichi NAKANO official website / English edition
http://homepage.mac.com/sekainokakera/eng/top01.html


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