実在しない風景なのに...
時々、実在しない想像の風景を描くときがある。
一つ一つの素材自体はどこかの実像からの借り物だったりする時もあるが、トータルとしては虚構の風景。
そしてデキの如何は別として、出来上がった風景が自分の心に妙に響く事がある。
もちろん、虚実どちらにおいても常に「自分が見たい風景」を心がけて描いているので、ある意味当たり前の事ではあるのだが、軽く流そうと思って描き始めた作品があまりに印象的で、思わず「ここに行ってみたい!」と強く心を揺すぶられるのだが、次の瞬間、これが虚構である事に思い到りガックリしてしまう。
そうなってしまうのが虚構だと判って描いている自分自身なのだから、この時の虚しさというかやり切れなさは半端ではないのです。
こんな風景、どこかで見た事ありませんか??
そう誰かに尋ねてしまいそうになります...
http://homepage.mac.com/sekainokakera/
http://homepage.mac.com/sekainokakera/eng/top01.html
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コメント
中村 様
コメントありがとうございます。
みんな多かれ少なかれ、そうなのかもしれませんね。
そしていつまでもそんな風景を描き続ける事ができたら、本当に幸せなんですけどね。
投稿: 中野 | 2012年1月27日 (金) 10時10分
こんばんは。お久しぶりです。
私も自作がとても良い出来上がりになった時、時々そんな気持ちになります。
結局、実際にはその場所に行けないから、絵の中に我が心を遊ばせるんですが…。
そんな絵がもし運良く買われていったら、ちょっと切ない気持ちになりますね。
投稿: 中村 | 2012年1月27日 (金) 00時28分