恐竜の殿堂?!福井県立恐竜博物館
どこかの県の県南にある中途半端な県立美術館と訳が違い、外観からして気合いが入ってましたが、内部もこんな感じの驚きの構造で、およそ県庁所在地でもない小さな町の博物館とは思えない迫力。
もっとも「フクイラプトル」やら「フクイサウルス」など、日本を代表する恐竜の化石の多くが、この近隣で発見されているのであれば、当然の事かもしれませんが...。
4階のメインエントランスから、写真中央に見えるエスカレーターで一階まで降りて、照明の落とされた館内を歩いて展示物を見て行くのですが...
こんなんだけでも充分おっかないのに...
ご丁寧に、こんなんまで用意されてて...
おまけに本物みたいに動くんだから、何の予備知識も無く連れて来られた小さな子どもたちの多くが、ビビって泣き叫ぶのも無理のない話。
(ちなみに上の写真はけっして手ブレじゃありません。)
それも一昔前の、いかにも機械仕掛けの如くカクカク動くんじゃなくて、最新のアニマトロニクス?のようなの技術を駆使してるようで、瞼や眼球に指や爪、中には瞳孔が開閉したぐらいにして、これで歩き出したら、もう、まんま「ジュラシック・パーク」みたいです。
(もっとも最近の恐竜展じゃ珍しくないんでしょうが)
で、同じ建物内で現在開催中の特別展には、本邦初公開?の『世界最大のティラノサウルスの頭骨』も展示されているんですが、そうなるとお約束の様に...
こんな実物大模型が時折目を光らせながら、トリケラトプスを喰っています。
(もちろん動いてます!)
そしてここでも数多くの子どもたちが泣き叫んでいました。
でも、大人の私でもちょっとビビっちゃいます。
で、今回の特別展のトリケラトプスの顔にはこんなメロンパンの衣みたいのがくっついているんですが、これは鳥のくちばしみたいに角質(ケラチン)で覆われていたと言う新仮説に基づいた再現らしいのです。
ということは、この前のティラのの実物大模型の顔についてる黒い部分も、その角質なのかな??
もちろんこれ以外にも日本最大級の言葉にふさわしい、数々の展示が目白押しでした。
レプリカはもちろん実物の骨格標本も多数あるというのだから驚きで、恐竜に詳しくない方でもとても楽しめるんじゃないかと思います。
そうそう、最初の写真の銀色の卵みたいな建物が本館の屋根なんですが、この天井の形と吹き抜け構造のおかげで、建物内は妙なエコーがかかって、アチコチ変な方向から来場者の声が飛んできて、これもまた不思議な感覚を誘ってくれます。
秋田はもちろん、東北から行くとなるとちょっと大変かもしれませんが、可能ならば、ここと金沢の現代美術館とセットででも出かけてみるのも楽しいかもしれませんね。
さあ、これで絵日記は大丈夫だよね!?
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