作品解説/その8
ようやく...
このタイトルじゃないけれどようやくメインの作品に辿り着きました。
実を言えば、この展覧会が決まった昨年の春頃には、会場内の展示できるスペースはここだけと言うお話でした。
(その後、この展覧会に深く関わって下さっていらっしゃる六花文庫の担当の方のご尽力のおかげで、徐々に展示スペースも増え、スポットなどの設備も充実してきました。)
この会場を初めて見た時、「たった6本の(展示用の)釘にどんな風に吊るそうか?」と色々考えていましたが、本当に会期の直前までは、前回までに紹介したハガキ大程度の小品を展示する予定でしたが、「メインの壁面に小品で良いですか?」という土壇場にかけられた鶴の一声?で、急きょ今ある作品へと変更しました。

ここまで...
結果はご覧の通り大正解。(と思っているのは本人だけ?)
会場内に「冬の窓」が一つ増えたみたいで、私みたいな「冬好き・雪好き」にはたまらない空間ができました。
ちなみにこの作品は窓枠風に仕上げるために、わざと太めの額を着けています。
会場に来られた方は判ると思いますが、ここの喫茶に向けて階段登って来ると最初に目に入るのがこの空間なんで、ここにある程度のインパクトのある「自分らしい」作品を置けたのは、本当に良かったと思います。

辿り着いた。
で、これらの三点ですが、「一つの作品を三等分した作品」と言う風に考えた方が間違いが無い
(実際そうなのだけれど)作品で、独立してバラバラにかけてもこの雰囲気は伝わらないと思います。
だからタイトルも都合三つに分かれていますが、実際は「ようやくここまで辿り着いた」と言う一つのタイトルを、絵に合わせて三分割したという所でしょうか。
冬山を踏破しようとしている時に、息を「ハァ〜、ハァ〜」言わせながら「ようやく...ここまで...辿り着いた...」みたいに、言葉を吐くような感じにも聞こえるかな?(笑)
ちなみにこの風景も現実にあるものではなく、自分が「いつも眺めていたい風景」を描いたらこんな感じに出来上がってしまいました。
つなげるとこんな感じです。



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