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2011年5月14日 (土)

遠くに在りて、想うもの...

11051401
今回、北海道を旅しながら、改めて、そして強く思った事。それは...

「私の原風景はこの地にある。」ということ。

生まれ故郷なんだから、ある意当たり前の事なんだけど、今こんな時だからなのか、そんな事を期せずして再確認してしまいました。

...となると当然、

「じゃあ、いつかそちらに帰りたいですか?」

と言う話になる訳ですが、自身としてはその答えは

「???」なのであります。

その答えのキーワードになるのが

「故郷は、遠くに在りて想うもの...」

という、誰が言ったか忘れちゃった言葉であります。

その地に戻って、充足・安心した気持ちだから見えるモノ、描けるモノと言うのがある反面、遠くにいて「懐かしいな、帰りたいな...」という気持ちを抱いているからこそ描く事の出きるモノもまたあるような気がするのです。

そして今の私の作風を考えると、後者の方が良いような気がするのです。

「じゃあ、この先、ずっと北海道には戻らないの?」

そう聞かれると、やっぱり答えは「???」な訳で、それ以外のどの地に行っても、いつまでたっても、なかなかその地に根付く事ができない自分がいて(これは「余所者を周りが受け入れてくれない」のじゃなくて、自分自身に問題があるからだと思う)、これから先もそんな状態のまま生き続ける事ができるのかどうかは自分でも判りません。

ただ自分の心が「根無し草」みたいに落ち着かないからこそ、今みたいな作品が作れるのかな、と思うと、その地に馴染むこと自体に、不安を感じてしまうのです。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/

Shuichi NAKANO official website / English edition
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