遠くに在りて、想うもの...
「故郷は、遠くに在りて想うもの...」
という、誰が言ったか忘れちゃった言葉であります。
その地に戻って、充足・安心した気持ちだから見えるモノ、描けるモノと言うのがある反面、遠くにいて「懐かしいな、帰りたいな...」という気持ちを抱いているからこそ描く事の出きるモノもまたあるような気がするのです。
そして今の私の作風を考えると、後者の方が良いような気がするのです。
「じゃあ、この先、ずっと北海道には戻らないの?」
そう聞かれると、やっぱり答えは「???」な訳で、それ以外のどの地に行っても、いつまでたっても、なかなかその地に根付く事ができない自分がいて(これは「余所者を周りが受け入れてくれない」のじゃなくて、自分自身に問題があるからだと思う)、これから先もそんな状態のまま生き続ける事ができるのかどうかは自分でも判りません。
ただ自分の心が「根無し草」みたいに落ち着かないからこそ、今みたいな作品が作れるのかな、と思うと、その地に馴染むこと自体に、不安を感じてしまうのです。
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