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2011年5月26日 (木)

作品解説/その9

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「六花亭の喫茶室」なんて聞くと「美味しいけど、値段もそこそこ高いんだろうなぁ」なんて勝手に思ってましたが、いざ利用してみると、全然そんな事ありません。

菓子店ですから、お茶請けが美味しいのは言うまでもありませんが、リーズナブルな価格設定がまた嬉しい!

先日食べたバームクーヘンが180円ぐらいで、それにセルフ式の珈琲を加えても400円以下。
これで珈琲おかわり自由なんですから、気に入った本でも持ち込もうものなら、確実に根が生えちゃうでしょう。

そうそう、私はまだ食べた事無いんですが、こちらで出されるピザもかなりイケてるようで、妹夫婦なんか六花亭の喫茶に行く度に食べてるそうです。

ぜひ、そんな会場に、ちょっとコーヒーブレイクも兼ねて、足を運んでみて下さいね。





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道をみつける。


これは昨年のグループ展に出した作品の二度目のお目見え、最近の吹雪シリーズの原形とも言える作品の一つ。

これ自体は以前栗駒山で取材した吹雪の中の風景の様子を忠実に描こうと始めたのだが、その途中の段階が結構気に入って路線変更し、それからも何度か筆を重ねてこの形に落ち着いたもの。

実景の姿が持つ様々な要素から、自分の中にあるイメージに響く部分だけを取り出した、みたいな作品。


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ここで出会う。


DMにも使用された作品であり、看板であり、今回の展覧会のテーマを決定づける事となったポイントとなる作品。

前にも話したかもしれないけれど、当初、この展覧会のタイトルは「雪、ときどき吹雪」という何ともこの季節らしくないものでしたが、自分的には「今(当時)の自分」にピッタリのタイトルだと思い、それで告知も行い、そろそろDMでも発注しようかな、と思っていた矢先の大震災。

普段は世の中の事に流されたり、それでブレたりするような事はほとんど無いのですが、さすがに今回の震災だけはそういう訳にも行か無かったようです。

実際、このテーマのままで残りの制作を進めてしまうと、とてつもなく暗く救いの無い場所へ突き進んでいくような感じ(実際は言うほど暗くはないのですが、気持ち的にという意味で)がして、一からの変更を余儀なくされました。
で、当時何気なく描いていたフリマ用のイラストを思い出し「樹なら良いかも...」と思いつき、それなら何とか大きな作品変更も無く、路線変更だけが可能だろうと言う事で、タイトルは「樹をみつける。」に決定。

しかしそうなるとこのタイトルにふさわしいメインの作品が無い!という事で急きょ着手したのがこの作品

DMの発注もギリギリだったので、とにかく突貫工事の様に描き上げた作品で、相変わらず震災直後の気まずい雰囲気を引きずったままのような暗い作品になってしまいましたが、自分的にはこの白い樹が何かを救ってくれるような気がしたのです。

そんな、ある意味スゴく思い入れのある作品ではありますが、この作品をを見た皆さんはどんな事を思われたのでしょうか?

その辺りとても聞きたいような、でも聞くのが怖いような.....

・・・・・・・・・・・

なんて文章を考えながら、この作品のプレビュー画面を見ていたら、なんか目頭が熱くなってきました。

・・・・・・・・・・・

こんな絵ではたぶん誰も救われませんが、少なくとも自分だけは救われたみたいです。





中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/

Shuichi NAKANO official website / English edition
http://homepage.mac.com/sekainokakera/eng/top01.html


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