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2011年4月 2日 (土)

掃除機のヘッドの修理

11040201
結婚祝いに親戚から頂いたMilleの掃除機。

ドイツ製でちょっと無骨ですが、吸塵力も半端じゃないし、何しろ頑丈なシロモノで、本体の電源ボタンなどは最初から足で操作する事を前提として作られていて、この使い勝手も悪くはないんですが...

あえて欠点をあげるなら大き過ぎて重い事。

狭い日本の家屋には、取り回しも大変だし、階段掃除なんかだと「持ちながら掃除機をかける」というのがかなりな重労働になります。

もっともその分ホースが長く、全部伸ばせば天井まで楽々届くし、最近の製品では、一回りコンパクトなのも販売されているみたいです。

しかしいくら頑丈とは言え、さすがに10年戦士ともなれば、ガタが来ない訳も無く、先日掃除機をしていた妻が
「なんかカーペットが引っかかる!」
と訴えるので見てみると...

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こんな風にヘッドの裏側にある金属の板がすり減って、ささくれ立っていました


「これはすぐに修理をしなければ...」
ということで早速メーカーの方に電話をかけます。

電話に出たサポートセンターの男性は、やさしく、しかしキッパリと

「基本的にはブラシを出して掃除機をかけないとその部分は摩耗します!」

と言われてしまいました。

それはともかく2000円程度の部品代で直ると言う事ですし、送料もメーカーの方で負担すると言うことなので、ヘッドごと新品に交換(8000円前後)するよりも安いし、エコだし...

と言う事で、早速梱包してメーカーに送ります。

その後、大震災があり、そんな事もすっかり忘れていた3月の17日を過ぎた辺りに、突然メーカーの方から見積もりの電話があり...

「そこ以外に首の部分も交換した方が良さそうで、部品代と工賃を合わせると8000円ぐらいになるので、新品に変えてもほとんど変わらない。」

この辺りから話がややこしくなってきます。

   私「前の電話で工賃なんて言ってなかったですよ。」
メーカー「それはこっちのミスですが、実際作業をすると工賃が
      かかりますので...」
   私「ちなみに工賃っていくらですか??」
メーカー「2000円です

ここで怒りは頂点に達します!!

私「ネジ4本外して、部品を交換するだけなのに
  (注:事前確認のため、一度分解済み)2000円とは何だ!!
  だから最初の電話の時、部品さえ送ってくれれば自分で
  交換するからと言ったが、そちらが2000円程度(部品代)
  で済みますから、と言うので送ったのに...」
メーカー「ちゃんと説明しなかったこちらにも問題ありますので、
     今回は工賃無しでの交換をさせていただきます。」

という事で何とか片がつきました。

*値段設定が大変で、交換工賃が一律なのも判ります。
*バラバラで部品を発注すれば高くつくのも判ります。

でも全体の4〜50%程度の交換で定価と同じになると言うのはどうなんでしょうか?

私は少なくともこの作業工賃は高過ぎると思います。
内部の細かな部品ならいざ知らず、素人でも直せるような外側の部品の交換に時給換算で2時間半も必要な作業とはとても思えない訳で、その辺りも勘案して「自分で直すから、部品も送ってくれ!」と言った訳であります。

冷静に考えれば、工賃や技術料がかかるのは当たり前の事ですが、それにしたって納得の行く適正な値段でなければ、そう簡単に支払えるモノではありません。

11040205で、翌週の23日には宅配で修理されたヘッドが届きます。

色々と正直、まだ流通網が完全に復帰していない状況を考えると、この異例の対応の早さには、本当に感謝しております。
たぶん震災がなければ同じ週には届いていたんじゃないかと思います。

11040204
というわけでこんな風にリニューアルしまして、またしばらくはその強烈な吸塵力で、家の中をきれいにしてくれると思います。

ありがとう、ミーレ・ジャパンさん




中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/

Shuichi NAKANO official website / English edition
http://homepage.mac.com/sekainokakera/eng/top01.html


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