« #008 Their arms are brave. | トップページ | #009 with a paper plane »

2011年3月18日 (金)

思いが込もる。知らず知らずのうちに...

11031801
描き始めたのは震災の前からだから、別に何か特別な意図があって描いた訳ではない。

ただ普段通り、自分の見たい雪景色を描いていただけ。

もちろん震災の後だって、その事は変わらない。

もともと現代美術的にコンセプトや思想信条や作家の想いみたいな「言葉」的ものを見る者に押し付ける作品は嫌いなので、基本的にはそんな風に「思いを形に」みたいな事をする気はなかった。

でも、震災の後、聞こえて来る様々な情報や、目にしてしまった映像が、作業中も頭から離れない。

もちろん実際に見た訳でもなく、実際に聞いた訳でもないが、テレビやネットで見たモノ、聞いたモノ、そしてそこから感じたコトが、作業中は(または いつも)空白に近いはずの頭の中で、うずまいてパンパンになっている。

ハッと我に帰って、作業の手を止める。

自分が本当に、降る雪の粒を描いていたのかどうか、判らなくなる。

そうではないとしたら、ここに描かれているモノは何だろう?



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/

Shuichi NAKANO official website / English edition
http://homepage.mac.com/sekainokakera/eng/top01.html


|

« #008 Their arms are brave. | トップページ | #009 with a paper plane »

制作日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« #008 Their arms are brave. | トップページ | #009 with a paper plane »