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2011年1月25日 (火)

何の変哲もないモチーフ

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何の変哲もない物体が目の前にある、とする。

何の変哲もない形。
何の変哲もない色
何の変哲もない手触り。

その事には誰も責任はない。

しかしそれを絵に描いた時、事情はちょっと違って来る。

「こんな平凡でつまらないもの、絵に描いたって仕方がないよ!」

確かにその通りかもしれない。
それを描くかどうかの選択は、その人の自由なのだから、
描きたくない物は描かなくたってかまわない。

しかしいったん描いてしまったら、その言い訳は通用しない。

「こんなつまらない物描いたんだから、良い絵になる訳がない。」

でもそれはモチーフの問題ではなく、その人の力量の問題。

なぜなら、一見つまらない素材でも、
それを一つの作品、世界に仕上げてしまう絵描きがいるのだから。

私はそんな絵描きになりたい。

          ×     ×     ×

秋田国展、今日から始まります。

ちょっと搬入に行ってきます。

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中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

Shuichi NAKANO official website / English edition
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