何の変哲もないモチーフ
何の変哲もない物体が目の前にある、とする。
何の変哲もない形。
何の変哲もない色
何の変哲もない手触り。
その事には誰も責任はない。
しかしそれを絵に描いた時、事情はちょっと違って来る。
「こんな平凡でつまらないもの、絵に描いたって仕方がないよ!」
確かにその通りかもしれない。
それを描くかどうかの選択は、その人の自由なのだから、
描きたくない物は描かなくたってかまわない。
しかしいったん描いてしまったら、その言い訳は通用しない。
「こんなつまらない物描いたんだから、良い絵になる訳がない。」
でもそれはモチーフの問題ではなく、その人の力量の問題。
なぜなら、一見つまらない素材でも、
それを一つの作品、世界に仕上げてしまう絵描きがいるのだから。
私はそんな絵描きになりたい。
× × ×
秋田国展、今日から始まります。
ちょっと搬入に行ってきます。
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