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2010年12月22日 (水)

合併特例債というカラクリ

10122201
先日、「湯沢都市計画道路変更(案)について」の説明会に参加する。
今まで手つかずだった湯沢駅西側の開発とそれに伴う道路新設及び拡張に関する案について市が説明し、市民から広く意見を求めるという集会である。

相変わらずの「市の顔である駅周辺と幹線道路をしっかり整備すれば、自然と人が集まる街になる」的、安易な発想に基づいた計画で、いい加減「ドイツ通り」で人集めにしくじった湯沢市が、そろそろそのほとぼりも冷めただろうと出してきた都市計画の様である。

道路整備の用地買収に関しても、「新」西小学校への通学路での農地買収にさえ見事に失敗している湯沢市だけに、今回の計画ではモノの見事に宅地に引っかかっており、本当に計画通り行くのか不安でたまらないと言うのが正直な感想であろう。

今回の目玉である、線路を挟んだ駅東西をつなぐ歩行者の為の跨線橋であるはずの「自由通路」に関する計画でも、利用者数の見積もりもしていないというお粗末なお話で、出てくるのは毎日に駅利用者数の話だけ。おまけに自転車が通行できないとなれば「市民の為の遊歩道」と言うよりも「JR駅の利便性を高める為の通路」としての意味合いが強く、そんな物に市税を投入するとは何事か!という話にもなる。

当然こんな時に出て来る話が、建築費用な訳で、この建築に投入される予定のお金の中に件の「合併特例債」である。

「平成の大合併」の際、「お上の言う通り市町村合併をしてくれたら、褒美をやろう!!」と言わんばかりにバラマキを約束し、それに一番多く飛びついたのが秋田県?じゃないかと思うほど多くの街の名が地図の上から消えて行ったが、その時、目の前にぶら下げられた人参の一つがこの「地方債」である。
単純に考えると国債と同じ、市の行政の借金な訳で、なんでみんながそんなのに飛びつくんだと思いきや、「その借金の70%は国が肩代わりしてくれる」という所がうまみだった訳です。

ここでよくよく考えてみよう!!

まず国が肩代わりする70%分は何処から来るかと言えば、国民が納めた税金であり、それは間違いなく我々一人一人の納めた税金の一部から捻出される。

さらに残りの30%も市の借金である訳だから、将来利子を付けて市民の税金で返して行かなければならないシロモノなのである。

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そして、さらに冷静によくよく考えて欲しい!!

この建設に関わる資金が「国からの補助」「合併特例債」「市の財源」の三本で、市の説明を聞いていると、前の二つは「天から降って来る金」のように聞こえ、残りの市の財源「8000万円」だけが市が払う、と言うような錯覚に陥る危険性がある。
しかし、よくよく聞けば市からの持ち出しはこれに「合併特例債」の30%を加えた5億円近いお金であり、これは市民の払った税金であり、もっと言えばここにかかるお金全てが、市民の、又は国民から集められた税金なのである。

そう考えれば考えるほど、ただ施設を整備する案だけの安易な都市計画に、諸手を上げて賛成することなどできる訳ないのである。

だいたい、まともに切符も買えないJR湯沢駅が街の顔になるなんてチャンチャラおかしいぜ!



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

Shuichi NAKANO official website / English edition
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