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2010年8月28日 (土)

大曲へ行く。

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昨日は「お祭り前夜」の大曲に行ってきました。
「大曲の花火100年目」という節目のせいもあるのか、そこかしこに今にも吹き出してきそうな熱気を溜め込んでいるようで、気温以上の暑さを感じながら街中を歩きます。

ただ今回でかけたのは、花火を見る為ではなく、その関連イベントとして行なわれた秋田出羽デザインアート2010という座談会を聞きに行くため。
秋田で、いつもお世話になっているギャラリーのオーナーさんが話をなさるという事で「どんな事を考えて、ギャラリーを運営しているのだろうか?」なんて話が聞けたらなぁと思って、行ってきました。

大曲市内を流れる丸子川沿いの「茶房バティック」さんの2階で、4時からのスタート。
毎年なら「そろそろ涼しくなる頃合いかな?」と思われる時間帯でしたが、この夏の例に漏れず、暑い中での開催。それでも窓から時々入って来る風がわずかではありますが心地良さを運んできます。

10082802終始和やかな雰囲気の中で、座談会伊が進んで行きます。
(こんなゆる過ぎるシーンも...)
今回の百周年にまつわるデザインを担当された「秋田デザインサポート会議代表」の渋谷和之さんのお話と、ココラボ誕生秘話や秋田市内の仲小路ビルに関わる笹尾千草さんのお話など、とても興味深く聞かせて頂きました。

で、その座談会の中休みに「茶房 バティック店内を解剖しよう」というワークショップがありまして、店内をウロウロしながら、写真を撮りまくり。
古い佇まいをそのまま活かした趣のある店内は、どこをどう切り取っても、絵になる風景。

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座談会の間中、気になって仕方なかった、床の間前の天上のくぼみ。お二人はちょうどこの真下に腰掛けてお話ししていました。


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二階の床下と廊下の間にある小さな窓。ここから一階の様子を除き見る事もできます。

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天上にあった格子。お寺の天上で、ここに一枚一枚花の絵がハマっているのなんかを見ますが、私もこの格子一つ一つに雪景色の絵を描いて、はめてみたいなぁ、なんて思いました。

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やっぱりありました!匠の技。この角度、一見簡単なようですが、とてもアマチュアでは真似できません。

夕方6時過ぎには座談会も終了し、この後、夜会もありましたが、7時からという事で電車の時間もあり、そそくさと引き上げようかなぁ...と思っていたら、階下に展示してあった絵本作家「武井武雄」さんという方の手作り絵本が展示してありまして、ちょうどその持ち主の方が会場におりまして、「中を見てみても良いですよ」と言うご厚意に甘えさせてもらいまして、恐る恐るではありますが、手に取って拝見させて頂きました。

初めて知る作家さんでしたが、手のひらに乗るほどのサイズの本は、あるものはステンドグラスによる装飾だったり、ページがフェルトでできていたり、刺繍を貼り込んでいたり、とさまざまな工夫が施されたステキな物で、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
(話の内容は、どれもちょっとシニカルの効いた大人向けのお話)

このほんのコレクターでもあり、地元で印刷会社を営んでいる方からも、色々なお話を伺っておりましたら、気が付けば電車を二本もすっ飛ばし、危うく帰り損ねるところでした。

思わぬところで、思わぬ収穫もあった大曲へのお出かけでした。

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中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html


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