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2010年7月 8日 (木)

左下がりのマチエール

10070801
毎日、絵を描いていると当たり前に判る事なんですが、それぞれに自分が筆を運びやすい方向と言うのがあります。

大抵の場合、利き腕が右か、左か?という事が主な原因で、描く線が左下がりになるか右下がりになるかが決まります。
ちなみにかの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチもデッサンの線が右下がりなんで左利きだった、と言うのが定説。
もっとも自分の文章を簡単に読まれない為に、わざわざ鏡文字で書くようなひねくれ者ですから、その定説も本当かどうかは微妙なところではありますが。

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で、その定説通りだとひねくれ者ではない、いたって素直な私(?)の筆遣いは当然左下がりになる訳で、そこに異論を挿む余地がないくらい、ハッチングの線も左下がりなら、上の写真みたいな地塗りでも刷毛目はやっぱり左下がり。
(ただし学生の頃、右下がりのハッチングが描きたくて、左手を使っていた事も)

ただ、最近、これが「利き手」という事実だけでは説明のできない、何かがあるような気がしてきました。
いい加減、何を書いても左下がりで、ここは「平行な線の方が良いだろう!!」と言う時も、わざわざ左下がり。

でも、こんな風に吹雪の絵なんかを描いているうちに、この線や塗りの方向がそのまま

雪の降る方向

なんじゃないかという事に気が付いたのです。

強い風に乗ってななめに降って来る雪、又は舞い上がる雪。

そんな「降る雪を描く為の回路」が、ずっと以前から自分の中に組み込まれていて、私の意志とは関係なく、絶えず休む事無く機能しているのかもしれません。

......ヴォーーーーン......

耳を澄まさなければ聞こえないほど、静かな音を立てながら...



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「世界ノカケラ 第二章」/このグループ展の情報はこちらから
http://www.sekainokakera.com


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