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2010年6月18日 (金)

いつでもどこでも...

10061802_2
レンズからこの被写体までの距離、50cm未満。
ピントの目盛りはこれでめい一杯なので、焦点を合わせる為に仕方なく、自分の体の方をわずかに前後させ、ピントの合う場所を捜す。

そしてシャッターを切る。

シャッターを切った時、この花と私の間に「降る雪」が見えていた。
いつの頃から、いつ何時でも自分の目の前には降りしきる雪が見える。

均質に...
濃密に...。

例え自分の眼からわずか10cmの距離であっても、濁ったフィルターを掛けられているみたいに、世界が白く滲んでしまう。

そんな世界を記録しようとシャッターを押し続けてみたけれど、どんな解像度の高いカメラでも、表現力の優れたレンズであっても、そこに降る雪は写らない。

自分には確かに見えているような気がするのに...。

だから結局、私はその世界を再現する為に、絵筆を持ってキャンバスに向かう。

止むことの無い雪の姿を見つめながら....。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「世界ノカケラ 第二章」/このグループ展の情報はこちらから
http://www.sekainokakera.com


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コメント

最近、ヒトヒラの雪にも「生命」の有り様を感じることがあります。

なぜ、そう感じるようになったのか?その理由はわかりませんが。

あれくらいどうってことありません。
深夜のドライブみたいで、けっこう楽しかったですよ。

もう「隣に若い女の子」って身分でもないし...

投稿: SHUちゃんちゃん | 2010年6月19日 (土) 06時47分

こんばんは。
雪景色の彼方に思う景色は原風景かもしれないですね。大切にしていってください。作家の目に映る雪もまた花弁のようで美しいです。今夜はお心遣い感謝しています。

投稿: gita | 2010年6月19日 (土) 01時08分

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