« 西脇市の個展/作品解説「暮れるのを待ちながら」 | トップページ | 西脇市の個展/作品解説「初冠雪」 »

2010年6月15日 (火)

西脇市の個展/作品解説「冷光」

10061501
冷 光/F30号(73×91cm)/2002年作/480,000円

これは市販のキャンバスに油彩と卵テンペラで描いた作品。

実を言えば、この雪景色は北海道でも秋田でもなく、当時住んでいた京都府の山奥の極々近所で見かけた風景。
そこ、日吉町(現 南丹市)は、京都府内でも降雪量もソコソコ多く、隣の美山町なんかでは「雪祭り」が行なわれるくらいだから、この辺りでもすぐに融けることもなく、これくらい積もれば一週間ぐらいは消えずに残っていたりします。

「どこがこうだから...」と言う説明はうまくできませんが、これを描きながら「同じ雪でも、北海道のそれとは違うなぁ」なんてことをつくづく実感しながら描いてました。
そのせいなのかどうかはわかりませんが、この雪の色合いを描くのにずいぶんと苦労した作品で、実際、この大きさでここまで時間のかかった作品は、後にも先にもこれしかなく、また逆にこれだけ苦労した作品は未完成で終わることが多いのですが、これは何とか描き上げた例外的な作品でもあります。

北国育ちの私にとっては、ここでの夏の暑さと長さは、正直地獄のようでもありましたが、短い間でも年に何度かこういった雪景色を見られるのは、慰めでもあり、大きな喜びでもありました。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「世界ノカケラ 第二章」/このグループ展の情報はこちらから
http://www.sekainokakera.com


|

« 西脇市の個展/作品解説「暮れるのを待ちながら」 | トップページ | 西脇市の個展/作品解説「初冠雪」 »

個展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 西脇市の個展/作品解説「暮れるのを待ちながら」 | トップページ | 西脇市の個展/作品解説「初冠雪」 »