本物のチカラ
我々絵描きの世界で「本物」といえば、やはりオリジナル作品のこと。
タブローのような本気度バリバリの作品はもちろん、下描きや落書きみたいなエスキースであっても、オリジナルこそが本物であって、作品図録や複製画を見ながら、いくら議論や推論を重ねようと、一度そのオリジナルを目にしてしまえば、その印象ががらっと変わってしまうなんてことはしばしばある訳です。
それじゃ「写真」の世界でのオリジナルってなんなんだろう?と考えます。
そこには写真雑誌や写真集、最近ではウェブ上に配信された物などを眺めながら、それを勝手に「オリジナル」と思い込んでいた自分がいました。
そんなある日、見せてもらった数点の銀塩写真のオリジナルプリント。
印刷物としては、すでに見知っていたそれらの作品でしたが、そのオリジナルを見せられ、改めてその広がりと言うか、奥行きというか、その「深さ」にすっかり打ちのめされてしまいました。
それはまさに「手応え・感触」のような物までも伝わってくる、まさに「本物」の写真でした。
そんな本物を携えて、遥か北海道の地から、海を越えて駆けつけてくれた写真家の飯塚 達央さん。
とても素敵で魅力的で、面白い方でした。
これから仙台を経由してから、お帰りになるとか。
道中、ケガのないようにお気をつけて!
そして、ありがとうございました。
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