グループ展会場にて
「昨年見た海の風景が見たくて...」
「中野さんの描く樹の枝の絡み合うような感じが気になって...」
「動物の絵に会えるかなぁと思って...」
こんな風に何かを期待して、わざわざ会場まで足を運んでくれる方に出会えると、とても嬉しくなり、続けていて良かったなぁと思います。
しかしながら、反面「そんな方々の期待を裏切っているんじゃないか?」と不安になってもきます。
みんなの期待に応えられるような作品が作れれば良いのですし、そうなればもう少し売り上げもアップするのかなと思いますが、正直、あまりにも手広く色んな物を描いて来たせいもあって、なかなか全ての要望に応えるのは難しいなぁ、と思います。
結局はその時点で自分が描きたい物しか描けない訳で、そんな中でも「ベスト」と思える選択で臨んでいるんですが...言い換えればそれもただの「自己満足」。
「自分の想い」=「お客さまの想い」には決してならないことに、歯痒さや申し訳なさを感じつつも、どうしようもない自分。
それでもまだ「期待」されてるうちは良いけれど、この先、自分が描いていこうと思う作品は、とても楽しい気分にはなれそうにない作品のような気がして、またみんなの期待を裏切るのかなぁと思う今日この頃。
それこそ誰にも期待されなくなったら、作品を発表する意味なんて何も無くなってしまうよう気がして、ちょっと怖くなっても来ます。
ある意味「作品展」なんて自己満足の押し売りでしかないのかもしれませんね
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