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2010年6月17日 (木)

グループ展会場にて

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「昨年見た海の風景が見たくて...」
「中野さんの描く樹の枝の絡み合うような感じが気になって...」
「動物の絵に会えるかなぁと思って...」

こんな風に何かを期待して、わざわざ会場まで足を運んでくれる方に出会えると、とても嬉しくなり、続けていて良かったなぁと思います。

しかしながら、反面「そんな方々の期待を裏切っているんじゃないか?」と不安になってもきます。

みんなの期待に応えられるような作品が作れれば良いのですし、そうなればもう少し売り上げもアップするのかなと思いますが、正直、あまりにも手広く色んな物を描いて来たせいもあって、なかなか全ての要望に応えるのは難しいなぁ、と思います。

結局はその時点で自分が描きたい物しか描けない訳で、そんな中でも「ベスト」と思える選択で臨んでいるんですが...言い換えればそれもただの「自己満足」。

「自分の想い」=「お客さまの想い」には決してならないことに、歯痒さや申し訳なさを感じつつも、どうしようもない自分。

それでもまだ「期待」されてるうちは良いけれど、この先、自分が描いていこうと思う作品は、とても楽しい気分にはなれそうにない作品のような気がして、またみんなの期待を裏切るのかなぁと思う今日この頃。

それこそ誰にも期待されなくなったら、作品を発表する意味なんて何も無くなってしまうよう気がして、ちょっと怖くなっても来ます。

ある意味「作品展」なんて自己満足の押し売りでしかないのかもしれませんね



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「世界ノカケラ 第二章」/このグループ展の情報はこちらから
http://www.sekainokakera.com


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