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2010年6月の記事

2010年6月30日 (水)

昔、こんなの描いたっけ...

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これは珍至梅と言う名の花(別名、庭ナナカマド)。

先っぽの丸い玉みたいなのが、全部蕾で、これもやがて花開きます。

初めて見た時、この小粒の真珠みたいにも見える玉が花になると言うのがとても不思議な気がして、後で絵に描いてしまいました。(作品はこちら→
いざ描いてみると、いくら近付いても花と花との境目も判らないほど繊細な花だ、という事に気付き、とても苦労しました。

ちなみにこの上の写真の花は、すっかり大きくなってしまい、はるかに塀を飛び越え、隣の空き地にまで大きく枝を広げています。

いつも梅雨の季節に見つけるせいか、明るい日差しの下で咲くイメージがちっとも沸いて来ない、そんな印象ばかりが残る花でした。

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中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
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2010年6月29日 (火)

これにて終了!...?

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先程、出先から戻って来てみたら、こんな梱包の山、山。

勘の良い方、このブログを毎日愛読されている方は、お気づきの通り、西脇市の個展の出品作品が里帰りしました。

箱詰めした当人しか判らないような厄介な梱包にも関わらず、ちゃんと梱包し直して発送してくれた美術館の方々には、なんとお礼を言って良いやら....
本当にありがとうございました。

中には芳名録の写しなども入っていて、さっと目を通した所、100人以上の方がお名前を書いて下さったようで、美術館の方によれば「入場者数は芳名帳の約3倍...」とおっしゃっていましたので、その言葉を信ずるなら、会期中約300人近い方が訪れたと言う計算になります。
もし本当にそうなら、これまた嬉しい限りです。

これまた 本当にありがとうございました。

それにしてもこの作品たち、乗用車の荷台一つで積み出せる量ですから、そんなに大きくもないし、かさばる訳でもないはずですが、こうやって並べてみると決して「少ない」とは言えませんね。

ここで問題なのは、この収納場所。
ほとんど同じ家の中から出てきたはずなのに、いざ梱包し直してみると、収納場所が見つかりません。

こうなったら、もう一度車に積み直して、どこか展示してくれそうな場所まで、

出張しますか?

往復の交通費と搬出入当日の宿泊費さえ面倒見てくれましたら、日本国内どこへでも行く....覚悟はとうの昔にできてますが、呼んでくれる所なんか、無いよなぁ。

でも、興味のある方おりましたら、ぜひコメントを!!

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久々の「上京」。そして...

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フェリーは予定通り、敦賀港到着。
なんでも予定通りは悪い事ではないが、このどうしようもないくらい早朝に到着するのは考えもの。

こんな景色でも眺めながら、かなり早い朝食を済ませる。

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確かうちの近所にもあったような気もするが、やっぱりこんな所で見かけると、今更ながら関西に来ている事を実感。
今回の旅では、実物にありつく事はできませんでしたが...。

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時間があるのを良い事に、あっちこっち寄り道。

この他、大量の猿に遭遇したり、天女が羽衣をかけたと言われる樹を見に行ったり。

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ようやく琵琶湖の畔に到着。
さすがは日本一の面積の湖。どう見たって、海にしか見えません。

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こんな樹を見つけて、久々に興奮!!

北から入った琵琶湖畔でしたが、どんだけ走っても、南の橋に着きそうにもありません。

やっぱり琵琶湖はデカかった...

と言う訳で旅はまだまだ続くはのでしたが、メモリカードが容量不足で、写真はここまで。

調子に乗って撮り過ぎてしまったみたいです。



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2010年6月28日 (月)

テレピンのカヲリ

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道具のメーカーを替えたからと言って、出来上がる作品が大きく変化する事なんてほとんどない絵画の世界。
(もちろん「油彩から水彩」なんて変化なら画風から変わっちゃいますが)

同じ名前の絵の具でもメーカーによって色合いは全然違うので、そんなのによる影響はあるかもしれませんが、そもそも自分の中に「出したい色」があれば、それに合わせて調色するので、結局の所、劇的に変化したりはしないかな?

ましてやテレピンなんていうただの溶剤であれば、見えない部分での違いこそあるかもしれませんが、使う側にとっては、どのメーカーだろうと同じように使える訳で、誰かが悪戯にビンの中身を別のメーカーの物に入れ替えたとしても、気付く人はほとんどいないんじゃないかな?
少なくとも自分は気が付かないと思います。

ただこのテレピンはちょっと違いました。

他所からのもらいもので、普段は使わないちょっとお高い製品なんですが、フタを開けて見てビックリ!!

香りが全然違います。

そもそも松脂を精製して作る溶剤なんですが、その香りが普段使用している物よりも、断然自然の香りに近く、狭いアトリエで大量に使用すると、気分はまるで、雨上がりの松林の中に迷い込んだような感じです。
(ひょっとしたら精製の度合いが低いのかも)

ただ天然由来とは言え、揮発性の溶剤ですから、長時間接触していると、確実に喉をやられてしまいます。

皆さんお気をつけて!!

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2010年6月27日 (日)

船旅の始まりはとても静かで...

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個展の方も無事終わり、今更ながらって思うのだけれど...ちょっと振り返ってみる。

久々に乗り込んだ南行きの船内は、人影もまばらで、とても静か。

ほんの一瞬、カモメとでも話をしてみようかと思う。
でも、もちろんカモメ語なんて知らないから、それは無理。

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船内の静けさとはあまりにも不釣り合なゴージャスな夕日を眺めた後、そっと海に向かってシャッターを切る。
カメラまで周りに遠慮しているみたいに、いつもより静かな音で作動する。

海もまた、私たちの鼓動に聞き耳でも立ててるみたいに、静かだった。



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2010年6月26日 (土)

西脇市の個展/本日最終日!!

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のんびりと「300ミリ...」なんてブログを更新している場合ではありませんでした。

実を言えば、兵庫県は西脇市で行なわれております「中野修一 個展」、本日が最終日でありました。

残念ながら、会期中一度も会場に足を運べず、来場して頂いた方とお話などする機会などもありませんでしたが、その分、静かにじっくりと鑑賞する事ができたと思います。
(正直、その場に居てボロを出すよりはずっと良いのかも...)

まあ、それはともかく、泣いても笑っても本日午後4時にて終了の予定です。

お近くの方で、まだ、と言う方はぜひどうぞ!!
そして、すでにお越し頂いた方々、ありがとうございました。



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300ミリの月

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そういえば、うちに300ミリまでいけるズームレンズがある事を思い出し、カメラにつけてみる。
(デジカメにつけると、実際はもうちょっと倍率が上がる?)
純正レンズなんで、オートフォーカスだっていけちゃうし、その気になれば完全オート撮影だって可能。

今晩、月食の予定の月だって、ほら、ご覧の通り、ここまで写っちゃいます。

前の持ち主は野鳥を撮るつもりで、頑張って買ったらしいのですが、頑張り方が今ひとつ足りず、イマイチ暗いレンズだった為、三脚必携となり、そうなると装備がデカ過ぎて、本来の目的の山歩きが楽しめなくなる、という事でお蔵入りしていたレンズ。

私も時々、アトリエの窓から、見つけたネコをこれで撮ったりしてますが、それ以外にあまり使い道が見当たりません。

まあ、常時カメラに付けておくようなレンズではないですね。



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2010年6月25日 (金)

西脇市の個展/作品解説「世界の真ん中で」

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世界の真ん中で/M30号(61×91cm)/2009年作

油彩と部分的に卵テンペラを使って描いています。
下地は木製パネルの上に綿布が貼ってある物で、市販のキャンバスよりも目が細かいので、細かい描写に適しているのかな?

モチーフは樹氷でも有名な秋田県北の森吉山のスキー場で見た景色です。
最初は樹氷を描こうかと思って、ここまで行ったのですが、結果的には、ただの雪の塊みたいな樹氷よりも、樹が凍り付いた感じがはっきりとわかるこちらの景色の方に気に入って、こちらを描いてみました。

サラサラッと描いて終わるつもりが、思った以上に時間がかかり、結局出来上がったのは描きはじめてから二ヶ月後、この年の展覧会の間際でした。

この絵が完成した時に、今までにはない不思議な充足感があって、今にして思えば、後々の私の制作の方向性を示すターニングポイントみたいな一点だったのかもしれません。

そしてその一つの到達点がこの度のグループ展「世界ノカケラ 第二章」の出品作品へと続くのでした。



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新作、進行中!!

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10月の個展に向けて、制作はすでに進行中!!
(ていうか、もう半分ぐらいはすでにできてます。)

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「秋田と言えば、そりゃ、熊でしょう。」

「そうですよね。山菜採りだって、登山だって、熊避け鈴必携ですし」

「でも、この熊、なんかちょっと違いません?」

「確かに、秋田でよく見かける熊とはちょっと違うかも...」

「細かい事はともかく、こんなのも居たらいいかな、ぐらいの軽いノリで。」

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そんな良い訳をしながら、制作は進んでいきます。

秋田だから「比内鶏」というのも、判りやす過ぎてつまらないし...



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2010年6月24日 (木)

西脇市の個展/作品解説「仲間を待って」

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仲間たちを待って/F6号(32×41cm)/2009年作/96,000円

市販のキャンバスに油彩。

もうすぐ雪が降るな〜って、天気。

雲の境界線がこちらに迫ってくるのが見えていて、降る雪のせいで、
やがて遠くの方から白くぼんやりと霞んでくる。

自分の頭の上の明るさを疑いたくなるほどの「薄暗い風景」が、徐々に近づいてきます。

もうすぐここも雪のベールに覆われてしまうでしょう...

そんな風景でした。



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2010年6月23日 (水)

西脇市の個展/作品解説「行く風と戯れて」

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行く風と戯れて/S4号(34×34cm)/2009年作/64,000円

珍しくスクウェア型の木枠を使用。後は変わらず市販のキャンバスに油彩。

北海道で田舎道を車で走っていると、時々定規で引いたような直線道路に出会います。
地図なんかで捜すだけでも、いかにも定規で引いたような直線の道路が見つかる訳ですが、実際行ってみると、土地の起伏などがあって、地図通りの直線に見えない事もあったりもしますが。
たぶん何も無い原野に道路を建設する際、「真っすぐが最短距離やろ」とか言いながら、図面を敷いたんじゃないかと勝手に想像しますが、この手の道路はあんまり長過ぎると、途中で眠くなってかえって運転しづらかったりします。

このモチーフの道路は道東にある実家のすぐ近くの玉葱かジャガイモか、又はビートか何かの畑の真ん中でみつけました。ちょうど抱き枕を伏せたみたいな小高い丘の上の真ん中を走る道路です。
ちなみにこれにクロスするように走る道路もやっぱり真っすぐです。興味のある方はGoogleマップで「ホクレン 北見工場」で検索してみて下さい。

何しろ、ろくな遮蔽物もない小高い丘の上ですから、けっこう風も強く、凍ったアスファルトの上に落ちた粉雪は、いつまでも融ける事もなく、こぼれた砂粒が風の跡をなぞるように、その形を変えながら、路上に白い模様を描いています。

車のエンジンを切って、こんな所にずっと立っていても、聞こえてくるのは、ただ風の音と「サラサラ」という雪が何かにこすれる音だけ。

青空に浮かぶ太陽から届くのはただ光のみで、その暖かさは途中で何かに奪われてしまったようで、雪は一向に融ける気配さえありません。



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2010年6月22日 (火)

西脇市の個展/作品解説「いつか帰る場所」

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いつか帰る場所/F4号(34×25cm)/2009年作/64,000円

これも市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

これは10年以上前に道北の端っこ、稚内のすぐ側で撮影したもの。
この日は時折雪の散らつくような、ころころと変わる天気でしたが、そんな中、この海岸で「ソーラン踊り」を踊っているのを見ていました。
100人以上の中学生が雪が降る中を舞う姿は、今思い出して、ちょっと他では見られないような壮観な眺めでした。

よく考えてみると私の作品に出てくる海のほとんどが、この道北かまたは道東の海ばかりです。それはこういった具体的な風景の時はもちろん、心象風景みたいな想像の風景を描く時にもそうです。
まあ、当たり前のことなんですが、暖かい常夏の海なんてのは、私の引き出しには入っていないようです。もっともその分、憧れも強いのかもしれず、時々、無性にそんな南国の海を眺めたくなります。

実を言うとこの作品、前年の二人展に出品した作品なんですが、その際、あるお客さまが会場をぐるっと眺めた直後「あの人が手を振ってる絵なんですが...」と声をかけられて、私は戸惑ってしまいました。
私の作品はもちろん、もう一人の出品者の写真作品にも人物なんか一人もいないはず。

しかし、そうおっしゃられたお客さまに導かれるままにこの作品の前に立ち、よくよく眺めてみると....

「あっ!!!!!」

そう言われてみると確かに、雲の中に....

もちろん描いた時点では、自分でもそんなことに全く気が付きませんでしたが、言われてみれば確かに「人型」に見えるような気もします。

で、この作品、写真をモチーフにしている訳ですから、当然オリジナルの写真が手元にある訳で、その写真と比較してみれば、そちらにも「人型」が写っているか、簡単に確認できちゃう訳ですが.....

未だになんとなく確認できないでいます。



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2010年6月21日 (月)

西脇市の個展/作品解説「春の足跡」

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春の足跡/F3号(22×28cm)/2009年作/48,000円

これも市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

これは雪解け進む自宅の庭で、ふと見つけた風景。

何故か飛び石の上だけ、先に雪が融けていて、その様子が何かの足跡みたいに見えて、こんなタイトルを付けました。

雪景色に限らず、風景を眺めていると時々気が付くことのある「自然界の法則」。
きっと科学的に分析すれば、「なんでそうなったか?」の答えが見つかると思うのですが、そんなことは自分以外の誰かがやってくれれば良い訳で、こっちはこっちなりに好きな理由を付けて、楽しんでしまいます。

真実よりもその方がずっと面白い場合だってあるのだから。



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グループ展、終了。

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秋田市で開催されていましたグループ展「世界ノカケラ 第二章」

昨日20日の日曜日、一人のケガ人もなく(当たり前か)、無事終了することができました。
今回は展覧会用の特設サイトも開設しましたので、毎日の様子などはそちらに書き込むことが多かったため、結果、こちらのサイトではあまり触れることはありませんでした。

展覧会を終えてまず思うことは、
「自作に対する反省と課題、そして今後に対する展望」

まあ、それは追々制作を進める中で解決していきましょう。

そしてもう一つ考えなければならないのが

「一つの展覧会としての課題と反省、そして展望。」

例えば、1000枚用意して、ほとんど余すことなく誰かの手に届いたはずのDMでしたが、終わってみれば、入場者数は前回とほとんど変わりません。
実際会場に詰めていても、自分が所属する会派の人も含め、「絵の方に関わる関係者、知人」の来場者数が、極端に減ったような気がします。
逆に言えばプロ・アマチュアも含めて、写真をやられている方の熱心さと言うか、積極性というか、そんな「熱気」みたいなものを多く感じる場面が多かったような気がします。

これはひょっとしたら二人の出品者の「(心の)若さと(内なる)情熱」に呼応したのかもしれません。

ただこの結果は、周囲の環境にその要因があると言うよりもむしろ、私自身の普段の言動に関わる部分や、展示作品そのものに原因あるような気がします。

ある意味、人間が悪いのはもう直しようもなく、また今更直す気も無いので、仕方がありません。

しかしながら作品に関しては「進むべき道」をしっかりと見据えることのできる作品を出品することができ、細部はともかく総体としてはかつてなく満足度の高い作品を展示することができたような気がします。

ただの錯覚かもしれませんが...

...あるいはただの自己満足。

だからこそ「沢山の人に見て欲しかった...」と思う反面、そんなこととは何の関係もなく、作品をどんどん深化させていけば、いつかきっと何の宣伝をもしなくとも人の集まるような展覧会になると、信じて疑いません。

って、自分では普通、そこまでは言いませんか(笑)?

と言う訳で来年の6月が待ち遠しいです。



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2010年6月20日 (日)

この作品、どう思います?

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こんな風に飾られた4点の作品。

出来上がった時点で、というか描き始めた頃から、何か予感のような物を感じながら、筆を進めていった作品。
一方で、そんな「自信」みたいなものが、今までにも良くあったただの勘違いのような気もします。

あれこれそんなことを考えていると、何がなんだかよく判らず、結局、善くも悪くも、もう後には退けない所まで、描き進んでいくしか無いんだろうなぁ...

学生の頃、担当教官によく言われたこと。

「(頭が悪いんだから)考えたって判る訳無いんだから、とっとと描き進めろ!
  そうすれば、いつか答えは付いてくる!!」

当時はずいぶん乱暴な言い方だなあ、と思いましたが、20年以上描き続けてきて、結局、その通りだなぁとも思う今日この頃。

でも、こうやって並べて、色んな人が観に来てる以上、やっぱり生身の人間ですから、

「みんな、どう思ってみてるのかなぁ?」

という不安みたいでもあり、好奇心でもあるみたいな感情が沸々とわいてきます。

今回はかってなく絵についての感想などをお話ししてくれる方も少なく、それに対して、写真の方のことをおっしゃられる方が多く目につくような気がするので、余計にそんなことを考えてしまいます。

ただの錯覚かもしれませんが...

これから進んでいこうとする道がただの「回り道」だったら問題はないのですが、「間違った道」だったらどうしようか、と不安にもなる自分。

まあ、違っていたら、また戻ってやりなおしゃぁ、良いだけですが...。



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西脇市の個展/作品解説「散歩に行こうか」

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散歩に行こうか/F4号(34×25cm)/2009年作/64,000円

これも市販のキャンバスに油彩で描いた作品ですね。

北海道に限らず、田んぼや畑、放牧地の真ん中に、時々来んな林があるのを見かけます。
本州だとこの下に社やお堂があったり、墓地だったりしますが、ここ北海道ではそう言う物とセットであることはあまりありません。
故に本州に移り住んだ頃、遠目から「おっ、なかなか良い樹だな」なんて思って、写真を撮ろうと近づいてみたら、その下が墓地になっていて、一瞬、シャッターを切ろうかどうか迷うことなんかもありました。
そう言えば一度、「農作物ドロボウ」と勘違いされたこともあったなぁ。

北海道でこんなのを見つけると、放牧地の中の牛さんが集まる木陰だったりするんですが、たぶんここはジャガイモか何かの畑だったような気がするので、何の目的の物かはわかりませんが。

こんな風にこんもりとした姿に惹かれて、旅先、ドライブ先で見つけると、ついつい車を停めてシャッターを切ってしまい、気が付けばけっこう沢山集めてしまっています。

真冬なんかにスノーシューでもはいて、こんなところまで散歩してみたら、なんか素敵な出会いがありそうな予感がします。

ただ、普通、真冬にはこんなところに人はいないと思うので、ここでの出会いは、人間以外の物だとは思いますが。



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西脇市の個展/作品解説「休日の過ごし方」

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休日の過ごし方/F30号(73×91cm)/2009年作/480,000円

市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

この樹は3年ぐらい前の国営放送で放映された朝の連続ドラマにも時々出てきて、それ以来すっかり有名になった岩手県は小岩井農場にある一本桜の樹であります。
あんまり有名過ぎて、開花の季節になると早朝からカメラの放列が途切れることなく、あげく、そのカメラマンの姿を撮影した写真までネット上を駆け巡ったりと、すっかり慌ただしくなった桜の樹。

ちょっとひねくれ者の私はわざわざ花の咲いていない時期に出かけて行ってその姿をカメラに収めました。
(そう言えばずっと前に京都の円山公園の桜の銘木の葉桜の様子を描いたこともありましたっけ。)

こんな他愛ない私の絵からでもわかる通り、例え花をつけておらずとも「銘木」と呼ばれるにふさわしい姿をしておりました。
また背景の山並みも美しく、薄曇りの中、徐々に傾いていく日の光を気にすることもなく、時間が過ぎるのも忘れて眺めていました。

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この作品、技術的には、特に真新しいことをやっている訳ではないのですが、これも以前紹介した「雪の影」と同じく、先に樹の方を描いてから、その枝の間に見える空を塗りつぶしていること。
さすがにこのぐらい細かくなると、そんな種明かしをされた人の多くは驚いて帰っていきます。

自分でも空の方から描いた方が、はるかに楽なのはわかっているのですが、こうやってあえて逆に描いた方が、結果的には緊張感のある作品が出来上がるようです。

で、この作品、どんよりとしていて、救いが無いくらいパッとしない絵なんですが、予想に反して「これ、良いですね。」と声をかけてくる人の多かった作品でした。

そして何より、自分でも秘かに気に入っていた作品の一つでもありました。



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2010年6月19日 (土)

西脇市の個展/作品解説「雪の融ける音」

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雪の融ける音/F20号(61×73cm)/2009年作/320,000円

市販のキャンバスに油彩で描いた作品。
これなんかも以前お話した赤褐色の上にウルトラマリンブルーで透層を施した有色下地の上に描いています。

昨年、別の絵とセットにして、公募展に出したら、そのもう一点の方が入選して、こちらは落選。
自分的にはこちらの方がはるかに良い出来だと思っていたので、その結果にしばし唖然。
「作者の想い」と「見る側の好み」の違いみたいなものをまざまざと見せつけられた作品でもあります。
ちなみに入選した方の作品は、後日、裏キャンとして利用されたので、もう日の目を見ることは、たぶんありません。

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このモチーフは秋田県南の県道287号線沿いにある若林温泉のそばで撮影された物です。
県道とは言っても、細い道のうえに、路肩には雪がうずたかく積もっていて「対向車が来たらどうしよう...」てな感じのところでした。

この頃はまだ、大事な写真はフィルムカメラで撮っていたのですが、後日現像された写真を見てビックリ。
今まで目にしたことの無いような質感の雪景色が何枚も写っていて「これが東北の雪なのか...?」と考えることしばしでした。

ちなみにこの風景を見つけたのが、秋田に移り住んだ最初の年で「せっかく雪国に来たんだから、どうしても雪景色が描きたい!!」という事で、あちこち風景を捜し回っていた時でした。

そんな折、時々家族を伴って、宛ても無く、ただ地図を眺めながらあちこち走り回って、迷い込むみたいにこんな所にばかり連れて来られるだけですから、子どもや妻にとっては別に楽しくもなければ、美味しい物が食べれる訳でもなく、最後には痺れを切らした子どもが大騒ぎしたり...。

そんなことが何度か続くうちに、誰も一緒に行きたいとは言わなくなりましたが、そうなると逆に「家族でドライブ」と言う名目が立たなくなり、キーを片手に出て行こうとする私への風当たりは、冬の寒空の下よりも家の中の方が、はるかに冷たく厳しくなってきました。

まあ、仕事なんだか遊びにいってるんだか、わからないような感じですから仕方がないのかもしれませんが。



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2010年6月18日 (金)

いつでもどこでも...

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レンズからこの被写体までの距離、50cm未満。
ピントの目盛りはこれでめい一杯なので、焦点を合わせる為に仕方なく、自分の体の方をわずかに前後させ、ピントの合う場所を捜す。

そしてシャッターを切る。

シャッターを切った時、この花と私の間に「降る雪」が見えていた。
いつの頃から、いつ何時でも自分の目の前には降りしきる雪が見える。

均質に...
濃密に...。

例え自分の眼からわずか10cmの距離であっても、濁ったフィルターを掛けられているみたいに、世界が白く滲んでしまう。

そんな世界を記録しようとシャッターを押し続けてみたけれど、どんな解像度の高いカメラでも、表現力の優れたレンズであっても、そこに降る雪は写らない。

自分には確かに見えているような気がするのに...。

だから結局、私はその世界を再現する為に、絵筆を持ってキャンバスに向かう。

止むことの無い雪の姿を見つめながら....。



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西脇市の個展/作品解説「凍える岬」

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凍える岬/F12号(61×50cm)/2009年作/192,000円

市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

これは10年以上前、当時住んでいた稚内から最北端の宗谷岬に向かって車を走らせていた時に見つけた風景。
この辺りはこの日に限らず、冬の季節はいつもこんな感じの天気が続き、例え晴れた日でも、海から吹く強く冷たい潮風が止むことはほとんどありません。

不思議な物で、それぐらい風が強いと逆に降った雪も風に飛ばされてしまい、降雪量の割りには、積雪が少なかったりします。

そんな風景を描いた作品ですが、これを展示すると必ず話題になるのがこの道路脇に立っている紅白で描かれた下向きの矢印標識の事。
ちょっと調べてみましたが正式名称などはわかりませんでしたが、北海道辺りでは当たり前にどこにでもある標識で、これは積雪や吹雪で、見えにくくなった道路の路肩の位置を示すのが役目です。
風が強く、地吹雪が吹き荒れる中を実際走ってみると、夜はもちろん例え昼間であっても自分が道路のどの辺りを走っているかわからなくなることがあり、そんな時に上を見上げて、この矢印を確認しながら自分の走行位置を修正していきます。

素人考えだと「わざわざ回りくどいことしなくても、道路脇に3mぐらいの紅白のポールを立てとけば良いんじゃない?」と思いますし、実際秋田県などはそうしていますが、これが落とし穴で、そんな物が道路のすぐ脇に立っていると、除雪車が除雪の際によせた雪と一緒になぎ倒す可能性があったりで、そうなるといざと言う時全然役に立たない訳で、その結果、こういった形になったんじゃないかと推察する次第であります。

絵の説明からはずいぶん離れたところに来てしまったようなので、話を元に戻しますが、こんな風に海岸沿いを走っていると、自分が時々、暗い闇の中に吸い込まれていくんじゃないか、と言う錯覚に捕われそうになります。
しかし個人的には、それを「怖い」と思う感覚はほとんどなく、むしろ「そんな中に迷い込んでみたら、どんなところへ行けるのだろうか?」というちょっとしたワクワク感みたいな感情がわいてきます。

「それってちょっとおかしくない?」
と言われれば、確かにそうなのかもしれませんが、子どもの頃から、雪が降るのを待ち望み、また一度降り始めれば、そんな光景をただ黙って眺めているのが好きだった自分にとっては、どんなに寒くても、どんなに冷たくても、それは「待ちに待った風景」への入口の一つであり、これはその入口へと続く「道」なのかも知れません。



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2010年6月17日 (木)

グループ展会場にて

10061702
「昨年見た海の風景が見たくて...」
「中野さんの描く樹の枝の絡み合うような感じが気になって...」
「動物の絵に会えるかなぁと思って...」

こんな風に何かを期待して、わざわざ会場まで足を運んでくれる方に出会えると、とても嬉しくなり、続けていて良かったなぁと思います。

しかしながら、反面「そんな方々の期待を裏切っているんじゃないか?」と不安になってもきます。

みんなの期待に応えられるような作品が作れれば良いのですし、そうなればもう少し売り上げもアップするのかなと思いますが、正直、あまりにも手広く色んな物を描いて来たせいもあって、なかなか全ての要望に応えるのは難しいなぁ、と思います。

結局はその時点で自分が描きたい物しか描けない訳で、そんな中でも「ベスト」と思える選択で臨んでいるんですが...言い換えればそれもただの「自己満足」。

「自分の想い」=「お客さまの想い」には決してならないことに、歯痒さや申し訳なさを感じつつも、どうしようもない自分。

それでもまだ「期待」されてるうちは良いけれど、この先、自分が描いていこうと思う作品は、とても楽しい気分にはなれそうにない作品のような気がして、またみんなの期待を裏切るのかなぁと思う今日この頃。

それこそ誰にも期待されなくなったら、作品を発表する意味なんて何も無くなってしまうよう気がして、ちょっと怖くなっても来ます。

ある意味「作品展」なんて自己満足の押し売りでしかないのかもしれませんね



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西脇市の個展/作品解説「雪に眠る」

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雪に眠る/F4号(22×28cm)/2007年作/64,000円

市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

これは京都に住んでいた時の借家の風景。
前にも言いましたが、京都府内と行っても一歩山の方に入ると、こんな風にドカ雪が降ったりして、さすがに根雪とまでは言えないまでも、二週間ほどこんな風に積もったままだったりします。

北国での生活を懐かしく思い出しながら、京都まで行ってもこんな風景を描いてしまう自分を眺めながら「本当に自分は雪景色が好きなんだなぁ」と妙に納得する部分と同時に、やはり北国の雪とはちょっと違う質感に、戸惑いを隠せない自分がいたり...。

ひょっとしたら「雪」だけでなく、「冬の凍てつくような寒さ」もセットでないと物足りなく感じてしまうのかなぁ、と思う今日この頃。

いざ本当の冬を迎えるとなると、「雪囲いが面倒だ」とか「除雪が大変だ」などと文句を言うくせに、全く身勝手な話ですね。



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本物のチカラ

10061605
我々絵描きの世界で「本物」といえば、やはりオリジナル作品のこと。
タブローのような本気度バリバリの作品はもちろん、下描きや落書きみたいなエスキースであっても、オリジナルこそが本物であって、作品図録や複製画を見ながら、いくら議論や推論を重ねようと、一度そのオリジナルを目にしてしまえば、その印象ががらっと変わってしまうなんてことはしばしばある訳です。

それじゃ「写真」の世界でのオリジナルってなんなんだろう?と考えます。
そこには写真雑誌や写真集、最近ではウェブ上に配信された物などを眺めながら、それを勝手に「オリジナル」と思い込んでいた自分がいました。

そんなある日、見せてもらった数点の銀塩写真のオリジナルプリント。
印刷物としては、すでに見知っていたそれらの作品でしたが、そのオリジナルを見せられ、改めてその広がりと言うか、奥行きというか、その「深さ」にすっかり打ちのめされてしまいました。

それはまさに「手応え・感触」のような物までも伝わってくる、まさに「本物」の写真でした。

そんな本物を携えて、遥か北海道の地から、海を越えて駆けつけてくれた写真家の飯塚 達央さん。

とても素敵で魅力的で、面白い方でした。

これから仙台を経由してから、お帰りになるとか。
道中、ケガのないようにお気をつけて!

そして、ありがとうございました。



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2010年6月16日 (水)

横手駅は、改修中!

横手駅は、改修中!
平成23年度夏、開業予定とか。
まあ、ほとんど利用する事もありませんが...

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西脇市の個展/作品解説「冬の道標」

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冬の道標/F3号(22×28cm)/2007年作/48,000円

市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

実を申せば、以前紹介した「物語を聞く」と同じ樹で、同じ写真を元にして描いた一枚。
背景なんかを簡略化して、樹のイメージをもっと強く前面に出してみようと思って描いたのですが、改めて見てみると小さい分、樹の持つ存在感と言うか迫力みたいなものが、薄まってしまったような気もします。

これを描いてみたのは、もともと、この樹を、目につく所に置いておきたいなぁ、と思ったからで、出来上がってからしばらくは、アトリエの壁に立てかけてありました。

そんな風に眺めていたら、元気になれるかなぁ、とか思ったりして...。

ひょっとしたら、そんな風に眺めているうちに、ここに閉じ込めた「樹の力」を全部私が吸い取っちゃったのかもしれません。

この展覧会が終わったら、また充電の為にしばらくどこかにしまっておこうかな?




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2010年6月15日 (火)

西脇市の個展/作品解説「初冠雪」

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冷 光/F6号(41×32cm)/2006年作/96,000円

これは市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

以前紹介した「ふりかえるところ」と同じ日に、同じような場所で取材したモチーフで、こうやって改めて比べてみると、ちょっとの時間差で天気がめまぐるしく変わっていることに気が付きます。
ちなみにモチーフだけでなく、技法も同じで、下地に暗褐色を施した上に描かれています。

実物はもう少し新しい感じのログハウス風の建物なのですが、どう捜してもここへ行き着く為の道が見つからない。それじゃ、夏用の別荘か、はたまた農作業小屋なのかと思うのだけれど、よく見ると煙突もあるので、たぶん寒い時期でも使えるように想定された家らしいのですが、そうなるとここまで行くのに、わざわざ積もった雪をラッセルしながら突き進むのか?とそんなことを考えてしまいます。

黒と白のコントラスともうすぐ荒れてきそうな天候、そして見上げるような構図なんかが気に入って描いているのだとは思いますが、実を言えば、この作品で一番気に入っている部分は建物の左側に見える一本の樹なんです。

描いてからずっとお蔵入りしていた作品なんですが、しばらく振りに取り出してみるまで、ここに樹を描いた記憶さえない程、印象の薄い「樹」だったんですが、改めてこうやってみて見ると「この樹だけで作品になるんじゃないか?」と思うくらい、自分的にはスゴく良い感じにかけている気がします。

で、本当にこんな樹があったのか、
当時の写真を取り出して確認しようと思ったんですが...
不思議なことに見つからないんですよ、この写真が。



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西脇市の個展/作品解説「冷光」

10061501
冷 光/F30号(73×91cm)/2002年作/480,000円

これは市販のキャンバスに油彩と卵テンペラで描いた作品。

実を言えば、この雪景色は北海道でも秋田でもなく、当時住んでいた京都府の山奥の極々近所で見かけた風景。
そこ、日吉町(現 南丹市)は、京都府内でも降雪量もソコソコ多く、隣の美山町なんかでは「雪祭り」が行なわれるくらいだから、この辺りでもすぐに融けることもなく、これくらい積もれば一週間ぐらいは消えずに残っていたりします。

「どこがこうだから...」と言う説明はうまくできませんが、これを描きながら「同じ雪でも、北海道のそれとは違うなぁ」なんてことをつくづく実感しながら描いてました。
そのせいなのかどうかはわかりませんが、この雪の色合いを描くのにずいぶんと苦労した作品で、実際、この大きさでここまで時間のかかった作品は、後にも先にもこれしかなく、また逆にこれだけ苦労した作品は未完成で終わることが多いのですが、これは何とか描き上げた例外的な作品でもあります。

北国育ちの私にとっては、ここでの夏の暑さと長さは、正直地獄のようでもありましたが、短い間でも年に何度かこういった雪景色を見られるのは、慰めでもあり、大きな喜びでもありました。



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2010年6月14日 (月)

西脇市の個展/作品解説「暮れるのを待ちながら」

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暮れるのを待ちながら/F20号(73×61cm)/2006年作/320,000円

これも市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

ここは霧で有名な「摩周湖」の展望台からの風景。
ただ性格のせいか、摩周湖には背を向けての撮影で、ここから日陰になった暗い部分を遥か下の方に辿っていくと、その先に摩周湖があります。
「霧の摩周湖」とは言いまして、確かに夏場は晴れていても見えない日が多いですが、冬のこの時期は、空気が乾燥しているせいか、晴れていればかなり高い確立でその湖面を拝む事ができます。

ちなみに、この場所は「摩周第三展望台」と言う場所で、今年の冬に行ってみた所、冬期間閉鎖で、車での侵入ができなくなっていました。

5年前に行った時は夜間通行止めこそありましたが、昼間は自由に通行する事ができ、私が行った時などは、キャンプ道具一式と撮影機材を積んだ軽ワゴンが、ここで朝を迎える様子で停まっていたりもしました。

——————————————————————

「人も通わない場所」

この当時から(それともずっと以前から?)そんな場所にどこか心惹かれる自分。
もちろん、ここだって道路はあるし、実際に自分に外の人も来る訳で、正確には字義通りではないのですが、本来「人が足を踏み入れては行けない場所」みたいな予感を感じる場所に興味があって仕方がないようです。

そこに何を求めているのか?
そこで何と出合うのか?
そこからどこへ向かうのか?

そんな答えを求めて彷徨っているのかもしれませんが、
それはいつまでたっても見つかりそうにありません。



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西脇市の個展/作品解説「ふりかえるところ」

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ふりかえるところ/M20号(73×50cm)/2006年作/320,000円

市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

これも実家に近いサロマ湖の周辺を車で走っていた時に見つけた場所で、ここは前回紹介した「冬の記憶」と同じ日に撮影した物で、その時間差、わずか30分弱。

いつもこんな風に効率よくモチーフを見つける事ができれば良いのですが、むしろそうじゃない時の方がはるかに多く、3日間走り回ったけれど、収穫無し、なんて場合もあります。

当時はまだフィルムカメラだったので、一枚、一枚大切にシャッターを切っていました(大切にし過ぎてほとんど写さない事も)が、最近の取材はデジタルカメラなんで「とりあえず撮りまくり、そして消去」の繰り返し。

こんな撮り方じゃ、少なくとも写真の腕は上がらないだろうなとは思いますが、このとき残したデータが、10年後に突然イメージを喚起する、なんて事もあるのでとりあえず、今は記録だけでもしておこうと言う感じです。

——————————————————————

この作品の頃から、時々キャンバスの下地に暗い色を塗るようになりました。
この絵も、麻布に膠で目止め処理した後に、インディアンレッドなどの赤褐色を施し、その後、コバルトブルーを透層として塗っているので、出来上がったキャンバスは限りなく焦げ茶色に近い色となり、その上に雪景色を描いています。
この下地、不思議な色合いで、例えば青空と雲の間に、この下地の濃い色が垣間見えても前々気にならないし、背景の枯れ山なんか、その背景色を残しつつ、ニュアンスだけで色を載せてやると、あっという間に出来上がってしまいます。
その他にも雪景色を描くには、とてもメリットの多い下地なので、多用するようになりました。
ただ手間と金がかかるのが玉に傷ではありますが...。

それにしてもこんな風景を見ていると、

「どうしてここに住まなければならなかったのだろうか?」

と言う素朴な疑問に捕われる事があります。
「何故こんな寂しい所に?」とか「どこまでも土地は余っているのに、なぜこの場所に?」そんな事を考えながら、眺めている自分。

通り過ぎる風や、降り積もる雪に、その答えを聞いてみても、もちろん何の返事もありませんが。



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2010年6月13日 (日)

西脇市の個展/作品解説「冬の記憶」

10061302
冬の記憶/F20号(61×73cm)/2006年作/320,000円

市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

ここもやっぱり実家から二時間ほど走った所にあるサロマ湖の近所を車で走っていた時に見つけた場所。
見ての通り凍った川がモチーフで、この「痕跡」みたいな感じに惹かれて、描いてみた一枚です。

ずいぶん細かく描いているようにも見えますが、例えば川の真ん中の枯れ草なんか、ほぼ刷毛目だけで出来上がっていたりなど、空以外はほとんど悩まず、何気なく手を動かしていたら完成してしまった、と言うのが本音。
ちなみにこの絵では失敗してますが、この頃から少しずつ、人に見せて恥ずかしくない程度に空が描けるようになってきました。
今でこそ「風景画家」を自認しているような顔をしてますが、実を言えば、この頃までなかなか満足いく「空」の表情を描く事ができず、そんなせいもあって、当時はまだ自分の事を「風景画家」なんて胸を張って言う事ができませんでした。
もちろん今だってそう名乗るには、まだまだ幾つもの問題を抱えていますが。

私が幼少時代を過ごした北海道では、冬になるとけっこう大きな川でも氷を貼ったりします。
「入っちゃいけない!」と言われながらも、通学途中にある凍った池に入って、その氷の上を長靴で滑りながら遊んでいたもんです。
水を撒くだけで手軽にできてしまうので、どこの小学校にもスケートリンクがありましたが、何故か、その近所の学校で、授業でスケートやる所はほとんどありませんでしたが。

そんな理由でこの辺りでは「屋内スケートリンク」なんて発想が起こる訳もなく、そのおかげで年間を通じてこの時期にしかスケートができないため、逆にスケート人口も少なければ、上手な人が育ちにくい環境だったりもするのです。

話があっちこっちとそれてしまい、気が付けば作品の事には、あまり触れていないようです。

まあ、そんなクドい解説を聞くよりも、この作品の前に静かに立って、この場所の凍てつくような寒さを想像しながら、眺めてくれたら良いのかな、なんて思ってしまう作品でした。



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西脇市の個展/作品解説「物語を聞く」

10061301
物語を聞く/F30号(73×91cm)/2005年作/480,000円

これも市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

自分の実家から二時間弱ほど車を走らせると屈斜路湖と言う湖に出ます。
その昔、ネッシーならぬ「クッシー」と言う生き物が居るんじゃないかと騒がれた時もありましたが、今では地元の人でさえ話題にしないというか、そんな騒ぎがあった事すら忘れているようなそんな雰囲気。

まあ、それはともかく、そんな屈斜路湖のほとりを車で走っていて見つけた、一本の樹がモチーフになっています。
ちなみにこれを最初に見つけたのは、5年以上前の事なんですが、今年も3月頃の帰省の際にここら辺りを通りかかったら、やっぱり同じようこの場所に立っていて、そんな姿を見てしまうと、古い友人に再会したような不思議な気分にもなります。

この辺りは牛の放牧地なんかも多く、日差しのきついときの日陰用として植えられているのか(?)、こんな風に広い空き地の中にポツンと立っている樹を時々見つけます。

そう言えば、自分も子どもの頃、近所に放牧地があったので、ひょっとしたら遥か以前に、そんな所に牛が集まっているのを見ているかもしれません。
まあ、それはともかく、そんな風に牛が集まっている場面を想像していたら、まるでみんながこの樹のところに昔話を聞きに集まってきているように思えて、こんなタイトルを付けてみました。

以前、別の場所で行なった個展でも、この作品を展示した事があるのですが、タイトルについて質問された事はありませんでしたし、例え尋ねられても適当に答えをはぐらかしておこうと思ってました。

でもこの作品を見た人は、このタイトルをみつけて、どんな事を想像して眺めていたんでしょうか?

逆に、こっちが聞いてみたい気持ちになります。



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2010年6月12日 (土)

西脇市の個展/作品解説「北へ帰る」

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北へ帰る/F30号(91×73cm)/2005年作/480,000円

これも市販のキャンバスに油彩で描いた作品。

道東はオホーツク海沿いを走る鉄路「釧網本線」。
その途中にある駅「浜小清水」は、今ではJRの駅であると同時に「道の駅」でもあると言うユニークな場所で、最近はDMVの試験運転をしている事でもちょっと有名になった場所です。
このモチーフはそこから歩いてすぐの所にある踏切からカメラに収めたのですが、それが年末は大晦日の事で、日没に近い時間帯という事もあり、私たち以外人も車もありません。

そんな場所に佇んで、こんな風に線路を見ていると「列車が本当に来るのだろうか?」という不安な気持ちになりました。

この場所に関して言えば。シャッターを押した瞬間から「手応え」のような物があって、「この場所の絵は必ず描くだろうなぁ」と言う確信がありました。

で、案の定、後日現像した写真を見て、日を置かずして制作が始まり、気が付けば、同じモチーフで、サイズを変えて3枚ほど作品を描きました。

もう一つ不思議だったのが、撮影した時には気が付かなかった樹の存在

写したときは夕暮れに染まりかかった空とこの線路が気になっていたはずなのに、出来上がった写真には、その線路の横に何とも印象的な「樹」が写っているのです。

気が付けばやはり「樹」と言うモチーフから、なかなか逃れられない自分。

そのくせ、樹についての知識はほとんどない自分。

そして何より不思議なのは、「なぜ、自分が樹にこだわっているのか?」という問いに、未だに答えが出ていない事です。



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2010年6月11日 (金)

遊んで欲しいな...

遊んで欲しいな...

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西脇市の個展/作品解説「辺境の彼方」

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辺境の彼方/F6号(41×32cm)/2005年作

クドいようですが、これも市販のキャンバスに油彩で描いた作品です。

以前にもお話ししたかもしれませんが、絵を見せると時々、
「この絵は現場で描かれた(スケッチされた)のですか?」
という質問をされます。

で、答えとしてはほとんど全てが「No!」
今も昔も自分で写した写真を元にしたアトリエペインティングが中心で、ほとんど野外でのスケッチさえ行なっていないのが現状です。
「現場の雰囲気が盛り込められない!」などの理由で、その事に懐疑的だったり、批判的な立場の方もいらっしゃるようですが、私個人としては第一に面倒くさい(絵描きの言葉とは思えない?)し、例え現場で描いたって、必ずしもそこに現場の空気を表現できるかどうかはまた別の問題だと考えているので、あえてその事にはこだわっていません。
もちろんその行為を否定する訳ではなく、むしろ自分だって常々そうしたいとは思ってますが、じっとそこに立って描いているうちに、本当に自分が描きたかった物が、時間の経過とともに逃げていくような気がして、待っていられないと言うのが、本音でしょうか?
(そういえば、最近「ライブペインティング」なんてのがあるようだけど、よく考えたら、印象派の画家なんて、ある意味ほとんどライブペインティングですよね。その行為を見せる(show)かどうかで「写生」か「ライブ〜」か分かれる所なんでしょうが、オーディエンスと交流しながらの行為なら意味もあるのかもしれませんが、そうじゃないなら、他人に見せながら描く意味ってあるのかな?)

—————————————————————————

で、この作品、実を言うと「写生」を元にしていたら、たぶん生まれなかっただろう作品なんです。

10061102汚い写真にて失礼!
実を言えば、この写真を撮ったのが遥か20年前の事で、撮影後から15年目にしてようやく日の目を見たモチーフなんです。
これは自分がまだ学生だった頃の一人旅の際に、6月下旬の道北の利尻島にて撮影したペシ岬の灯台です。
6月の利尻礼文と言えば、お花がとてもきれいな季節ですが、この時は天候にも恵まれ、島の半分ほどを走破したりしているうちに、真っ黒に日焼けしてしまい、後で「沖縄に行って来たんじゃないの?」と知人に突っ込まれたほどです。

そんな中で取材したモチーフですから、そのまま描いていたら、雪景色になどなるはずもなかったでしょう。

もちろん描き始めたときは「雪景色にしよう!」なんて意図はこれっぽちもなく、その塗りの過程において、突如、こんな風に変わってしまったのです。

この作品を見る限り、現場の雰囲気というか、少なくともこの時の季節感だけは全く伝わっては来ません。
じゃあ「この作品がダメな作品か?」と言われれば、ずっと手放したくない思うほど、自分ではお気に入りの作品であると同時に、購入に関する問い合せのもっとも多い作品でもある訳です。

皆さんはどう思われますか?

感想などございましたら、コメント下さい!!



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2010年6月10日 (木)

西脇市の個展/作品解説「冬の眠り」

10061002
冬の眠り/F30号(73×91cm)/2004年作/480,000円

今日はもうひとつ紹介!!

これも市販のキャンバスに油彩で描いた作品です。
この場所も「雪の影」同様、道東の知床半島にある知床自然センターからフレペの滝に向かう途中にあるウトロ崎灯台。
こんな風に裸になった林の中にポツンと立っていると、「海を見守る」と言う本来の役目ではなく「この林を見守っている」みたいな雰囲気です。
ちなみにこの灯台はこの後の作品にも何度か顔を出す、お気に入りの灯台(それとも場所?)です。

「雪の影」のすぐ後に描いた作品で、あの作品と同じような意識で「空間」の方を描いていたつもりでしたが、これは逆にその事を意識し過ぎて、ちょっと肩に力が入り過ぎたかな、という気もします。
(なんて事も今だから言える事で、その時はそんな自覚はナッシングゥ!へへッ!)

—————————————————————————

会場に行かれた方はお気づきかもしれませんが、今回の出品作のほとんどが20号か30号のサイズだということ。

それは、私が毎回お世話になっている公募展に、北海道は中札内村が主催の「北の大地展」の出品作が多いからなんです。
そのネームからもわかる通り、北海道とか北の大地をイメージした作品を出品する展覧会な訳で、そのテーマに合わせて毎回応募する訳ですから、気が付けばその出品規定に合わせて、同じようなサイズの雪景色の作品が増える訳なんです。

で、販売価格や1m近いサイズからもわかる通り、この手の大きさの作品はまず、売れて手元から消えてなくなるという事もなく、家の物置にどんどん溜まっていく訳です。

ハハハハハハハハっ!

もし購入希望の方などございましたら、作家までお気軽に(?)ご連絡を!



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西脇市の個展/作品解説「雪の影」

10061001
雪の影/F30号(73×91cm)/2004年作/480,000円

これも市販のキャンバスに油彩で描いた作品。
この樹はもちろん実在する物で、道東の知床半島にある知床自然センターからフレペの滝が見える展望台へ行く途中で見つけました。
行ったのは正月三ヶ日で、毎年ならもっと雪が多くて、普通の装備じゃ入れないような所なんですが、この時は運良く雪も多くないうえに、硬くしまっていたので足下を取られる事もなく、ここまで辿り着く事ができました。

ちなみにここから戻る途中の林の中で、大量の鹿に行く手を阻まれると言うハプニングもありました。
この辺りの鹿はスレテないというか、人懐っこいというか、何しろ私たちが間際まで近づいても、逃げようともしませんでした。さすがに奈良公園の鹿の様にエサまでねだるという事はありませんが。

この絵に関していえば、描き始めはもっと普通の風景画になる予定でしたが、描き進めていくうちに、吹雪いてくるは、中景はどんどん見えなくなるわで、結果的には自分の予想図とは違う方向に進んでいきます。
よく見れば足下に積もる雪は下地のピンク色のままだったり。

で、なんでそうなったかという事を自分なりに分析してみると、たぶんこの絵の描き順に関係があるような気がするのです。
セオリーからいえば、背景の空を描いてから、その上に重ねるように樹を描いていくのが、順当である意味真っ当な描き方です。

ところがこの絵の場合、樹の形がある程度完成した段階で、最初に塗った空の色を変えたくなってしまい、だからといってせっかく描いた樹の方を塗りつぶすのも嫌だったので、この樹の方に色がはみ出さないように細めの筆を併用しながら空の色を塗り直し始めました

すると不思議な物で、この絵に着手し始めた頃の自分の意識は「樹を描いている」だったのですが、そうやって描き進めていくうちに

自分が本当に描きたかったのは樹の周りを取り囲む空間の方なのかもしれない。

という事に気が付いたのです。
そうなると、もともと雪の散らつく風景でしたから、遠景や中景は霞んでくるし、眺めている自分とこの樹の間にも当然雪が降っている訳ですから、その間にある「空気感」みたいなものも描こうとして、結果、樹の方もぼやけて来ます。

だから絵のタイトルも「樹」ではなく「雪の影」となっていった訳です。

そして今だから言える事なのかもしれませんが、この作品は、私が雪景色を描く時の心構えが大きく変わった転換点のような作品だったのかもしれません。



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2010年6月 9日 (水)

西脇市の個展/作品解説「待合室」

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待合室/F8号(38×46cm)/2000年作/128,000円

私の作品のほとんどがそうであるように、これもまた市販のキャンバスに描かれた油彩画であります。

モチーフは道北、稚内から国道40号線を南下した途中で見つけた風景です。
一昔前なら、北海道のどこででも見られ、酪農のシンボルでもあったサイロ。
もともと牛などの家畜が食べる干し草(正確にはサイレージ?)を製造・保存する為の施設でしたが、最近は放牧地帯でよく見かける、直径2mほどのマシュマロみたいな「ロールベールラップサイロ」と呼ばれるモノにその機能を取って代わられ、どんどんその姿を消していきます。
その打ち捨てられた姿が、高齢化に過疎化、後継者や嫁不足など、衰退する酪農業のイメージと重なってしまいがちなサイロの残骸。

しかしながら幼少期を牧場に囲まれて過ごした私にとっては、むしろ遥か昔に過ぎ去った懐かしい記憶を呼び覚ます鍵のような存在で、そこに行ってそっと中をのぞいてみたら、一緒に遊んだ仲間たちが、昔のままの姿でそこに居るような気がするのです。



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2010年6月 8日 (火)

西脇市の個展/作品解説「岬」

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個展の準備でしばらくパソコンの前から離れていた為、しばらくの間、携帯からの更新でした。

今日から、その西脇市の個展に出品した作品の解説なんかしていこうかと思います。
あまりクドく書かないように、さらっと流す程度で行こうと考えてますが、どうなる事やら...

何とか展覧会かが終了するまでに、全作品に触れる事ができれば...と思っていますが...。

で、その最初を飾るのが上の作品

/F30号(91×73cm)/2000年作/48万円

油彩画のセオリー通り、キャンバスに描いてあります。
ひょっとしたら部分的に卵テンペラも使っているかもしれませんが、その辺りの事は記憶にありません。

モチーフは道北はオホーツク海側、浜頓別という町からさらに南下した所にある神威岬にある灯台です。
昔はこの真下を国道が走っていましたが、何と言っても灯台よりも海に近い道路では、ちょっと時化ただけでも通行が困難になるような場所ですので、大変危険なため、今ではこの背後に見える山の影に移動してしまいました。

と言う事で現在、この灯台に近づく為には、新国道に車を停めてそこから歩かなければなりません。
取材の際も、寒風の吹く中を歩いていくうちに、日は傾いてくるは、どこかで野犬の鳴き声が遠くに聞こえてくるわで、「本当に灯台はあるのだろうか?」などと考えているうちに、ちょっと怖くもなってきました。

もしかしたら灯台そのものよりも、そんな風にそこに辿り着く為のプロセスの方に魅力を感じて描いてみた一枚です。

この作品はその後出した公募展「北の大地展」で佳作を頂きました。

続く。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
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おはようございます!

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もう少しで秋田港到着します。
天気はまだ悪くなさそう!

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2010年6月 7日 (月)

そろそろお休みなさい。

そろそろお休みなさい。
新潟港を出れば、またしばらくは圏外。バッテリーも危なっかしくなって来たので、電源を落として、お休みなさい。

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船がゆっくりと...

船がゆっくりと...
船がゆっくりと旋回しています。
回頭したらバックで接岸します。
かなり大規模な縦列駐車!

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もうすぐ新潟

もうすぐ新潟
光の点線

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能登半島

能登半島
やっと携帯がつながるようになった。でもそれも時間の問題。

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味自慢

味自慢
本当に「自慢」するほどの味なんですか?
競争相手が居るわけでも無いんだし、正直あまり期待もしていないんだから、あまり無理しない方が良いんじゃないかな?
変に期待させて裏切る方がよっぽど罪深い様な気がするな。

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今日の昼御飯

今日の昼御飯
持ち込みだけど、ちょつと豪華すぎ?

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水平線しか見えないけれど

水平線しか見えないけれど
本当ならこの海と空の間に陸地が見えるはずなんだけど...

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どちらも新日本海フェリー

どちらも新日本海フェリー
あれは直行便かな?

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うって変わって...

うって変わって...
行きの晴天とはうって変わって、鈍よりとした天気。午後からは雨の予想も。
船内は平均気温も平均年齢もどちらも高い。

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これがフェリーターミナル

これがフェリーターミナル
敦賀港のフェリーターミナル。
出来た当時はそれなりにモダンだったのかも...

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無事、到着!

無事、到着!
先程、フェリー埠頭に到着。行きと違って混みそうな予感。

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昨日の寝床

昨日の寝床
荷物がなくなったので、その分広々、快適でした。

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2010年6月 6日 (日)

今日の晩ごはんは?

今日の晩ごはんは?
暗くって、なんだかわかりません。内容的には金曜日と変わりません。ただし朝市で買ったアスパラ入り。
どこかのキャンパー同士が仲良くやっていたと思ったら、いつの間にか喧嘩が始まって、やがて警察登場!
こっちまで追い出されるかとヒヤヒヤしたぜ!!!

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今日のお風呂は。

今日のお風呂は。
もう少しで北上すれば越前岬です。

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もうすぐ夕焼け

もうすぐ夕焼け
若狭湾辺りで。
今日はきれいな夕焼けは無理かな?

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さようなら

さようなら
昼頃に西脇を出ました。
美術館の関係者のみなさん、26日まで宜しくお願いします。

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例えば、こんな感じ...

例えば、こんな感じ...
展示内容の一部です。
こんな具合に23点ほど飾りました。

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休憩

休憩
しーサイド高浜

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お世話になりました。

お世話になりました。

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???

???
この地面の下に何かある。

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何の形かな?

何の形かな?
反対側から登頂できました。
そろそろ戻りたいんだけど、近道あるかな?

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ここまで来たのに...

ここまで来たのに...
公園最頂まで来たと思ったら...
そりゃないぜ!

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初、紫陽花

初、紫陽花

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たぶん途中放棄されて...

たぶん途中放棄されて...
隣に新しく建てられ、そのまま放置されたのか?
今もそこにあるが、記録からも記憶からも忘れられているのかもしれない。

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背中合わせのように

背中合わせのように
振り返れば、またそこにY字路。
西脇にいると嫌でも気になってしまうのか?

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Y字路の横で

Y字路の横で
右側の家、どう見ても角が直角じゃない!

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Y字路

Y字路
どこかで見たような...

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レンガとカワラ

レンガとカワラ
何かスゴいコントラスト!

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朝の散歩

朝の散歩
西脇市内をぶらついてます。

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2010年6月 5日 (土)

展示作業、終了!

展示作業、終了!
美術館の方々のおかげで明るいうちに展示作業を終了する事ができました。
みなさん、ご苦労様でした。そしてありがとうございました。

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もうすぐ展示換えです。

もうすぐ展示換えです。
4時になったら

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ここは日本のへそ

ここは日本のへそ
東西と南北から測るとちようど真ん中。経度と緯度の交差点。

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これが個展会場

これが個展会場
西脇市岡之山美術館です。

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ここだけは異常な盛り上がり!

ここだけは異常な盛り上がり!
すでに入場規制

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スゴい熱気!!

スゴい熱気!!
あっ、と言う間に、かご一杯になる人、続出。
採りたて野菜の大人買い。
開店からわずか10分で売り切れ続出!!

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そして、今...

そして、今...
続々と集まってきます。

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のんびりとした朝市

のんびりとした朝市
開店間際の朝市。
8時開店とはずいぶんのんびりとしているような気もするが、人はどんどん集まり、今や開場間際のコンサートのよう

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今日の朝ごはん。

今日の朝ごはん。
ちょっとビタミン不足かな?
朝市で野菜でも買って食べようかな...

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京丹波町の朝

京丹波町の朝
そろそろ朝ごはんにしようかな。
朝市が始まったら、混んで煮炊きなんかできなさそうなので...

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車中泊だけど。

車中泊だけど。
布一枚でテントみたいになりました。

でも先程危うくインロックしそうになりました。
気をつけなくちゃ。

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2010年6月 4日 (金)

今日の晩ごはん。

今日の晩ごはん。
メインはパスタ。カップスープはパスタの茹で汁
すっかり暗くなって気分は闇鍋!

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DM

DM
ここと文化博物館に置かせてもらいました。
それにしても芸術センターって、なんでいつも愛想悪いんだろうか?

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懐かしいねぇ...

懐かしいねぇ...
三条寺町界隈

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琵琶湖って不思議!

琵琶湖って不思議!
こうやって見ると海みたいだ

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痛車

痛車
都会には、本当にこんなのいるんだね。

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Portaにて

Portaにて
み〜つけた!

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海洋堂ミュージアム

海洋堂ミュージアム
目的地はここです!

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やって来ました、長浜へ

やって来ました、長浜へ

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天女の羽衣掛柳

天女の羽衣掛柳
ここは余呉湖湖畔

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琵琶湖、発見!

琵琶湖、発見!
て言うほどでもないけど...久し振り!

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決して海ではありません

決して海ではありません
奥琵琶湖、つづら尾峠より

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マキノ高原のメタセコイア

マキノ高原のメタセコイア
秋になったらさぞかしきれいだろうな。

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コンボイ!!

コンボイ!!

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そろそろ出発

そろそろ出発
まずは琵琶湖を眺めながら京都へ。

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今日の朝ごはん

今日の朝ごはん
まるでキャンプみたいだな...

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敦賀湾、到着!

敦賀湾、到着!
いよいよ上陸

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これがやってみたかった!

これがやってみたかった!
船内レストランにて、自動生ビールサーバーを使ってみる。

おもしれ〜!

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夕食は日替り定食

夕食は日替り定食
フライの盛り合わせはともかく、この味噌汁はないんじゃない!

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2010年6月 3日 (木)

快晴、そして夕空

快晴、そして夕空
佐渡島に夕日が...

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新潟、出航!

新潟、出航!
そろそろ電源が心配になってきました。

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あれに見えるは...

あれに見えるは...
あと1時間ほどで新潟到着!

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DSをやっているおばさん

DSをやっているおばさん
ただひたすらゲームに熱中するおばさん(おばあさん?)
イヤホンも無しなので、音は周囲にダダ漏れ。
こうなると若い人より羞恥心がないぶん、節操もなくなるのか?
「今どきの若いモンは...」なんて言われたくないですね。

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ここまで来ました!

ここまで来ました!
粟島が見えています。新潟まであと2時間ほどで到着の予定。(只今13時25分)

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今日の昼食。

今日の昼食。
レストランのビーフカレー。
味はともかく、ご飯の盛りは茶碗2はいはあったかな。おかげでお腹一杯にはなったけど、少々ルーが足りなかったかな?

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昼間っから...

昼間っから...
て言うか「朝から」ビール。

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今回の「中野修一展」は...

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季節外れの、突然の雪景色の登場。

今回の個展は、たぶんそんな風な会場になると思います。

特に大きな仕掛けやサプライズがある訳でもない展覧会。

ただ20点ぐらいの作品が理路整然と並べられている会場。

これは私がどこかで聞いた 「ヒトヒラノ雪ノ物語」...

紙面の関係でDMには載せてはもらえませんでしたが、自分的にはそんなテーマで選んだ作品を並べる予定です。

2000年頃から、ここ10年間で描いて来た雪景色の数々。
だから決して「新作展」ではありません。

「どうして自分は雪景色を描いてしまうのだろう?」
そんな事をいつも考えながら、気が付けば、資料用の写真も押し入れの中の作品も、その大半が雪景色となっています。

関西ではとっくに初夏のような陽気で、はなはだ季節外れのような気もしますが、自分でもそんな試みはした事がないので、どんな会場になるか、今からドキドキしています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いつも個展をやりながら「こんな大きいの売れる分けないよなぁ」とか「こんな寂しい風景じゃ、誰も買わないよなぁ」なんて思いながら、展示していた作品。
でも冷静に考えると、本当の所は

「作品に魅力がないから売れない...」

ただその事を素直に認めるのが怖くて、ずっとそんな良い訳をしてきたのかもしれません。

もちろん「入場無料」とは言え、美術館での展示ですから、作品やポストカードの販売がある訳でもないのですから「売れる、売れない」をここで云々する事もできませんが、そんな事も全て取っ払って作品を展示してみたら、どうなるか?
自分がずっと描いて来て、これからもますます描いていきたいと思う雪景色が、観客の目にはどんな風に映るのか、また自分でもこの先描き続けて行く意味があるのか?
そんな極めて個人的な物を他人様に見せる必要があるのか?

自分にとって、いろんな事を問い直す展覧会のような気がします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

定職を離れ、絵描き一筋できて、そろそろ10年。
40をとうに過ぎ、今更定職にも就けないような年齢になってしまったこの時期に、どうやら人生の岐路に立たされているようです。

リストラにおびえる同世代のサラリーマンの心境を、ちょっとだけ理解&共感できるような気がします。

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スケベの「H」じゃなくて...

スケベの「H」じゃなくて...
今更説明するまでもなく、船上のヘリポート。

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今日のメニューは...

今日のメニューは...
いつものバイキングは、今日はお休み。
まあ、この乗客の少なさじゃ、しょうがないか...

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フライング!

フライング!
まだ出航時間前のはずだけど...

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秋田港到着!

秋田港到着!
ほぼ快晴。
湯沢から1時間10分。97キロ

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鬼のマメ

鬼のマメ
これ食べて、いってきます!

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いってきま〜す!

いってきま〜す!

積載オーバーじゃないけど、ほぼ満載です。
頼むぜ、レガシィ!!

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2010年6月 2日 (水)

準備は着々と...?

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いよいよ明日は西脇市に向けて出発する訳で、今はその準備に追われています。

とは言っても、作品の方は梱包までは終わってしまったので、後は旅装を整えるだけ。

今回は船中泊に加え、車中泊もあるので、ちょっとしたキャンプみたいな感じです。

どんな旅になるのやら?

そしてどんな展覧会になるのやら?(こっちの方が大事やろ!)

そして帰ってくれば、すぐさまもひとつの展覧会の準備。
こちらの方も人数も増えて、どんな展覧会になるか?予測不能です。

時々3人で打ち合わせと称して集まる訳ですが、お互い顔を見合わせながら話をしていると「予測不能」の部分も不安と言うよりは、むしろそれを「楽しんじゃおう!」と言った感じです。

6月は盛りだくさんで、息つく暇もなさそうです!!



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2010年6月 1日 (火)

なんかモヤモヤする...

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秋田県教育委員会は藤田嗣治の作品「秋田の祭り」のコピーを作る事を決めたそうな。

それを県内外に貸出し、藤田作品の魅力をアピールするそうな。
と同時に、新美術館の宣伝も兼ねるんでしょうね。たぶん。

実物の約4分の1で縦約1m、横約5mと言う結構な大きさになるそうで、人に寄ってはこれを見てしまえば「本物は別に見なくても良いかな」と思う人も出てくるかも。

なんでも制作費と5年間の著作権料で100万円近くのお金がかかるそうな。
これが高いか安いかは微妙なところですが、なんかすっきりしません。

例えば、私はベラスケスの「ラスメニーナス」や長谷川等伯の「松林図屏風」のコピーなんか見に行かないと思うし、見たいとは思わない。例え見たとしても、できの良いポスターを見せられた程度にしか思えない。

まあ、藤田嗣治の作品展とセットなら利用価値もあるかもしれないとは思いますが、それにしてもやっぱり微妙な気持ちです。

(一部、秋田魁新聞の記事を参考にさせて頂きました。)



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