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2010年5月 3日 (月)

また、ちょっと面白い。秋田県立近代美術館

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太田大八とえほんの仲間たち展

開催期間:2010年4月24日(土)〜6月20日(日)
開催時間:9:30〜17:00(入館は4:30まで)
開催場所:秋田県立近代美術館/横手市赤坂字富ヶ沢62-46

近所の美術館で、ほぼ毎年恒例の絵本原画展。
それだけならば、いつもと同じでしたが、今回はやられました。

会場に入るといきなり、上の写真のような強烈なディスプレーがお出迎え。
しかも、その横のキャンプションには...

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ここでは写真撮影、OK!

という訳で、さっそくパチり!

でも、正直に申しますと、今日の2回目の来場で、ようやく写真撮影が実現します。何と言っても「美術館」ですから、写真なんか撮れるはずもないと思っているので、当然、最初の時はカメラなんか持たずに来ましたから...。

このディスプレーを見たとき、

「近代美術館、おぬしもなかなかやるよのう...」

などと感心しましたが、よくよく見るとこれを作ったのは、また別の人たちだったようです。
それにしても、こんな工夫のおかげで、来場した人たちのハートをグッとつかむ事間違い無し?!

(なお、ここ以外はいつも通り写真撮影はできませんので、ご注意下さい。)

この太田大八という作家さんは、様々なスタイルで絵本の挿絵などを描かれた方の用で、「本当にこれ、同じ人が描いたの?」と思いたくなるほど、実に多彩な方のようです。

「仲間たち」という表題の通り、その他にも長新太さん、あべ弘士さん、山脇百合子さんなどたくさんの作家さんの作品がありました。
中には染織家出身何て言う経歴の方もあり、その少し変わったマチエールの上に描かれた作品なんかも、なかなかに興味深かったです。

正直に言えば、絵本原画を見てから絵本を見てしまうと「印刷物ゆえのクオリティーの低下」にがっかりする事もない訳ではないのですが、逆に言えば、こんな風に原画を見た記憶を頼りに、もう一度絵本を見返せば、それ以上にきれいに見えるかもしれません。

まあ、それはそれとして、子どもはもちろん、大人も充分楽しめる、素敵な展覧会です。
会場の終わりには、ゆっくり座って絵本を読めるコーナーもありますので、ちょっと疲れた体を癒すにも、もってこいのお薦め展覧会でした。

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10050305これは同じ日に開催されたワークショップで制作した、カラー粘土のカエルさん。
一見すると普通の粘土細工みたいですが、わざと緑色の粘土を用意せず、数色の粘土を混ぜる事で、それぞれオリジナルの緑色を出させるなど、一工夫こらした、ワークショップだったようで、子どももすっかり楽しんでました。

学芸員さんのおかげでしょうか、昨年度の後半辺りから、ちょっとずつ面白くなって来た「秋田県立近代美術館」での一コマでした。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「第74回 河北美術展」始まりました!!(5月5日まで)
http://www.kahoku.co.jp/busi/art2010/index.html

「第28回上野の森美術館大賞展」は始まりました!(5月9日まで)
http://www.ueno-mori.org/taisho.html


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コメント

おばら 様
コメントありがとうございます。

まだまだ知らない人が多いようですが、最近の近代美術館はちょっと楽しめます。
5月5日は「無料公開日」なんてのもあるので、このG.W.期間中も沢山人が来ると良いのにな。

噂によると、なんでも学芸員さんが、頑張ってるとか...

秋田県もいきなり「転属!」なんて言わないで、そう言う人材をもっと大切に育てて行けば良いのになぁ、と思う今日この頃。

投稿: SHUちゃんちゃん | 2010年5月 4日 (火) 05時41分

近代美術館、
このところがんばってますね。
6月にイベントがあるようなので、
それに合わせて行きたいと思ってます。

投稿: おばら | 2010年5月 3日 (月) 21時45分

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