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2010年4月 5日 (月)

かがやきの丘、一般公開

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去る土曜日、「かがやきの丘」の一般公開に行ってきました。

朝からあいにくの雨模様と周りの工事の進捗状況から考えると「長靴必携!」と思いきや、入口前の巨大な駐車場がオープンしており、そこから楽々入校する事ができました。さすがに今日は工事の方も一時ストップしておりました。

建物の入口で受付を済ませ、ふっと顔を上げると、さっそく大きな作品がお出迎え!!

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これって獅子ガ鼻湿原の「あがりこ大王」ですかね。
この作家さんのブログに寄れば、何度も足しげく通って取材をされたそうで、そんな思い入れが伝わってきそうな大作ですね。

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その同じ玄関内にあるもう一つの作品がこれ。
言われなければ、作品とは気が付かないほどすっかりその場所になじんでいて、違和感無く溶け込んでいる感じです。
同系色のビーズを画面一杯に貼り込んだ作品で、見た目にも微妙なトーンの移り変わりが楽しめます。
そしてこの作品、タッチOKということで、そっと触ってみると、何とも不思議な感触で「見て美味しい、触って楽しい」というまさに「一粒で2度美味しい」作品です。

それからしばらくは、館内を見て回ります。
建物正面から向かって左側の方は共用棟と盲・聾学校の施設で、中には寄宿棟なんかも完備されています。
普段こういう建物に接する機会のない私から見れば、新しくきれいな建物で良い感じに見えますが、ここで過ごす人たちに取ってはどんな印象なのでしょうか?

外には真新しいプールなんかも見える一方で、まだまだ工事が残っている所(と言うか手さえつけられていない所)ばかりで、この日の雨で沼みたいな水たまりができている所もありました。しばらくは工事車両の行き交う中での生活を余儀なくされるでしょうね。

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こちらは大体育館の壁面。
ここにも作品がありました。ここは手すりがあるため、下からは見づらいですが、上のギャラリーからゆっくり眺める事ができます。で、そのギャラリーの入口を捜していると

『本日の一般公開は12時をもちまして、終了とさせて頂きます...」

との突然の校内放送
時計を見れば残り時間わずか10分程度。
と言う訳でここからは慌てての見学。

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と言いつつ、ランチルームの様子もパチり!
そこから真っすぐ小体育館へと駆け足で向かいます。

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取り付けの日は、まだ足場が組んであったままでしたが、今日はそれも撤去され、ご覧の通り!!

10040506こんな風に素敵なネームプレーもつけて頂いて、これで彼らも正式にここの「住人」として迎え入れられたようです。
これからはここでこんな風に、たくさんの子どもたちと過ごす事になりました。

描いているときは正直、
「なんでオレ、こんな作品描いてるんだろう?」
などと思い悩んだ事もありましたが、今にして思えば、これらの作品に色々な場面で助けられたような気がします。
そんな作品たちに、最後に素敵な展示場所を見つけて上げる事ができ、せめてもの恩返しがで来たのではないでしょうか?

ちょっとさびしいような気もしますが、しばしのお別れです。

————————————————————

今回の一般公開、午前だけという短い時間でしたが、そういう時間を設けてくれるのは良い事ですが、せっかくのこの機会ですから、「ここにこの作品があります」的な案内のプリントでも一枚用意してくれたら、もっと嬉しかったです。
何せ広い建物ですから、事前の予備知識でもなければ、見落とししてしまう事、必至です。

「ハートアートの森」のスタッフの皆さま、次回このような機会があれば、ぜひよろしくお願い致します。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「第28回上野の森美術館大賞展」はもうすぐ始まります!
http://www.ueno-mori.org/taisho.html



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ハートアートの森」カテゴリの記事

コメント

中村 様
コメントありがとうございます。

こんな風に落ち着き先が決まってくれる事は、全く喜ばしい事です。

それはそれとして、「ダメもと」でもかまわないから、作品と同時に、それを買い上げて寄贈してくれるスポンサーでも公募してみたら良いのでは?とも思うのですが...。

でもそんな有志の人、秋田県にはいるのかな?

投稿: 中野 | 2010年4月 7日 (水) 23時59分

やはりデカイ会場ですね!
大作もみんな小さく感じてしまうくらい。。。

物置の肥しになりがちな大作がこうして活かされるのは良いですね。他の町でもこういう企画をやって欲しいですね。


ただ…やはり役所関係から出た企画にありがちなボロが出まくりなのは、なんともいけない!…改善して欲しいですね。

謝礼で少ない金額でも出してもらえたら、かなり違うと思うんですが。。。

私も、画家=名誉職…のような社会的通念をなんとか変わって欲しいと思っています。

投稿: 中村 | 2010年4月 7日 (水) 16時10分

arube 様
コメントありがとうございます。

この日の午後には開設セレモニーなどもあったようですが、私たち作家には何の連絡もありません。というか、この日の午前中の一般開放さえも、たまたま取り付けに立ち会ったおかげで知る事ができたという始末。

それくらいの事、メールアドだってわかっているはずだし、手紙一本でも良いから知らせてくれれば、と思いますが、それさえもありません。

別にこの学校自体やハートアートの森の企画そのものを批判している訳でもなく、ただこの企画の問題点や、その後の行政の対応のまずさや矛盾の様に思える部分を指摘しているだけなのに、「良い事をやっているのだから、黙っていろ!!」と言わんばかりのコメントが送られて来たり。

正直、やりきれなくなってしまいます。

確かに開校に向けて、忙しくドタバタとしているのはわかりますが、子どもたちのためを思って作品を提供した私たち作家には正式な案内も無く、一方で知事さんなどお偉い方は、しっかりと招待されるんですからね。

投稿: 中野 | 2010年4月 7日 (水) 06時37分

うさぎの芽 様
コメントありがとうございます。

この日の午後にはオープニング・セレモニーもあったようですが、ご存知でしたか?
そんな事がある事くらい、私たちに教えてもらえても良いんじゃないかと思いますが、それさえも連絡はありません。

作品さえ予定通り納めてもらえば、良いんでしょうね、きっと。

なんかやり来きれない気持ちです。

投稿: 中野 | 2010年4月 7日 (水) 06時20分

こんばんは

かがやきの丘の一般公開に行きたかったのですが、都合付かず行けませんでした。
中野さんの大作の数々、実物を見たかったのですが・・・

閉鎖的なエリアではないと思いますので、何れ行く機会があるかと思って、それまで楽しみを取っておくことにします。

確かにパンフレットに、絵についての案内や画家の紹介がある方が、良さそうといいますか、そうすべきかと思うのですが、役所の方々にそんな気の利いた配慮を期待しても無理なんだろうなあと・・・(笑)

投稿: arube | 2010年4月 6日 (火) 19時33分

こんにちはヽ(´▽`)/!!
いつもお世話になっております。

私の作品、アップしてくださりありがとうございます。
(私は4月3日に見にいけなかったので気になっておりました)
中野さんの作品たちもすばらしいものでびっくり致しました!!
今度この目で確かめてみたいです。

どんな感想をもらえるかなぁ~
楽しみですね!

画家は画家として、しっかり出すもの出さないものを見極めるときがきたのかもしれません!
夢を与えるのも当然!だけど、絵描きとしてのお仕事も
未来の絵描きさんのためにもきちんと分別つけて
制作し発表していかなければなりませんね。

出品に関して賛否両論さまざまあるかとは思いますが
今後も絵を描く人の後姿をたくさんの子供たちが見て
たくさん感性豊かな子供が大人になっていってくれたらなぁ
と思います゚.+:。(・ω・)b゚.+:。


これからも頑張りましょう!
未来の子供たちのために!!


うさぎの芽

投稿: うさぎの芽 | 2010年4月 6日 (火) 11時11分

ゆめ 様
コメントありがとうございます。

あなたがどのような立場にいて、どのような考えで制作をしているのかはわかりませんので、何と言えば良いのか、判然としません。

しかし少なくとも「プロジェクトの趣旨」はしっかりと理解しています。

ただ最初から納得もしてはいませんが。

その趣旨がどんなに素敵で立派であろうとも、最初から作者に制作料を払わない事を前提としたシステムには矛盾を感じてしまいます。

子どもたちの笑顔のために作家は無償で作品を提供する。

これは良しとしましょう。

では、同じ笑顔のために、土建屋さんは無償で建物を建てるでしょうか?
たぶん建てないと思います。

同じ行政が、一方には何の躊躇も無くお金を払い、一方には無償で何かをさせる。(作家活動は奉仕活動ですか?)
私はこの事に矛盾を感じずに入られません。

「子どもたちのため」と思える作品を手に入れるために、なぜ予算を付けようとさえしなかったのでしょうか?

そしてそんな事を私以外の誰かにも考えてみて欲しいのです。

あなた以外にも、私に対して憤りや怒りを感じている人がいると思います。
もう私は悪者で全然かまいません。
(私だっていい加減こんな事ばかり書いていると嫌になりますが。)

じゃ、そんなあなた(方)は、この行政の態度に関して、どう思いますか?

お返事お待ちしております。

投稿: 中野 | 2010年4月 6日 (火) 02時43分

こんばんは。
私もハートアートの森に応募しました。
新しい学校に作品が展示されることを願っていましたが選外でした。
自分の作品が多くの子どもたちの笑顔の種になる。
心から願っていましたので。
そんな権利を手に入れた中野さんが、中野さんの作品がとてもうらやましいです。

でも中野さんの記事をお読みするとときどき心が痛みます。
今後募集があるのならば、プロジェクトの趣旨を理解した方だけの応募になるとよいと思っています。
中野さんがいろいろ経験された行き違いが、再びありませんように。

投稿: ゆめ | 2010年4月 6日 (火) 01時00分

山田勝己 様
コメントありがとうございます。

子どもたちがどんな顔で眺めてくれるのか?私もちょっと見てみたい気もします。

そうそう、今後も公募をするようなので、興味がありましたらぜひ、応募してみてはいかがでしょうか?
ただし、制作費はもちろん、搬送料も出してもらえない事を覚悟の上での話ですが。

投稿: 中野 | 2010年4月 5日 (月) 22時11分

さくら 様
コメントありがとうございます。

なんか体育館の中にもうひとつ空があるみたいで、気持ちよく見えました。
(自画自賛...笑)

有機溶剤の使用なども自粛して、できるだけ塗料を使わないようにしているのか、壁材の有孔ボードもほとんど無垢みたいで、薄く塗ってあるニスもほとんど匂いもしません。
ただよく見ると壁のあちこちに、裁断用の鉛筆の線が、結構残っていたいするのはご愛嬌?でしょうか。

今後も作品を公募するような話もあるので、興味があれば応募してみてはいかがでしょうか?

ただし報酬は...?

投稿: 中野 | 2010年4月 5日 (月) 22時08分

素晴らしい場所の住人になりましたね。子供達も
不思議な絵にビックリするでしょう。私の絵たちはマンションのトランクルームに寂しそうに眠っています。貴兄の絵を生かす努力を参考に自分の絵も住む場所を探してあげたいと思います。

投稿: 山田勝己 | 2010年4月 5日 (月) 19時05分

こんにちは。

大作がたくさんのすばらしい展示ですね。
おめでとうございます。
青や緑の作品が多く、さわやかで落ち着いたイメージ。
建物も木がたくさん使ってあって、いい感じです。

投稿: さくら | 2010年4月 5日 (月) 13時03分

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