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2010年4月27日 (火)

抑えられなかった欲求/鳥海山 春スキー

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「祓川ヒュッテまでの道路が開通しました...」

先週の土曜日の新聞を見てから、もう落ち着きません。

天気予報をチェックした後、気が付けば、必要な道具を積み込んで、車を走らせていました。

フォレスタ鳥海を横目に、法体の滝との分岐点まで来てしまえば、もうそこからは別世界。
ただでさえ狭い道路なのに、こんな高い雪の壁のおかげでますます狭く感じられ、対向車が来るとドキリとします。

そんな状況もモノともせず、ひたすら車を走らせると....

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いつしか祓川ヒュッテに到着です

ここまで来て迷った挙げ句、結局、知り合いからのお下がりの山スキーにシール(もともとはアザラシの意味。ここでは滑り止め)をつけて、スキーを履いて登ることにします。

正直に言えば「山スキー」なるものを履くのは、人生の中で、この時が初めての経験で、用具の使い方こそ聞いていましたが、ほとんど何もわからずに登り始めます。

いざとなれば「スキーを担いで、足で登れば良いや」と考えた故の行動でしたが、加えて毎度の如く、たった一人の山行きとなれば、無謀と言えば、あまりにも無謀であります。

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そんなことを承知しつつも、天気も良いおかげで、登山ルートもわかり易く、最悪、滑って降りてくれば良いのだから...と軽く考えていた事が、後の悲劇を生む結果となったのですが、それはもう少し後の話....

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とりあえず、こんな景色を眺めながら、まずは快調な滑り出し。
「こんな斜面でも登れるんだ!」などと感心しながら歩みを進めます。

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「ボクの前には道はない...」

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「...ボクの後には道ができる。」

そんな余裕もかましつつ、歩みを進めて行きます。

途中、あまりの急斜面のため、スキーを担いで登るような事がありましたが、出発してから約2時間後くらいには

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七ッ釜避難小屋に到着。何故かカラスのお出迎え。
ここらで半分かな?まだまだかな?

お腹もすいたので、一度ここで休憩。軽食を食べつつ、そこから見える頂上を眺めながら、時間も遅いんで、今日は頂上はあきらめて、後1時間程登ったら帰ろうかと考えます。

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再び登り始めようとスキーを履いた時に、何やら違和感を感じます。

それでも、、、と思い何歩か前に踏み出しているうちに....

突然の激痛。そしてコムラカエリのような痛みがピンポイントで襲って来て、その場でのたうちまわります。

少し休むと、痛みが消えるのですが、それからまた数歩歩くと、また別の所が痛みます。きっと痛い所をかばいながら歩くんで、結果、別の所の負担がかかり、そこが痛くなる...そんな感じでしょうか。

あきらめきれず、何度か頑張ってはみるものの、やはりどうしようもない、ということでここで下山決定!
準備を整えて、滑り出した所までは良かったのですが、今度は...

「(足に力が入らなくて)スキーがコントロールできない!!」

<という全くお粗末な状態。
一度どこかに激痛が走ると、その場で立ち止まらなければならず、スキー下山のくせに、徒歩の人よりも遅いからもう救い様がありません。それでも何とかここを自力で降りないと、救助ヘリまたはスノーモービルのお世話になるハメになりそうなので、(本当に)歯を食いしばりながら、痛みが治まるのを待ちます。

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気が付けば、車に辿り着いたのは下山開始から、約1時間後。普通のスキー下山ならあり得ないような時間のかかり方でした。

時々、突然走る激痛にも悲鳴を噛み締めながら、片付けを終えて、ようやく下山。
こんなに痛くても車は運転できる訳で、今更ながらこの道具の便利さをまさに「痛感」している次第でしたが、途中、写真を撮るために車を降りようと、ドアから一歩足を踏み出したその刹那、また激痛に襲われます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

気が付けば「痛い、痛い」とばかり書かれた日記になってしまいましたが、やっぱり雪の鳥海山は、言葉にならないくらい美しく、一人でその静寂の中に佇んでいるだけで、「世界のしっぽ」が見つけられそうな場所でした。

次はみっちり鍛えて、リベンジだ!



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「第74回 河北美術展」始まりました!!(5月5日まで)
http://www.kahoku.co.jp/busi/art2010/index.html

「第28回上野の森美術館大賞展」はもうすぐ始まります!
http://www.ueno-mori.org/taisho.html


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コメント

gita 様
コメントありがとうございます。

ただ遊びに行っただけなのに、心配かけてすいません。

特にケガなどした訳ではありませんが、何しろ「ひょっとしてこれが肉離れなのか?」というような激痛に耐えながら、山を下りて来なくてはならなくて、これが大変だったんです。

今日もすでに相当痛いですが、ピークは明日ぐらいかなかな?
あ〜、やだやだ。

という事でご心配なく!!

投稿: 中野 | 2010年4月28日 (水) 04時39分

こんにちは。
お怪我されたのですか?大丈夫でしょうか?両腕が無事ならば描くことはできるのかと思いますが、怪我は無い方が安心ですね。どうかお大事に。

投稿: gita | 2010年4月27日 (火) 17時04分

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