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2010年4月10日 (土)

ずっと昔の模写

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使える木枠がないかと、あちこち漁っていたら、こんな物が出てきました。

全体としてはF50号の作品なんですが、これはその一部分に描かれたカラヴァジォ(バロック時代)の静物画の模写です。

今から20年程前の欧州(不法?)滞在の際、これが見たくてわざわざミラノまで行ったにも関わらず、美術館自体が修理中で見る事ができず、仕方なくレオナルドの「最後の晩餐」を見て帰ってきました。
(当時はこちらも修復中で、組まれた足場の間から見てきました。他に見る人も無く一人っきりで、のんびりと眺める事ができました。今じゃ考えられませんが。)

結局の所、その10年後に妻と旅行した時に再チャレンジし、ようやく実物に辿り着いた作品です。

なんでも欧州絵画史上、初めて純粋に静物画として描かれた作品だとか。
まあ、それはともかく私的には、静物画の傑作のベスト5の中に入る一点かな。

恐れ多くもそんな作品の模写。

残念ながら、本物を見ながら描いた訳ではなく、その辺の雑誌についていた写真を見ながらの制作でしたが、やっぱり上手でしたね。
カメラなどもちろんない時代ですから、かかっても一週間以内には描き終えたのかな、などと想像しつつ、そのクオリティの高さに圧倒されてしまいます。

この模写自体、途中で手に負えなくなって、最後はごまかしつつ仕上げて行ったのを思い出します。


「いつかこんな風に描けたらなぁ」なんて思いつつ、それから10年以上の月日が流れましたが、最近、彼らの作品が一生手の届かない所にあるような気がしてならない私でした。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「第28回上野の森美術館大賞展」はもうすぐ始まります!
http://www.ueno-mori.org/taisho.html


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コメント

中村 様
コメントありがとうございます。

カラバッジォは大好きな画家の一人で、この時はシチリア島まで行って作品を見てきました。(さすがにマルタ島までは行けませんでしたが)

彼に人生の浮き沈みとともに作品を見て行くと、彼の心の有り様と言うか、想いみたいなものが、はっきりとわかって、なかなか興味深かったです。

彼の作品とは不思議な縁があって、最初のイタリア訪問ではフィレンツェで、2度目のときはローマで、カラバッジォの大きな展覧会に出くわして、他国に渡った作品も見る事ができたりしました。

投稿: 中野 | 2010年4月11日 (日) 06時16分

カラバッジォのあの静物画の模写ですか!

写真からはイマイチ実感が掴みにくいですが、しっかり挑んで最後まとめてるなあ…と思います。

カラバッジォは私も好きな画家ですが…絵によってかなり好き嫌いがはっきりしてます。
ロレートの聖母やキリストの埋葬、マタイの召命・聖ヒエロニムスあたりが特に好きです。

実は、現在も時々模写をしたいのですが、さすがにそこまで時間がないのがつらいです。

それにしても、ヨーロッパ旅行はうらやましいです。
最後の晩餐、まさに一人占めな状況でみれたんですね。さぞかし充実のひとときだったと想像します。。。

投稿: 中村 | 2010年4月10日 (土) 14時31分

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