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2010年3月14日 (日)

今シーズン、最高の企画展?「Touch it !」

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Touch it !

〜手でみる彫刻展〜

2月20日(土)〜4月18日(日)
9:30〜5:00(入館は4:30まで)
※会期中休館日はありません。

秋田県立近代美術館
秋田県横手市赤坂字富ヶ沢62-46

先月、珍しく「秋田県立近代美術館」の次回展覧会のご案内が届きました。
こんなことは初めてで、ひょっとしたら美術館のアンケートに答えていたせいかもしれませんね。

内容から推測すると、たぶん「所蔵品による企画展」だとは思いますが、それにしても彫刻作品に触れる展覧会なんて、県立美術館もずいぶん思い切った事をしますね。
というわけで昨日、行ってみました。

入場は無料

決して悪い事だとは思いませんが、「タダが一番!」という発想の前に、100円ぐらいの安い入場料を取って、美術館の管理運営費の一部に充填しても良いかなとも思いますが。
「入場料=無料」が習慣化してしまうと、逆に「有料なら行くのやーめた!」という事にもなりかねません。
(いつかの私みたいにね。)

会場入口前で腕時計や指輪をはずし、手をアルコール消毒してから、入場。
ずらっと彫刻作品が並べられた会場内には、子どもでも手が届くように、踏み台も用意してあったりして、こんな気の効いた配慮はGood!!

で、実際触ってみようと手を出してみるのですが、いざ「触っても良いよ」と言われても、どんな風に触ったら良いのか、ちょっとためらいます。

そっと手を出して、恐る恐る、撫でたり、さすったり、軽く叩いたり...

立体作品とは言え、もともと、みられる事が前提であって、触られる事を目的として作られていないような作品だと、触り方自体にその人の個性が表れるような感じです。

こんな時は子どもの方がよっぽど素直で、最初は同じく躊躇気味だった我が子も、慣れてくると頭像の耳や鼻の穴に指を突っ込んでみたり、女性像のおっぱいに触ってみたり、男性像のアレに喜んだり。

普段できない経験にすっかり気を良くした我が子を、最後に待っていたのが....

「さわって遊べる木の遊具」の展示

よく物産展などでみられるような、おもちゃみたいなものももちろんあるのですが、それよりもスゴいのが大きな組み立て式の遊具。
同じRを描く曲線状の細長い積み木を円筒形に重ね、1メートルぐらいの塔を組み上げる事のできる巨大積み木など、自分で組み立てて遊べる遊具(どれも始めて見るもの)満載で、気が付けば子どもと一緒に私も遊んでました。

うちの子お気に入りの木製のボールプールなんかもあって、今回自分も初めて、入ってみたんですが、正直、体重の重い大人には、踏み込んだ途端に、ボールが足裏に食い込んできて、とても痛く次の一歩を踏み出す事がなかなか難しいです。それでも我慢して、5分ほど足を動かしていると、あら不思議!!指圧効果なのか、血行が良くなった事がはっきりわかるほど、足がポカポカしてきます。

さらに驚いたのが、これが美術館の収蔵品だという事。近くに居た館員の方の話だと「販売(の仲介?)」もしてくれるとか。
こんな面白いモノがあるのなら、これからも時々出して欲しいですね。

気が付けば2時間以上も美術館に入り浸ってしまいました。

子ども連れでも絶対楽しめる展覧会!!
春休み中、ぜったい、お薦めです!!



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html

「小さな美術館がやって来る!」計画、進行中!
http://sekainokakera.cocolog-nifty.com/blog/cat38216335/index.html



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