新年から頑張る
「団体展」ってわかります?
日展、二紀展、新制作展に独立展などなど。
要するに、同じ様な考えを持って制作活動する人たちが集まって会を作り、年に一度以上作品を持ち寄って展覧会を開き、お互いの作品を並べ「あーでもない、こーでもない」と議論しつつ、研鑽を高めていくと言う目的の展覧会。
もっと簡単に言ってしまえば「グループ展」の超拡大バージョン、かな?
「会員」「会友」なんての上下関係も比較的はっきりしていて、時には上の人に教えを乞うたり、叱咤されたりすることも。
で、あまり大きな声で言ってませんが、実は私も「国画会」なんて団体に所属して、毎年一回、春に東京の方に作品を送ります。
続けてそろそろ20年となり、一応「会友」なんて称号ももらっていますが、その実、一般会員とあまり変わらない身分なので、その時期になると審査結果を待って右往左往してる訳です。
(上になると無審査で、出品、即展示となる。ただ会費も高くなる。)
こんな団体に所属しているおかげで、ある程度の身元保証ができるなんてメリットもありますが、一方で良くない所もあります。
特に一般や会友のように審査を受ける側の人は、「良い作品を作る」という目標が、いつしか「入選するための作品を作る」という所に向いてしまいます。
会の中でも時々、審査基準が変わって、それが作品の内容に関わる事ならともかく「一点しか出品してない人は、落選」なんていう話が、上位の人の口から聞こえてくると、正直、首を傾げてしまう事もあります。
で、そんな言葉に踊らされるように、「良い作品を作る」ことよりも「複数の作品を作る(そして入選する)」ことに、目が向いてしまったりする人がいたり。
「功」もあれば「罪」もあるという訳です。
送られてきたDMからのご案内です。
森 川 勝 栄 展
Katsuei Morikawa 6th Exhibition
1月18日(月)〜23日(土)
11:00〜19:00(最終日は17:30まで)
櫟 画 廊
(東京都中央区銀座7-10-12第二柳ビル)
この方も国展の方ですが、やっぱり私は詳しくは存じ上げません。
ただ、経歴などを見ると、別の仕事を持ちながらも、精力的に作家活動をされているようで、同画廊での個展も今回で6回目という事です。
同じ会の中でも、こんな風に頑張っている人がいると、私もなんだか元気になってきます。
残念ながら、遠い所なので私自身は見に行く事はできませんが、お近くにお住まいの方、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
以上、展覧会情報でした。
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