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2009年12月 8日 (火)

「小さな美術館がやって来る!」計画

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「移動美術館」計画と昨日書き込んだ所、

「それじゃ、なんだかよくわからない!」

と言った趣旨のお言葉をもらいましたので、この場を借りてもうちょっと詳しく説明させてもらいます。

簡単に言ってしまうと

学校・幼稚園などの空き教室やホールなどを利用して、
私の油彩画を展示して子どもたちに見てもらう。


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という企画です。
もう少し詳しくいうと

1.ここで紹介する7点の作品(又はそれ以下)を、学校に持ち込み、
  展示させてもらう。
2.その際、作家本人もそこにいて、作品の解説などもします。
  場合によっては、授業などに組み込む事も可能です。
3.事前のガイダンスの様なプリントなども可能な限り、こちらで用意します。
4.作品の搬入、搬出、展示などの作業、および開催中の見回りなども作家
  本人が行ないますので、経費はもちろん、人手も必要ありません。
 (もちろん手伝いも、資金援助も大歓迎。ただし見返りはありません。)
5.「私」ではなく「複数の作家」になる可能性ももあります。

5に関しては、今の所、未定です。自分自身、未知数な所が多く、そんな事に他人を巻き込む訳にもいきませんし、作品の管理とか移動など、もし何かあった場合に責任が取れないので、そちらの方については私と同じレベルで協力してくれる方なら考えても良いかな?ぐらいの段階です。正直、作品だけ丸投げされても、困りますからね。

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こんな企画を考え始めたのは、こちらに引っ越して来てからの話。
我が子の同級生の父母に個展の案内をしても、なかなか来てくれる人がいない。地元開催でも状況はあまり変わりません。そんなお母さん方の台詞で良く聞こえてくるのが

「小さい子連れで、行っても良いのか迷っちゃって」

まあ、そればっかりが全てとは思いませんが、例えば近くの美術館で「◯×絵本原画展」みたいな企画展があっても、「行ってみましたか?」と尋ねると、やっぱり

「小さい子連れでの美術館は行きづらいよね..」

それじゃ、そんな風に大人が尻込みしているのだったら、逆に、

子どもの方を美術館に誘っちゃおう!!

かと言って、従来のようにバスをチャーターしてわざわざ出かけるのは学校としても荷が重過ぎるし経費もかかるし...。
それじゃ、さらに逆転の発想で

「校内に美術館を持ち込んじゃおう!!」という訳です。

そして、将来的には、「動物園に行きたい!」と同じ感覚で、「美術館に行こうよ!」言い出す様な子どもたちが育ってくれれば、私たち芸術家にも明るい未来が開けるような気がします。

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実際問題として「手は借りない」とは言っても、やはり当の学校の先生方の理解と納得だけは最低限必要だったにも関わらず、殴り込みのように(?)校長室へ押し掛け、企画書もないまま、ぶっつけでお願いすると言う、とても社会人の行為とは思えないやり方だったので、その辺りは深く反省しています。

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そうはわかっていても、こんな歯車を回そうと思うと、下準備にばかりこだわっていると、なかなか前へ進みそうにないので、この際、先に「エッーイ!!」と飛び込んで、「決定してから詳細を煮詰めよう!」と思っての暴挙です。

今回は学校内での企画ですので、一般の方の観覧は無理だと思いますが、将来的には授業参観なんかともタイアップできれば良いのかなと思っています。

引き続き、興味のあるという方がございましたら、遠慮なくご連絡下さい。

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中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html




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