気が付けば「トマソン」!?
これは秋田県立近代美術館、入口前にあるキリンのゾウ、じゃなくて像。
ほぼ実物大の立体作品なんですが、よく見るとまるで食事の最中みたいに、口に草をくわえています。
誰もみてない時に食べてるのかな?
昨日も「ネオテニー・ジャパン展」にでかけます。
この日はコレクターの高橋龍太郎さんのギャラリートークを聞きに行きます。
いつもながら、司会者の言葉の歯切れが悪く、話し手のコレクターさんも時々、苦笑。
それでもコレクターならではの興味深い話も聞けて、楽しい時間を過ごす事ができました。
話を聞いていて思ったんですが、「映像作品」を購入する時って、「どの部分」を買うんでしょうか?
ソフトだけなのか?
それともハードごと丸ごとなんでしょうか?
「この作品は大きな画面で見て欲しい」とか、
「部屋は暗くして欲しい。」とか、
「この映像はビデオテープじゃなきゃダメだ」とか。
作家さんには作家さんのこだわりたい部分もあるし、高橋さんぐらいのコレクターになれば、「購入する側」からの要望もあるだろうし。
おまけにデジタル処理してしまえば、いくらでもコピーが可能で、そうなると「版画」みたいな価格の設定になるんでしょうか?
そんな事も聞いてみれば良かったなぁ...。
前々から思っていて、いつか書こうと思っていた事。
「ふるさと村」を通らずに、この美術館から直接駐車場の方に降りていくと、右の様な横断歩道があります。
でも、駐車場に行こうと
その横断歩道を渡ると、そこは...
行き止まり
直接、駐車場に下りる階段がある訳でもなく、歩道なんかもありません。
渡りきった所が車道の路側帯じゃ、何の意味もありません。
こんなのを見ると、70年代にあった「超芸術トマソン」なんてのを思い出して、微笑んでます。
ただこれも立派なお役所仕事と考えると、笑ってばかりもいられません。
現実的にこれを利用する人がいる訳ですから。
秋田市内でも、旧日赤跡地あたりで再開発事業の計画が進んでいるようですが、こんな大規模でお金のかかるところで「トマソンな」ことをしない様に気をつけて欲しいものです。
って言うか、この計画自体がすでに「トマソン」的なのかもしれません。
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
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