展覧会を作る。もしくは造る。或いは創る。
ネオテニー・ジャパン展 企画、第2弾!!
鴻池朋子/アーティスト・トーク
行ってきました。
前日のブログにも書きましたが、B-1グランプリのため、駐車場の混雑が予想されたので、早めに会場へ向かいます。
ですが、結局の所、1時間前には会場についてしまい、せっかくだからと、私もB-1会場にて昼食。
ただ、一つのブースに30分以上並んでしまうと、券を使い切る事ができなさそうなので、比較的短い列に並ぶと言うあまり好ましくはない状況。
まあ、食べられただけでも良いか..。
というわけでアーティスト・トーク会場には時間ギリギリに入場。
人数的には昨日と同じか、少し多め?で、相変わらず年齢層は(残念ながら)やっぱり高めです。
アーティスト・トーク自体は、今、東京で行なわれている鴻池さんの個展の話を中心に展開されます。その会場準備のためのメーキング映像なんかもあり、普段のぞく事のできない様子や裏話が聞けました。
それにしても、「トーク慣れ」していらっしゃるのか、話の内容も判りやすく、最後まで興味深く聞かせて頂きました。
この日の司会者さんが前日と同じ方だったので、一抹の不安もありましたが、逆に今回はいろいろと面白い話を引き出して下さいました。
その内容から察する所、今回の会場作りに関しては、実際、鴻池さんから、かなりアドバイスを頂いていたようです。
確かにそう言われてみると、普段は絶対に展示しない様な、階段の踊り場や物置、廊下などの場所にも展示があり、(まだまだ硬さはありますが)その斬新さの理由が何となく判りました。
現代美術の展示が初めての上に、まだ経験も浅い当の学芸員がそんな企画をまかされて、苦しみ、悩み、奮闘している様子も聞く事ができて、面白かったです。
そんな中で印象に残った言葉が
展覧会をつくる という一言。
作家さん本人の口から出る言葉としては、しごく当たり前なのですが、学芸員の方からそんな言葉を聞いた時、ちょっとショックを受けました。
確かにこれだけ大きな展覧会ともなれば、個々の作家一人の力だけでは展覧会などできません。
そう考えると、作家はもちろん、そこに関わる学芸員などもまた「ともに考えて展覧会を作り上げていく一員」なんだなあと実感させられる言葉でした。
そんな興味深い話の後には。お決まりのサイン会。ただ作家さんの「本を買った人、優先」ということで、きっと買わなくてもサインはしてくれたんだろうなぁ、と思いつつ、よくよく考えて、「この人の作品自体にはあまり興味がない」自分に気付いて、こちらの方は遠慮してきました。
作家さん、そして学芸員のOさん、
良い話を聞かせて頂き、ありがとうございました。
そして、ぜひ今回のノウハウを生かして、この辺りではちょっと観られない様な面白い企画を、またいつか見せて下さい。
期待してます。
そうそう、ミュージアム・ショップは平日も開店するそうです。
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
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