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2009年9月 2日 (水)

旅の記憶、その2/強風には秋の薫り..

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意外と寒かった夜行電車内。
エアコンの効き過ぎか、はたまた近づく秋の気配のためか...

09090106札幌駅で歯磨き洗顔を済ませた頃には、「駅そば」も開店時間。後はレンタカーの予約時間まで、ホームのベンチで読書。

09090107借りた車は日産マーチ。
走行距離はまだ1万キロ未満の新しい車でした。

手続きを済ませたら、迷う事なく、北は最果て稚内を目指して、車を走らせます。

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往路は国道275号から入る内陸ルート。
しばらくは田んぼばかりが続く田舎道でしたが、沼田町を過ぎ幌加内峠を過ぎた辺りからは、そば畑に取って代わります。
そういえば、この辺りの名物は「そば」。あと半月ぐらい後なら、新そばが味わえたのに....

風景はあまり変わらない。
空の広さも変わらない。
時計だけが刻々とその時間を変えていきます。

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朱鞠内湖を左手に眺めつつ、やがて美深辺りで国道40号線と合流。
北上を続ける程、風は強さを増し、防風林が激しく波打っています。時々車が横に煽られる事も。
そんな中を、こんな荷物にロープも掛けずに走るトラックを目撃。
これ一つで1トン近くあると言うから、大丈夫だとは思うけど、真後ろを走っているとちょっとドキドキします。

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よくよく見渡せば、こんな干し草ロールがあちこちに転がっています。改めて驚く光景ではないのかもしれないけれど、遥か遠くに、白い直線を描いて見える程、大量のロールにはやっぱり素直に感動。赤い(?)パラソルを並べたクリストが、この光景を見たらどう思うんだろう。

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途中、ちょっと寄り道をしてコトトイの松へ挨拶に。
この樹は、私とはちょっとした縁のある樹で、いつもこの辺り来る時は、必ず挨拶に来るのです。
最初に出会った時はだいぶん風雨に晒されたのか、痛々しい感じさえして、ここを訪れようと思う度に「あの樹はまだあそこに立っているのかな?」と不安な気持ちを抱きながら出かけて行き、その姿を見てホッとする、という事の繰り返しです。

その後は、近くのカフェで珈琲を。
こんな牛と牧場と雪しかない様な所で、いつの頃から営業していたのかは知りませんが、その2階の窓から見える利尻富士の眺望の素晴らしさに、しばし言葉も忘れ、見入ってしまいます。
もっとも一人旅なんで、口に出して喋り出したら、気味が悪いか...

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お店の方と
「雪が積もったら、もっと素敵なんですよ。」なんて話を聞きながら、そんな光景を頭に描き、ずっと眺めていたい気持ちに後ろ髪を引かれつつも、車をさらに北上させます。

ここまで来れば、目的地まではあと30分程度。
そう思うと、ついつい懐かしさのあまり、あちこちと寄り道してしまいます。

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稚内市の外れにある夕日ヶ丘展望台から見た海と空と利尻富士。
荒天の日が多いこの辺りでは、よくよく考えてみれば、こんな素晴らしい景色も、結構日常的で、特に目新しいものではなかったような気がします。
高山の上と同様、人が住みにくい環境の所には、その分、美しい風景を見せる機会が多いのかもしれません。

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そんな事を着いたホテルの部屋の中でぼんやりと考えつつ、着替えを済ませたら、目的の結婚披露宴会場へと足を運びます。

それにしても高い建物がないよね。



中野修一公式ウェブサイト/この世界のカケラを眺めながら
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html


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