突然、御嶽山に登る
家を出て、市街地に向かって歩みを進めると、決まって目に入るのが御嶽山(みたけさん)。
「頂上まで登れる」と言う話を聞いてから、そのうち一度は...と思っていたのですが、昨日、突然思い立ち、朝のウォーキングの路線を変更して登ってきました。
と、思い立ってはみたものの、家を出た途端、町を怪しく包むように現れた濃霧に、行く手を阻まれます。まるで作り物みたい境目のはっきりした霧で、全てを飲み込むみたいに広がります。
「ウルトラQ」のテーマ曲を口ずさみつつ、町外れにある登り口までたどり着きます。ちなみに何の表示もありませんので、ちゃんと調べておかないと見を問う事、必須です。
こんな砂防ダムを途中に見ながら、登り続けます。
結構きつい登りがどこまでも続くので、毎日のウォ—キングコースとしてはちょっと不向きかもしれません。
高い木立に覆われていますので、眺望もほとんど期待できません。
とか言いつつも運が良いと、木立の間からこんな光景にお目にかかる事ができたり、時々、街並なんかも垣間見る事もできますが。
別名「アンテナ山」じゃないけれど、こんな風に各社のTVや携帯電話のアンテナがたっています。(という事は冬でも入山可能かも?)
そしてここまで来れば頂上はもうすぐそこ。
写真ばかり続いて、はなはだ読み応えの無い文章で大変恐縮ですが、本当に何もありません。だいたい麓からここまでの所要時間、わずか15分弱ですから...。
などと言っているうちに頂上の御嶽神社に到着しました。
こんな2頭の狛犬に迎えられ、足を踏み入れた境内は、人の通った跡もほとんどなく、そもそも人の存在さえ当てにする様子でもなく、静かな空気に包まれていました。
残念ながらここからの眺望も、木立に邪魔されて、見えるのはわずかに空だけでした。
ぐるっと辺りを見回してから、
もと来た道を引き返します。
結構急な下りのせいで、帰りの所要時間も行きとほとんど同じくらいの15分弱。
あとで地元の方に聞いた話だと、このルートは裏参道で、主にアンテナ施設を管理するための道路らしく、反対側にはちゃんとした表参道もあって、昔はお祭りの時にこの参道にずっと提灯が並んできれいだったと言う話です。ただ、今もその道が通れるように整備されているのかは、わかりませんが...。
そんな光景を頭に思い浮かべつつ、ぜひ再現してみたいななどと、無責任に思ってしまう今日この頃でした。
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
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コメント
吉岡良一 様
コメントありがとうございます。
昔、北高(現、翔北高校)に通っていた知人の話だと、「部活の体力トレーニングでそんなルートを登ったような気がする」と言う話だけは聞いた事があるのですが、詳しく調べた事はなかったんです。
それから数年前のある夜に、やっぱり北高側の斜面なんですが、下から頂上までを辿るように灯籠みたいな照明を付けたような時がありました。
ただ、公の地図や観光案内みたいな物にもそのルートは見当たらず、やっぱり普段は使えないのかもしれません。
ちなみに学校山の方もよく行くのですが、実際、表示板はあっても現在は整備されておらず、使えないルートが結構あったりしますので、御嶽山の方もひょっとしたらそんな具合なのかもしれませんね。
これからも時々、そんな湯沢の情報も載せて行くので、また見にきて下さい。
そうそう、湯沢市役所新庁舎もうすぐ完成します。で、それが終わったら、湯沢駅の改築も徐々に進んで行くと思います。
では。
投稿: 中野 | 2013年11月18日 (月) 14時24分
はじめまして。かってに、歩き回り、
このブログにたどり着きました。
中野さんの足跡も確認させていただきました。
ありがとうございます。
興味深い記事がたくさんでした。
最近の(といっても、ここ10年ばかりですか)湯沢の様子が、
わかりました。
小生、湯沢を40年以上前に離れ、以後首都圏にて暮らしています。
ただの爺です。
御嶽山について、ですが。
さつき町、山の神から入るルートではなく、
かつての北高の奥の方、御岳町からの古い参道があったと思います。
たぶん確認されているかとは思いますが、
どうでしょう。もう廃れて仕舞ったんでしょうか。
小生、記憶がダメになったのかも。
そのルートから、100回以上登ったんですが、もう消えたのかな。
たわ言でしたら、すみませんでした。
貴ブログ、なつかしく拝見しました。
興味の対象が似通ってるので、興味深いものがありました。
芸術の方、ご健闘をお祈りします。
投稿: 吉岡良一 | 2013年11月15日 (金) 09時35分