日食、見ました?
日食と言えば、小学生の高学年(あるいは中学生?)の頃に、ろうそくでガラスに煤をつけ、観察した記憶があります。ちなみにあの宇宙飛行士の毛利さんも見たと言う北海道での皆既日食は、私が生まれるちょっと前の話なんで、それではないと思いますが、ガラスをあぶり過ぎて割ってしまった記憶と、昼なのに辺りが暗くなったという思い出だけがどこかに残っていたので、「皆既」ではないけれど、日食を見たのは確かなんです。
昨日が日食だという事は重々承知していましたが、出かける時点ではあいにくの空模様。
ということで、まあ、無理だろうとこの辺りからすでにあきらめモード。仕事中はそんな事もすっかり忘れて、せっせとパネル塗りに励みます。
「この四枚を塗れば、塗装は完了!」
ということで、次の行程についても思いを巡らせたりしながら、ひたすらローラーを転がします。
すると妻からの電話で
「日食、見えてるよ」
という事で外に出てみると、いつしか雨もやんでいて、確かに雲の切れ間から時々、太陽が顔を出しています。
しかも上手い具合に、薄い雲が太陽の下を横切り、その時には太陽の形が肉眼でも観測できます。
「あっ、欠けてる!!」
月みたいに、一部が欠けた太陽を確認する事ができました。
ちょっと興奮!
しかし終盤に近かったせいか、その影はみるみると小さくなり、やがて太陽は元の形と明るさを取り戻し、いつもと同じように、流れる雲の間を漂う如く、そこに輝いています。
しかし、すでに何事もなかったかのように佇んでいる太陽とは裏腹に、私の目の中には、文字通りその時に焼き付いた残像が、しばらくの間、視界の真ん中に漂っていました。
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
田村寛維(写真)/中野修一(油彩) 作品展
日 時:2009年8月1日(土)〜7日(金)
1日〜4日//10:00〜19:00
5日〜8日//10:00〜21:00
会 場:秋田県湯沢市表町2丁目5−23(皆常商店 旧事務所)
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