小さくて、蒼いシミ
午前中は強風と雨。
それでも夕方からは青空も所々に見え、のんびりと落ち着いてくる。
それでも再び空に目をやると、荒天の余韻があちこちに見える雲模様。
そんな夕刻に、子どもと二人、水を汲みに「力水」まで歩いて行く。
中指に残ったシミに気が付く。
出かけた先の展覧会で、芳名帳を書く時に手に持ったガラスペンのインキの跡。
痕跡...
詩や文章などその人の言葉を並べた様な展覧会。
その言葉にのせて、紡ぎ出される一つの世界。
会場にたくさん置かれた言葉の中の、ほんの少しを覗いただけですが、もちろん、その一字一句を憶える事はできないし、例え「どれが好きなのか?」とか「何が良かったのか?」と問われても、実際、答える事はできません。
でも、この指に残った蒼いインクの跡みたいに、その印象みたいなものが心のどこかに染み込んで行った様な感じです。
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
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