風の行方

「いつか鳥海山を描いてみたい。」
そんなぼんやりとした気持ちをいつか実現しようと、天気が良くなると鳥海山の方へ足が向きます。
ただ山という素材は、あまりに近づき過ぎるとその形は曖昧になり、また場所を変えると全然馴染みの風景とは違うものになったりします。
そんなことは百も承知なのに、ついつい近くに行って眺めたり、違う表情を捜して別の角度から眺めようとウロウロしてしまう訳です。
今日は子どものお守りも兼ねて、二人で出かけます。子どもの目的地はにかほ市にある「フェライトこども科学館」なんで、方角以外はこちらの意図とはかなりの隔たりがあるような気もしますが、そこはそれ、いつも一人でフラフラ出かけてばかりいると、この先何を言われるかも判りませんし・・・。
今日は趣向を変えて、県道70号(鳥海矢島線)から県道32号線(仁賀保矢島館合線)と行く「県道コース」で行きます。こちらの方がいつも利用する国道108号線(通称矢島街道)よりも高度が高い分、見晴らしが良かったりするので、景色もいいような気がします。
ただ残念なことに、上の写真のように周囲の天候とは裏腹に鳥海山は雲に隠れ気味。この段階ですでに鳥海山本体を拝むことは半ばあきらめて、心はすでに散策ドライブモードにチェンジ。変にこだわり過ぎると、その周囲の興味深い風景まで逃してしまうので、
「運が良ければ、鳥海山」
ぐらいの気持ちに切り替えておきます。そうすれば最悪、転んでもただでは起きずにすみます。
途中、冬師と言われる辺りを眺めながら、夏場に一度通った時とは、ずいぶん違った表情を見せていることに気づき、もう少し雪深い時にくれば良かったと後悔。後1年ほど待たなければダメですね。

羽根が歪んでます!
写真ではちょっと判りにくいかもしれませんが、確かに先っぽの方を湾曲しながら回転しています。この風車も好きで、よく色んな所に観に行ってましたが、こんな光景は初めて見ました。

この後はお約束の「フェライトこども科学館」へ。四日前なら無料だった我が子も、今日は300円を払っての入場です。まあ仕方ないか。
リニューアルしたということですが、大きな改装ではなく、体験装置が一つ増えただけで、大きな変化ではありません。その新しい装置も春休みの子どもたちでいっぱいで、なかなか順番が回って来ませんでした。
以前からあるディズニーランドの「スターツ・アーズ」みたいなライドも人気で、順番待ちでした。これはこの中でも結構楽しめる乗り物ですが、小さい子にはちょっと怖いかもしれません。
あと、外にあるゴム製のひょうたんを縦に半分に割ったみたいな形のトランポリンですが、これが結構楽しいんです。この日は遊んでいる人数も多く、それぞれが好き勝手にはねると、予想外の所でジャンプしたりして、それが面白いようで、寒空の下、汗がでるほど飛び跳ねてました。

帰りはもと来た道を戻るように,仁賀保高原の方へ向かいます。その途中見つけたのが、こんな風景でした。
残念ながら最後まで鳥海山のてっぺんを拝むことは出来なかった今日の旅ではありますが、変わりに「九十九島」風のステキな風景を見ることが出来たので、今日は「これで良し」としましょう。
http://homepage.mac.com/sekainokakera/index.html
http://www.nishiwaki-cs.or.jp/okanoyama-museum/thumbhole/
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